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「劉明福」の「中国「軍事強国」への夢」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「劉明福」の「中国「軍事強国」への夢」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
日中関係が冷え込んでいる中、習近平の思考回路を理解するために本書を手に取った。個人的な中国への楽観的な見方が180度変わり、台湾有事は起こるか起こらないかでなく、いつ始まるかというレベルに至っているという事を強く認識した。
西洋や日本への怨念、海洋大国への憧れ等を何度も何度も繰り返し言及されており、台湾問題を不用意に発言した日本首相に非がある、つまり近隣の強大国への理解が乏しかったと言わざるを得ない。
台湾を国として認めない姿勢は、ロシアのウクライナ、米国のベネズエラやグリーンランドに対する態度と合い通ずる所があり正当化されてしまう、かつ過去の南シナ海の問題も全く反省するどころか正当な行為だと主張しており、もはや説得できる相手国ではない。
日本はもはや頼れるかどうか分からない米国ばかりを理解しようとするのでなく、大国となってしまった中国への深いケアと理解をした上で、どこの国を味方に取り入れるか、日本の勝ち筋は何なのかしっかりと把握しなければならない。
Posted by ブクログ
「敵を知る」為に読んだ。途中かなりつらかったが。それでも、「習近平のブレーン」の言葉を読めて良かったと思う。
ただ、
中国は平和的発展を堅持するが、発展は平和よりも尊い
中国は平和的台頭を堅持するが、台頭は平和よりも尊い
中国は平和的解決を堅持するが、主権は平和よりも尊い
中国は平和的統一を堅持するが、統一は平和よりも尊い
中国は平和的外交を堅持するが、中国外交の原則は平和よりも尊い
コレを真顔で言われてもつらい。大日本帝国の興亡を中国人は学ばないのかと。。。
台湾併合のために南北戦争を研究していると言われても、「ああ、あなた方とは150年ほど時差があるようですね」としか言い様がない。
こんなのが、核兵器を持った隣人なのである。戸締まりを厳重にしなければならないのは当然である。
Posted by ブクログ
習近平のブレーンとされる劉明福国防大学教授(上級大佐)の著書。極めて鮮明に中国の発展観・国防観が明らかにされていて、(当然同意はできないが)率直で読んでいて気持ちが良い。ハイライトは第5章の「反台湾独立から祖国の完全統一へ」ということで、基本的には武力統一が出来て、台湾も米国も(日本も)抑止される強固な態勢を以て無血開城を目指している。その際、米国が反論し難いように、南北戦争における北部のスタンスを行動の指針に据えているところがとても興味深い。
全般的には、中国が目指すべき理想とそれに向けたナラティブが散りばめられていて実現可能性は未知数だが、このような長期目標を立てていることを念頭に置いて行動すべき。
ただ、一番目を引いたのは冒頭の劉明福の日本の読者向けの巻頭言とそれを解説した訳者の加藤氏の解説。日本は米国の統治下であり解放されるべき、米軍が日本から離れ安保条約を破棄し、新日本は米中の間で中立を維持し、親米・親中であり、双方から尊重される独立自主の新日本たるべしと、そしてその発想は習近平や軍高官も同じで自主独立の際の核武装や民主主義制度は容認すると。まあ、日本人(右翼にも左翼にも。空想的平和主義に毒された人はともかくとして)に刺さる上手いナラティブを考えるものだなと思いました。