あらすじ
時は明治、世紀末。帝都では、様々な奇怪な事件が発生していた。
天才作家、泉鏡花(いずみきょうか)の担当についてから、あやかしが「視(み)える」体質となってしまった新人編集者、香月真澄(こうづきますみ)。以来なぜか出歩けば変なものにとりつかれ、巻き込まれてしまう。
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Posted by ブクログ
今市子先生が原作でなくて、原作のコミック化だったんですね。
鏡花の不思議な作品好きなので、どう描かれるのかなぁと思ったのですが、今先生の「百鬼夜行抄」の世界観と似ているのに、今先生の作品の印象より、ちょっとあやかし色は薄く、鏡花先生一人舞台で、ちょっと耽美よりな印象でした。それでも香月君は、鏡花先生が大好きなんだろうな。すのたった豆腐はまずそうだよ、鏡花先生。偏屈な作家先生、しかもまれ人の供物にしちゃったり、どエスっぽい鏡花先生は好きです。原作の二人の関係や雰囲気も知りたいので、原作にもチャレンジしたいです。でも、民俗学のベースがかなりあって、加えてあやかしの世界の理のある、今先生世界観のが好きなんだよな。