尾崎かおりのレビュー一覧
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読み始めてから歴史は浅いですが(なんせ今年)大っっ好きな漫画なので!9巻のあとがきからまだ2・3巻は続くなと勝手に思っていたため次回最終巻の宣言におおお予想より早かった…!とショックでした。切ないモノローグ一つ一つが棘のように印象深く刺さってきます。正直泣きっぱなし。個人的に最後こうなるんじゃないか、みたいに思っていたフラグが今回で若干立てられたのでうわあああどうなるんだろおおお…!!と叫び回りたい気持ちでいっぱいです。ただこれだけ、どうかユカに救いがありますように、と。完全無欠のハッピーエンドじゃなくて構わないので(寧ろそんなものは漫画の世界であっても嘘くさい)、誰かは必ず笑顔でラストを迎え
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ユ ー リ が 美 味 し い 巻 で す 。もうここは読んで悶えて頂きたい。表紙の二人が今後始まってくれることに期待大。シャレムの愛情が一層切ない本巻では、ユカが訣別を彼女に宣します。でもユカはここで誰かを今一度選ぶという選択を為したので、彼にとっては小さくも意味のある一歩でした。願わくばシャレムにも笑顔溢れる救済を。ストーリーとしては大詰めの、ドラに十字架を奪われ意識混濁したレインを救うべく、マチカ+ユカ共闘編に突入しました。この二人の距離がどこまで縮んでくれるかも『メテオ・メトセラ』最大の関心事であり醍醐味ですからね!ワクワクもいい感じに持ち越されて次巻へ続く。
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「夜が明ける 私の夜が」
帯 凄 い ほ し か っ た …今巻こそはなきゃ駄目だろう…残念。レイマチの二人がもう可愛らしくて初々しくて、遊園地でのデート模様が夢のような雰囲気で描かれてますのでこっからまた波乱万丈なんだね…と恐くなりつつも、二人にとっては束の間の幸福な時間だったと思います。ユーリは振り向き様の早撃ち格好良かった!こちらは一応少女漫画のカテゴリですがアニメ化したら映えそうなほどアクションに気合入った作品なので、そこが最大の魅力の一つです。一方海上遺跡へと発掘調査に向かったカルバリア面子。ユカの永劫の孤独が垣間見せられます。なんかもうユカにとってレインって本当道標であり癒しの手で -
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マチカの絶体絶命のピンチに咽喉から振り搾って叫ばれる「レイン」と「助けて」には、本当にイノセンスな力で出来ている想いなんだなとしみじみしました。その恋は恋であると同時に、マチカの背骨を貫き支えるお守りなんだなと。レインとの一瞬の再会は彼女を救ったと同時に、読む側にも救いを覚えさせるものであったと思います。マチカいい子だよマチカ。ユカのレインへの執着も正直恐すぎてオイオイBLも大概にしとけと茶化したくなりますが、そんな次元で語るにはあまりに清冽すぎるんだよなと。これまた豪い強度のイノセンスで出来ている執着で。添わないからこそ慾しくなるのは道理ですが、自らを曲げることで自らを希望に導いてやれる可能
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Posted by ブクログ
「時よ 僕が少年だった頃 本当に少年だった頃 そんな時代があったのならば その頃 僕は君のように 空も飛べたし 虹の上だって歩けたんだろう」
まずはエイラとユーリのレギュラー化に喝采。大好きですこの二人。主役二人は素直におおらかに生を誠実に謳歌すること、限りあることの貴重さを表現していますが、そのためにあまり人間本来の醜さなどはカットされていますので、意固地だったり未熟だったりなどが若さや幼さとして表に表れやすいサブキャラは非常に魅力的です。相関図も豊かになるし。本巻ではマチカの魂の叫びに呼応したレインが覚醒を成し、ユカとマチカが遂に接触します。ユカにとってマチカはかつて己を容認してほしかった