高山しのぶのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
戦国物ではありがちだが、戦によって主君が倒れ、残された少年が藩主となり、残された家臣たちとともに再興を目指すという物語。
わずか十二歳で主君となり、急展開する毎日に怯えながらも自分が主君であること、主君たる力がないこと、けれど主君をやめることはできないことを自覚し、一生懸命考えながら生きている祥三郎が可愛くて溜まりません。祥三郎の家臣の息子・利助も父を心配しながらも、自らも主君に仕える身であることを自覚して頑張っているのを見たら、涙が出そうになる。
今の子供のように好きな職業を選べない代わり、彼らは生きることに一生懸命で、くだらないことに迷わない。
ファミレスで食事の途中でテーブルを離れ -
Posted by ブクログ
最初買った時は失敗したかな?と思いましたが、話は深みを増して絵もどんどん綺麗になっていきますね。
その分、モノクロで見るとごちゃごちゃして見えるようにもなりましたが…(苦笑)
難点をつけるとした一つだけ。
実の所、この方の描かれるギャグはあまり好きじゃありません。同人臭漂うノリと読者おいてきぼりなテンションが読んでて痛い…。例えるなら種○有○さんのような痛さ。
そうは言っても、カラーや構図の技術は十分お持ちです。妖怪の書き込みやストーリーセンスは流石。
尊敬すべきは、共通して連載抱えてた『Mr.Morning』や『ハイガクラ』といい、仕事をこなすのが早いこと早いこと。月刊誌連載とはいえ