鄭銀淑のレビュー一覧
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ネタバレ[ 内容 ]
ソウルには昔の姿をそのまま留める市場が数えるほどしかなくなってしまったが、地方ではまだまだ健在で、歩いているだけで子ども時代に戻ったような気がしてワクワクする。韓国では、六〇年代、七〇年代の風景が現在進行形で存在する。
そして、地方には韓国の料理が昔のままの姿で残っている。
市場で働いている人や買い出しに来た人たちがかきこむクッパプ(汁かけ飯)、ハルモニ(おばあさん)がていねいに焼き上げるチヂミ(お好み焼き)、でこぼこのヤカンから注ぐマッコルリ(どぶろく)など…。
田舎で出合える、暖かい味。人情に酔いしれて見えてきた、本場の味。
[ 目次 ]
第1章 韓国食文化の代表格(半島南 -
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「韓国人留学生が2人集まれば、留学生新聞を発行する」と、韓国人自身が半分本気で言うぐらい、結束力が強いというか、同族意識が強いというか、束になって主張するのが好きというか(束にならなくても主張するけれど)、そういう傾向のある韓国人ですから、「韓国人」というくくりだけでなく「地方人」ごとの特徴、まとまりも目立ちます。それが地方対地方の対立や差別も内包している場合もあるので、語るに気をつけなくてはならず、でも適当にしゃべるのは楽しいというタイプの話題です。これは韓国の地方ごとの特色について、取材および古今の文献に基づいた分析で、知的にフェアに説明するのが難しい「地方色」についてさまざまな角度から検
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年末年始のソウル旅のレポートです。本の紹介は巻末にあります。また、長くなるのでリーフの説明も更にその巻末に入れました。
2023年12月30日(土曜)雪 4日目
部屋にはいくつか不便(風呂の水が部屋に流れる、等々)はあったけど、それは想定内。9時すぎに部屋を出る。雪だった。それも積もりかけている。今日は「曇時々雨」じゃなかったのか!
宿のおばちゃんは今朝もいろいろ心配して一言言う。それが意味わからなくて、今回はハングルで書いてもらった。翻訳すると「宿に帰っていなくても、自分で鍵を開けてください」ということだった。とても心配性。でも、傘を貸してくれた。まるで下宿の大家みたい。
雪だ。確か -
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先日レビューした「美味しい韓国」で、ソウルグルメ情報は十分すぎるとは思ったのであるが、鄭銀淑(チョン・ウンスク)さんのweb発信記事を読んで、もう少し読みたくなった。少し古い(2016年)し、「美味しい」と被るところも多いが、こちらにはカラー含む写真や土地の説明多く、西村、明洞、阿峴市場、仁峴市場、中央市場、昌信洞、踏十里などの情報も載っていて、そのつもりはなかったけど旅に持ってゆくことにした。
先にレビューした「美味しい」は読む時は借りたのだけど、我慢できなくなって古本で買った。本書も買ったので、もはや詳しくメモする気もない。けれども、たくさん線を引いた。「美味しい」でよくわからなかった店 -
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戦前、「五族協和」というスローガンを掲げ、多民族が共存していた満州国。事実上日本が支配していたこの国で日本人は「一等国民」とされていた。現地の中国人は「三等国民」。ここで「二等国民」とされていたのが、朝鮮の人々だ。
韓国人の著者は、延辺、長春、瀋陽、大連と旧満州の残像を訪ね歩く。中国に住む朝鮮族の人々にスポットを当てるあたりは著者ならでは。中国からの引き揚げで大変な苦労をした日本人や、中国残留孤児の話は何度も読み聞きしてきたんだけど、この視点は新鮮だった。
海外に行くとついつい古い建築に目を奪われてしまう私。日本はアジアの旧植民地で多くの建築を残しているけど、日本の傀儡政権だった当地もし -
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マッコルリについて知りたくて読書。
あいまいだったマッコルリとトンドン酒の違いを知ることができる。
全国の特色あるマッコルリを紹介している。今夜、マッコルでもを飲みながら語れそうなウンチク満載。北朝鮮のマッコルリの味や種類を知りたくなる。
本書は紀行作家の本領発揮といえる内容。しかし、新聞記事のような複数段で構成されているので、やや読みづらい。
著者は歴史に触れないような本業の紀行文で活躍して欲しいと思う。歴史に触れると、残念の一言なので・・・。
マッコルリとトンドン酒の違いの分かる男になりたい。
本書は知人からいただいています。有り難うございます。
読書時間:約50分 -
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韓国の地方を知りたくて読書。
地方、離島などの文化や人々、そして、過疎化が進行している現状も感じることができる。これをすべて日本語で書いているところがすごいと思う。
著者は現在、韓国を拠点にしているため、先に韓国表記、後から日本表記と韓国への配慮を感じる。
マッコリを、マッコリルリ(ルは小さいル)、新義州(多くの本ではシンミジュ)をシンウィジュと表記するなど著者の韓国語発音のカタカナ化へのこだわりを感じる。
20年飲んできた紹介しているだけあり、マッコリにまつわる話が多い。
地方もいいなと思う。しかし、今はあまり・・・が正直な氣持ち。
本書は知人からいただいています。有り難うござい -