加藤嘉一のレビュー一覧

  • 中国「軍事強国」への夢

    Posted by ブクログ

    ★ 習近平政権以降、軍部の発言力は強まっており、外務省の権限は弱まっている。軍部の方がより大きな力を持っていることは間違いない。

    ★ 米国の偵察情報の95%、軍事通信の90%、GPSの100%、気象情報100%が宇宙における軍用衛生システムを利用

    ★ 世界秩序の中心は、「欧州中心」、「米国中心」、「アジア中心」へと変革

    0
    2025年06月01日
  • 中国「軍事強国」への夢

    Posted by ブクログ

    「敵を知る」為に読んだ。途中かなりつらかったが。それでも、「習近平のブレーン」の言葉を読めて良かったと思う。
    ただ、

    中国は平和的発展を堅持するが、発展は平和よりも尊い
    中国は平和的台頭を堅持するが、台頭は平和よりも尊い
    中国は平和的解決を堅持するが、主権は平和よりも尊い
    中国は平和的統一を堅持するが、統一は平和よりも尊い
    中国は平和的外交を堅持するが、中国外交の原則は平和よりも尊い

    コレを真顔で言われてもつらい。大日本帝国の興亡を中国人は学ばないのかと。。。
    台湾併合のために南北戦争を研究していると言われても、「ああ、あなた方とは150年ほど時差があるようですね」としか言い様がない。

    0
    2025年02月06日
  • 中国「軍事強国」への夢

    Posted by ブクログ

    正しいかは別として、中国の戦略的思想は、どの側面からも考え抜かれており、行動との整合性がある。
    中国側からの視点に触れた後は、日本国内での中国論がいかに的外れであるかを痛感する。
    国産装備が優秀だとか、水陸機動団が精強でだとか、防衛力のみが強調され、マスコミやネットで喧伝されること自体が中国の情報戦の効果なのではないかと考えてしまう。

    0
    2024年04月10日
  • 中国「軍事強国」への夢

    Posted by ブクログ

    習近平のブレーンとされる劉明福国防大学教授(上級大佐)の著書。極めて鮮明に中国の発展観・国防観が明らかにされていて、(当然同意はできないが)率直で読んでいて気持ちが良い。ハイライトは第5章の「反台湾独立から祖国の完全統一へ」ということで、基本的には武力統一が出来て、台湾も米国も(日本も)抑止される強固な態勢を以て無血開城を目指している。その際、米国が反論し難いように、南北戦争における北部のスタンスを行動の指針に据えているところがとても興味深い。

    全般的には、中国が目指すべき理想とそれに向けたナラティブが散りばめられていて実現可能性は未知数だが、このような長期目標を立てていることを念頭に置いて

    0
    2024年03月23日
  • 中国「軍事強国」への夢

    Posted by ブクログ

    まず著者が凄い軍人らしくて、会った人がみな強烈な印象を抱いている。高身長で姿勢もよく、メールの中身もぴちっとして時間も書かれ、待ち合わせではケータイをいじるでもなく時間に遅れることもない。威圧感があるように思いつつ、決して人の話を遮ったりせず、謙虚で質素らしい。
    習近平の反腐敗や中国の夢とか、ブレーン的存在らしい。
    中国では半分以上削除された原稿を、日本語に訳してエッセンスを抜き出したものとのことで、いかに世界最強の人民解放軍を作るかということ。2019年頃から中国の台湾政策が変わったと受け止められているが、その嚆矢とも言えるのが中国で削除された5章部分らしい。これはやはり出版して中国の政策が

    0
    2024年02月26日
  • これからの中国の話をしよう

    Posted by ブクログ

    「テーマで世界を見る時代」というのがとても印象的だった。単一主義の日本を何とかしようという二人の熱意が伝わりました!中国について語っている二人ですが、中国への想いや話を通じて、その先に日本や中国や世界を良くしたいっていう目的をもって活動されてるんだなってことが自然と伝わってくるようなパワーに溢れた本です。

    中国のことも、80后90后とか最近の若者の動向が身近な面から解説されていてわかりやすい。中国に対して今政治的な印象とかであんまり好きじゃないなーって思ってる人とかが読んだら、え!こんなに私たちと似てるの?って思うところがあったり、無意識的に中国を日本より下?みたいに思ってる人にも、この本に

    0
    2015年02月01日
  • 頼れない国でどう生きようか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1984年と85年生まれの同学年。当時、20代の中国英語のマルチリンガル著述家と、気鋭の社会学者との対談集。まだ若いのにしっかりした価値観があって驚かされる。若い方におすすめしたい逸書。(ただし、誉められない部分もあるが)

    0
    2014年08月08日
  • 「不器用」を武器にする41の方法

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本には、僕が中国で生き抜くために必要だったすべてを込めた、中国に行ってからの自分の葛藤も、赤裸々な体験談も、成功も失敗も、全部を書き記そうと思う。君の大きな可能性を切り開くために、まず言えること、日本での「常識」にしばられるな、叩かれることを恐れるな、意識の高さこそが、かけがえのない武器になる、それが使えない場所なんて、自分から抜け出せばいい。
    (自分を好きにならない)……自分が嫌いだからこそ、努力しつづけるモチベーションを保っていられるから。努力しなくなる。成長しなくなる。自分を高めていくには、孤独と飢渇を胸に、もがきつづけるしかない。
    (「したこと」を語るな、「なぜ」を語るのは?)……

    0
    2014年06月25日
  • われ日本海の橋とならん

    Posted by ブクログ

    とても素晴らしい本で、日本では大げさに報道されることも多い中国の実情、そしてそこでの著者の活躍について驚きを感じながら読んだ。外国に対するメディアの情報はテレビやネット本問わず、ある程度政治的なバイアスがかかる。けれど、この本を読むといま中国を取り巻く空気を実感できるような感じがして、本の値段以上に内容の濃い読書体験だった。ただ、著者も言うように本当は、実際に若いうちに海外に出て、世界を体感するべきなのだろう。著者の人間性も含めて、自分にとってとても刺激的な本だった。

    0
    2013年04月18日
  • われ日本海の橋とならん

    Posted by ブクログ

    中国に対する考えが変わります。いかに自分が知らず、中国に偏見を持っていたかを痛感しました。表紙のデザインが素敵で、手に取りたいと思う一冊でした。

    0
    2012年11月23日
  • 頼れない国でどう生きようか

    Posted by ブクログ

    孤高で、ストイックで、その反動として非常にアグレッシブな加藤と、マイペースにたんたんと話し、かと思えばしたたかに世間を捉える古市。正反対のようで、根っこは繋がる両名の語りの中には、学び取るべきことが無数に存在する。
    これからの時代を生きていく上で、自身の中に確かな価値観を養い、他にない武器を見つけることが重要なのだと強烈に思わせられる。

    0
    2012年10月28日
  • われ日本海の橋とならん

    Posted by ブクログ

    著者は高校から北京大学へと進学、大変な努力家で活力に満ち溢れ様々な経験を数多くこなしている若者。かつて新渡戸稲造がアメリカとの架け橋となろうとしたように、中国と日本との架け橋とならん、との思いから日々の活動の様子や思いなどを書かれた著。
     彼のような人物が更なる経験と研鑽を積み、日本の中枢でリーダーシップを発揮いただけることを期待し応援していますし、日本が彼のような人間をリーダーにできる国で有って欲しいと切に願います。

    0
    2012年06月01日
  • われ日本海の橋とならん

    Posted by ブクログ

    中国に興味を持ち始めるきっかけを作ってくれた本。
    共著を除き、加藤嘉一さんの日本での2部目の本で、本人の生い立ち〜現在、中国と日本の架け橋になっていきたいという意気込みを綴っている本です。
    政治情勢、中国人の特徴というところにも触れていることは触れていますが、それは本人著の別の本に任せています。

    彼のようなVitality溢れる日本人がこれからの日本には必要だと強く思います。

    0
    2012年05月20日
  • 中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか

    Posted by ブクログ

    日本と中国。

    あらゆる方面で切っても切れない重要な関係。

    お互いにそれはわかっているのに、人間同士の関係となると・・・

    中国人に好感を持たない日本人が増えているという。

    なぜか。

    真剣に考えないといけない。

    0
    2012年05月17日
  • われ日本海の橋とならん

    Posted by ブクログ

    中国の現状を知る一番の日本人の書いた本。彼の努力に感心すると共に、一体どこから彼のそのハングリー精神は来るのだろうかと思った。同い年なので負けずに頑張らなきゃなと思いました。だから、英語の勉強頑張るぞ!

    0
    2012年03月23日
  • われ日本海の橋とならん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    7冊目。加藤嘉一による中国文化論。この人を中国語の授業で知って以来尊敬してやまない。特に勉強や生き方のストイックさ。圧倒的に恵まれているのに、横並び意識からリスクを取れない日本人として、自分が恥ずかしい。

    0
    2012年03月14日
  • われ日本海の橋とならん

    Posted by ブクログ

    ・制度による自由と意識としての自由

    ・擬似的な政権交代。国内世論を見たスピード感のあるトライアンドエラー

    ・インターネットの影響

    ・戦略的途上国を脱却できるか(日本は何をすべきか)

    ・共産党の正当性のための反日

    ・国民(若者)にとっての反日≒反自分

    ・日中ともに相手に対する劣等感と優越感の壁を持つ

    ・暇人の存在(地方、地元、時間あり。知識としての関心と生き方としての無関心)

    ・面子経済学

    ・日本人の公的意識→統制がとれる、変化できない

    ・語学習得
    1.辞書を毎日めくる
    2.英語での一人芝居(1人2役)をする
    3.英字新聞を読む

    ・自分をコントロールした発言
    1.日本人であ

    0
    2012年02月12日
  • われ日本海の橋とならん

    Posted by ブクログ

    いろいろ批判する向きもあるようですが、加藤嘉一という人物はとても魅力的だなぁと思います。
    中国事情の解説というよりも、自叙伝に近い。
    彼の中国観は日本人から見た中国観を相対化することが出来ます。そのexperienceだけでも、読んだ甲斐があったなと。

    0
    2012年02月10日
  • われ日本海の橋とならん

    Posted by ブクログ

    中国について無知だった私には、とても為になりました。
    なによりも分かりやすい!
    政治本やテレビニュースを見るだけでは窺い知ることのできない中国の“今”を、少しだけ教えてもらえた気がします。
    著者の熱意に感化されて、隣国中国にとても興味が湧いてきました。

    また、語学習得方法についても興味深かったです。
    真似はなかなかできそうにないですけれど…。

    0
    2012年01月28日
  • われ日本海の橋とならん

    Posted by ブクログ

    日本で生まれ育ち、中国で生活しているからこそ知っている情報。現在の中国の現状をどちらにも偏りのない見方で分かりやすく伝えてくれる本だと思いました。一番興味深かったのは、中国が国家として個人として日本をどう捉えているのかというところでした。対中関係は、今後より一層重要になるでしょうし、日本として日本人として隣国中国とどう向き合っていくかのヒントになるのではないでしょうか。

    0
    2012年01月08日