作品一覧

  • 中国「軍事強国」への夢
    4.3
    1巻1,200円 (税込)
    習近平に最も近いブレーンが明かす、具体的かつリアルな台湾統一のシナリオ。 本書の著者は中国国防大学教授(上級大佐)で、中国軍人の中でもタカ派として知られている劉明福氏。2010年、中国が世界一の国家になるための構想を綴った著書『中国の夢』が国内でベストセラーとなり、その文言は2012年に発足した習近平政権の政治スローガンにも採用された。 ここから分かるように、劉氏は習政権の政策決定に大きな影響を与えるブレーンだ。政権の看板政策である「反腐敗キャンペーン」についても、早期から軍幹部の汚職事件に関する報告書を作成するなど、理論的支柱の役割を果たした。 本書は『中国の夢』の続編として、2020年に中国で出版された。人民解放軍を世界一流の軍隊にするための戦略を綴ったものだが、台湾統一のシナリオなど中国の安全保障戦略の機微に触れる部分は、掲載の許可が下りずに大幅削除となっていた。 今回、監訳者の峯村健司氏、訳者の加藤嘉一氏は削除された部分を含む完全版原稿を入手。劉氏から編集権、出版権を預かったうえで日本語版の刊行が実現した。
  • 中国「軍事強国」への夢

    Posted by ブクログ

    正しいかは別として、中国の戦略的思想は、どの側面からも考え抜かれており、行動との整合性がある。
    中国側からの視点に触れた後は、日本国内での中国論がいかに的外れであるかを痛感する。
    国産装備が優秀だとか、水陸機動団が精強でだとか、防衛力のみが強調され、マスコミやネットで喧伝されること自体が中国の情報戦の効果なのではないかと考えてしまう。

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    2024年04月10日
  • 中国「軍事強国」への夢

    Posted by ブクログ

    習近平のブレーンとされる劉明福国防大学教授(上級大佐)の著書。極めて鮮明に中国の発展観・国防観が明らかにされていて、(当然同意はできないが)率直で読んでいて気持ちが良い。ハイライトは第5章の「反台湾独立から祖国の完全統一へ」ということで、基本的には武力統一が出来て、台湾も米国も(日本も)抑止される強固な態勢を以て無血開城を目指している。その際、米国が反論し難いように、南北戦争における北部のスタンスを行動の指針に据えているところがとても興味深い。

    全般的には、中国が目指すべき理想とそれに向けたナラティブが散りばめられていて実現可能性は未知数だが、このような長期目標を立てていることを念頭に置いて

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    2024年03月23日
  • 中国「軍事強国」への夢

    Posted by ブクログ

    まず著者が凄い軍人らしくて、会った人がみな強烈な印象を抱いている。高身長で姿勢もよく、メールの中身もぴちっとして時間も書かれ、待ち合わせではケータイをいじるでもなく時間に遅れることもない。威圧感があるように思いつつ、決して人の話を遮ったりせず、謙虚で質素らしい。
    習近平の反腐敗や中国の夢とか、ブレーン的存在らしい。
    中国では半分以上削除された原稿を、日本語に訳してエッセンスを抜き出したものとのことで、いかに世界最強の人民解放軍を作るかということ。2019年頃から中国の台湾政策が変わったと受け止められているが、その嚆矢とも言えるのが中国で削除された5章部分らしい。これはやはり出版して中国の政策が

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    2024年02月26日
  • 中国「軍事強国」への夢

    Posted by ブクログ

    なるほど、これまでの中国政府の要人の話を聞いているとほぼほぼこの本に書かれている思想と立ち位置で話をしているのだと納得する。中華思想というのはこういうものか、とちゃんと学ぶことが必要だ。

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    2024年02月06日
  • 中国「軍事強国」への夢

    Posted by ブクログ

    中国のブレーン、凄い、、、

    感じたのは恐ろしくキレッキレの軍人がいるって事。
    出る杭を打ちまくる日本人は太刀打ちできるのかなぁ、、、

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    2024年01月21日

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