加藤嘉一のレビュー一覧

  • 中国「軍事強国」への夢
    正しいかは別として、中国の戦略的思想は、どの側面からも考え抜かれており、行動との整合性がある。
    中国側からの視点に触れた後は、日本国内での中国論がいかに的外れであるかを痛感する。
    国産装備が優秀だとか、水陸機動団が精強でだとか、防衛力のみが強調され、マスコミやネットで喧伝されること自体が中国の情報戦...続きを読む
  • 中国「軍事強国」への夢
    習近平のブレーンとされる劉明福国防大学教授(上級大佐)の著書。極めて鮮明に中国の発展観・国防観が明らかにされていて、(当然同意はできないが)率直で読んでいて気持ちが良い。ハイライトは第5章の「反台湾独立から祖国の完全統一へ」ということで、基本的には武力統一が出来て、台湾も米国も(日本も)抑止される強...続きを読む
  • 中国「軍事強国」への夢
    まず著者が凄い軍人らしくて、会った人がみな強烈な印象を抱いている。高身長で姿勢もよく、メールの中身もぴちっとして時間も書かれ、待ち合わせではケータイをいじるでもなく時間に遅れることもない。威圧感があるように思いつつ、決して人の話を遮ったりせず、謙虚で質素らしい。
    習近平の反腐敗や中国の夢とか、ブレー...続きを読む
  • これからの中国の話をしよう
    「テーマで世界を見る時代」というのがとても印象的だった。単一主義の日本を何とかしようという二人の熱意が伝わりました!中国について語っている二人ですが、中国への想いや話を通じて、その先に日本や中国や世界を良くしたいっていう目的をもって活動されてるんだなってことが自然と伝わってくるようなパワーに溢れた本...続きを読む
  • 頼れない国でどう生きようか
    1984年と85年生まれの同学年。当時、20代の中国英語のマルチリンガル著述家と、気鋭の社会学者との対談集。まだ若いのにしっかりした価値観があって驚かされる。若い方におすすめしたい逸書。(ただし、誉められない部分もあるが)
  • 「不器用」を武器にする41の方法
    この本には、僕が中国で生き抜くために必要だったすべてを込めた、中国に行ってからの自分の葛藤も、赤裸々な体験談も、成功も失敗も、全部を書き記そうと思う。君の大きな可能性を切り開くために、まず言えること、日本での「常識」にしばられるな、叩かれることを恐れるな、意識の高さこそが、かけがえのない武器になる、...続きを読む
  • われ日本海の橋とならん
    とても素晴らしい本で、日本では大げさに報道されることも多い中国の実情、そしてそこでの著者の活躍について驚きを感じながら読んだ。外国に対するメディアの情報はテレビやネット本問わず、ある程度政治的なバイアスがかかる。けれど、この本を読むといま中国を取り巻く空気を実感できるような感じがして、本の値段以上に...続きを読む
  • われ日本海の橋とならん
    中国に対する考えが変わります。いかに自分が知らず、中国に偏見を持っていたかを痛感しました。表紙のデザインが素敵で、手に取りたいと思う一冊でした。
  • 頼れない国でどう生きようか
    孤高で、ストイックで、その反動として非常にアグレッシブな加藤と、マイペースにたんたんと話し、かと思えばしたたかに世間を捉える古市。正反対のようで、根っこは繋がる両名の語りの中には、学び取るべきことが無数に存在する。
    これからの時代を生きていく上で、自身の中に確かな価値観を養い、他にない武器を見つける...続きを読む
  • われ日本海の橋とならん
    著者は高校から北京大学へと進学、大変な努力家で活力に満ち溢れ様々な経験を数多くこなしている若者。かつて新渡戸稲造がアメリカとの架け橋となろうとしたように、中国と日本との架け橋とならん、との思いから日々の活動の様子や思いなどを書かれた著。
     彼のような人物が更なる経験と研鑽を積み、日本の中枢でリーダー...続きを読む
  • われ日本海の橋とならん
    中国に興味を持ち始めるきっかけを作ってくれた本。
    共著を除き、加藤嘉一さんの日本での2部目の本で、本人の生い立ち〜現在、中国と日本の架け橋になっていきたいという意気込みを綴っている本です。
    政治情勢、中国人の特徴というところにも触れていることは触れていますが、それは本人著の別の本に任せています。

    ...続きを読む
  • 中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか
    日本と中国。

    あらゆる方面で切っても切れない重要な関係。

    お互いにそれはわかっているのに、人間同士の関係となると・・・

    中国人に好感を持たない日本人が増えているという。

    なぜか。

    真剣に考えないといけない。
  • われ日本海の橋とならん
    中国の現状を知る一番の日本人の書いた本。彼の努力に感心すると共に、一体どこから彼のそのハングリー精神は来るのだろうかと思った。同い年なので負けずに頑張らなきゃなと思いました。だから、英語の勉強頑張るぞ!
  • われ日本海の橋とならん
    7冊目。加藤嘉一による中国文化論。この人を中国語の授業で知って以来尊敬してやまない。特に勉強や生き方のストイックさ。圧倒的に恵まれているのに、横並び意識からリスクを取れない日本人として、自分が恥ずかしい。
  • われ日本海の橋とならん
    ・制度による自由と意識としての自由

    ・擬似的な政権交代。国内世論を見たスピード感のあるトライアンドエラー

    ・インターネットの影響

    ・戦略的途上国を脱却できるか(日本は何をすべきか)

    ・共産党の正当性のための反日

    ・国民(若者)にとっての反日≒反自分

    ・日中ともに相手に対する劣等感と優越感...続きを読む
  • われ日本海の橋とならん
    いろいろ批判する向きもあるようですが、加藤嘉一という人物はとても魅力的だなぁと思います。
    中国事情の解説というよりも、自叙伝に近い。
    彼の中国観は日本人から見た中国観を相対化することが出来ます。そのexperienceだけでも、読んだ甲斐があったなと。
  • われ日本海の橋とならん
    中国について無知だった私には、とても為になりました。
    なによりも分かりやすい!
    政治本やテレビニュースを見るだけでは窺い知ることのできない中国の“今”を、少しだけ教えてもらえた気がします。
    著者の熱意に感化されて、隣国中国にとても興味が湧いてきました。

    また、語学習得方法についても興味深かったです...続きを読む
  • われ日本海の橋とならん
    日本で生まれ育ち、中国で生活しているからこそ知っている情報。現在の中国の現状をどちらにも偏りのない見方で分かりやすく伝えてくれる本だと思いました。一番興味深かったのは、中国が国家として個人として日本をどう捉えているのかというところでした。対中関係は、今後より一層重要になるでしょうし、日本として日本人...続きを読む
  • われ日本海の橋とならん
    今の中国を感じることができた。たくさん中国に対して誤解していることもあり、中国の事情を知りたい人、海外に出たい人にはオススメ。

    妻の母親が来日する前に読んでおけば、喧嘩の回数が減ったのに(^-^)/
  • 中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか
    本当にこんなすごい日本のかっこいいやつがいるのか。負けてられないな!ランディ・パウシュの次はこの人だ。なんか転換期が来てる気がする。