門田泰明のレビュー一覧

  • 冗談じゃねえや 浮世絵宗次日月抄

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    前に読んだ浮世絵師宗次が面白く、実家の本棚から持ってきたもの。
    読みやすい。時代小説ならではの出自を隠し、隠しきれない育ちの良さがあり、人たらしで才能ある宗次がどんどん世のため人のために歩いていく話。
    道歩く人に声かけられ、ちょこちょこ世直しし、愛想振り撒き、それが嫌な感じでなく、よくわからないうちにスピード良く、ハッピーエンド。

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    2023年11月12日
  • 汝よさらば(五)浮世絵宗次日月抄

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    宗次が江戸を留守にしている時に、知り合いの目明しの手下達が敵方に斬られ、自身も旅先で伴っている大身旗本の姫の顔に傷を付けられる。これに怒った宗次は単身敵方に乗り込もうとする。その間に一旦は別れた美雪とヨリを戻す。将軍家からの申し出もあり、それを許さない勢力との最後(?)の闘いが始まる。
    門田劇場の激烈な剣戟シーンが今回も炸裂する。
    しかし、ラストに待ち受けるのは非情な・・?
    これで終わるとは殺生な。
    新シリーズへ、それとも完全に終わりですか?

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    2021年08月11日
  • 命賭け候 浮世絵宗次日月抄

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    第一弾
    主人公の誕生にまつわる秘密が
    どうでもいいが淀君(豊臣)と尾張徳川の血の流れ!
    お幸との出会いも!
    あまり関係なく読めばよいか?

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    2012年08月22日
  • 拵屋銀次郎半畳記 汝 戟とせば三

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    『拵屋銀次郎シリーズ』としては13冊目だろうか。最初の頃の拵屋の仕事も全く無くなって、幕府の高官となって行動する事が殆どになっている。
    今回も徳川家継から徳川吉宗への交代時期に当たり、吉宗との違和感のある友人関係から、吉宗の任命で本丸参謀長・二条城城代となり旗本最高位になってしまった。それでいて、気になる女性のために京都まで勝手に行ってしまう。
    今回も剣での闘いは少な目。作者が調べた幕府の蘊蓄が相変わらず多め。シリーズで読んでいるのでやめ時が難しい。

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    2024年09月13日
  • 蒼瞳の騎士(上) 浮世絵宗次日月抄

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    「浮世絵宗次シリーズ」としては24作目。
    前作で鉄砲で撃たれた宗次のため、シリーズもこれで終わりと思ったら3年ぶりの復活。「拵屋銀次郎シリーズ」と同様に女性にだらしない。妻や多勢が爆死しているのに、自分を助けてくれた蒼瞳の女医が心配でフラフラしている。爆死現場には大身旗本の娘を同道。
    女医が長崎へ帰還する途中で拉致され、一目散に小田原に向かう。身分は副将軍まで上り詰めたのに、留守して大丈夫かと心配になる。結末はどこに向かっているのだろうか?

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    2024年05月15日
  • 拵屋銀次郎半畳記 無外流 雷がえし下〈新装版〉

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    またまた、むちゃくちゃ剣が強くて、女にモテて、由緒正しきヒーローが、天下を揺るがす陰謀に立ち向かう、波乱万丈の活劇。解りきったパターンだけど、これが面白くて、止められない。

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    2024年04月14日
  • 負け犬の勲章

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    著者のファンとしては駄作に近いといわざるをえない。
    主人公も含め登場人物の描き方が類型的すぎて魅力がない。唯一共感の余地があるのは表題作の負け組定年リーマンだけ。彼が会社への屈託を非常に文学的な手段で解消する点、起業小説と純文学の交錯が認められる。ただし時間をかけて練り上げられた屈託も最後には「溜まりに溜まった感情の爆発(または不発)」という退屈なワンパターンに結実してしまい、がっかりせざるを得ないのだけど。
    そういうふうに感情の爆発でいかにも形式的なオチを付ける短編が多く、おいおいまたかよ。。。という感想になる。
    経済小説の専門家でないためリアリティーがないのも、没入の妨げとなる。いろんな経

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    2023年12月01日
  • 拵屋銀次郎半畳記 汝 戟とせば(二)

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    最初の1章がまるまる長崎へ赴任するオランダ人達の話しと、ヨーロッパの情勢の話題のみ。どこへ向かうのかと心配になる。最後にちょっとだけ出てくるが、書かれた趣旨と関係が良く分からず。
    今作も敵対関係勢力の全容が分からず、イライラしてくる。徳川吉宗も登場してくるが、吉宗も襲われるものの相手が分からず。さらに、銀次郎も吉宗も女性にうつつを抜かし、変な方向へ。
    読み続けるのが不安になってくる。

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    2023年08月10日
  • 日暮坂 右肘斬し

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    2章の構成だが、1章は月刊誌、もう1章は文庫本への付録として書かれたもので、主人公が同じ以外は全く別物のように読めてしまう。
    1章は親友夫婦が襲われて夫は死亡、妻は重症となる。この夫は酒の席での喧嘩と労咳が原因なのか旗本を追放されるが、この理由が最後まで不明。襲われた理由も何となく分かるが、詳細は出てこない。主人公の日暮坂道場主の竜之介は犯人の手掛かりを求めて道場の総本山がある甲州へ行くが、行った先は残っていたものの恩師の娘が庵主となる尼寺に変わっていたが、これも詳細は不明なまま。
    2章は訳ありの青年剣士と母親の話し。最後の方に青年剣士の出自が明かされる。この母親は竜之介と過去に相思相愛の仲だ

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    2023年06月11日
  • 拵屋銀次郎半畳記 汝 戟とせば(一)

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    拵屋銀次郎も4シリーズ11作目。前作で一目惚れした女性を江戸まで呼んだのに、忘れて他の女性に目移りした不実な姿を見せていたが、今作でもそれが悪化した感じ。その女性が恩人を守るために殉職しているのに、部下の黒鍬の首領女性などに再三言い寄る。また、何度も敵に襲われて都度大怪我を受ける。最初の頃の粋な拵屋でいた時が懐かしい。

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    2022年09月12日
  • 拵屋銀次郎半畳記 汝 想いて斬 三

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    「剣戟文学」と帯に書かれていて、確かに闘争の場面が激しい作家。一方、調べた知識を詰め込んだ箇所はゴシックで表現するという変わった文体。また恋愛表現が苦手なのかヒロインが出てもあっさり終わる。前作では大坂にいた女性を見初めて、江戸の屋敷まで呼んだのに、そのまま放置。今作ではその女性が行儀見習い先で賊に襲われて命を失ったのに、あっさりとしたような感じ。もっと憤怒に燃えるとか無いのかな。
    今シリーズも最後は一人で殆ど敵を殲滅。3作目にして終了するが、黒書院監察官大目付の職に任じられてから「拵屋」とは離れる一方で、このタイトルのままで続くのだろうか?

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    2022年03月17日
  • 拵屋銀次郎半畳記 汝 想いて斬 二

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    圧倒的な剣戟のシーンの一方で、3人の女性の乳房への妄想が前作より激しくなってきた。艶に対しての純愛はどうしたのだろうか?
    暗殺集団の背景は今作でも判明せず。まだまだ長期化しそう。

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    2021年03月12日
  • 汝よさらば(三)浮世絵宗次日月抄

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    美雪と婚礼かと思ったら・・・。以前も婚礼寸前で終わったので、同じことが起きたと思った。
    今シリーズの仇敵(廣澤)との一戦を期待していたが、こちらも肩透かし。このシリーズはこれで終わりかどうか不明。まさに「汝(きみ)よさらば」のタイトル通りかも知れない。いろいろな困難を乗り越えて、宗次には幸せになって欲しいのだが。

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    2019年10月22日
  • 半斬ノ蝶(下)浮世絵宗次日月抄

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    第六弾
    前巻の続きでいいかわした料亭の女将幸が失踪、実は日野富子派のリーダー
    そして対立の経緯を教えられた吉良上野介ととの妻は幸の妹?
    続きを待つか、前巻を読み返すか?

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    2014年03月25日
  • 半斬ノ蝶(上)浮世絵宗次日月抄

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    第五弾?(出版社が複数あり?)
    色々な美女が登場し、尾張徳川の系列で高貴な生まれの浮世絵師(当然正体を隠す)
    室町幕府の日野富子と今参局の対立が江戸の世に?
    面白そうで面白くない!前巻までの記憶が無い?(登場人物の背景が?)

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    2014年03月25日
  • 秘剣 双ツ竜 浮世絵宗次日月抄

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    第四弾
    幕府内の暗闘、最強の忍者集団との死闘
    将軍家綱の娘扇姫との係わり
    長いがある面一気に読める

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    2012年08月30日