牧野富太郎のレビュー一覧

  • 牧野富太郎自叙伝
    「好きなことに邁進する」

    彼の生き方が100年以上たった今、注目を浴びている。その秘密が、おおらかな人柄にあることを感じさせてくれる本でした。
    とかく、周囲に気をつかって生きていく大切さを語られがちな現代とは異なる生き方も魅力でした。

    園芸好きの私は、ドラマ開始早々のジャケ買い。大正解でした。
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  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか
    とても読みやすかった。研究に没頭しすぎて、貧乏な生活を送っていても研究を続ける一生懸命さに感動した。
    また、一番面白かったところは、奇跡の蘇りのところで、あり得ないなぁと思いました。(爆笑
  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか
     牧野富太郎(1852~1957)は、日本で最も著名と言っていいほどの植物学者です。牧野さんによる「牧野日本植物図鑑」などは、現在も植物の学習をする人にとっては、必要不可欠なものです。数多くの日本の植物を分類しまとめあげた方が書かれた、植物についてのエッセイを、再構成し一冊にまとめたものです。

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  • 牧野富太郎自叙伝
    43年前の1957年1月18日に94歳でまったく独学で日本の植物学研究を牽引した牧野富太郎が身罷った。躑躅★跳梁跋扈
  • 牧野富太郎自叙伝
    牧野博士は奇人変人の類いである。宮沢賢治『毒もみの好きな署長さん』に出てくる署長さながらである。自分の好きなことのために、ひたすら植物のことに夢中になる。きっと天国でも、植物の採集をしているのではないか。

    方言文化にも理解のある研究者は、今では珍しいのではないか?当時でも稀な人だったとは思うが。山...続きを読む
  • ヤマケイ文庫 牧野富太郎と、山
    百名山とは、また一味違う山行。牧野さんの足跡訪ねてみるかな。朝ドラに合わせたんだろうな…山渓やるな。
  • 牧野植物随筆
    牧野富太郎博士の随筆集ですね。
    朝ドラで、今話題になっている牧野富太郎博士(1862ー1957)の植物に関する随筆集です。
    2002年発行です。実はその時に買って、一度は読んだ本です。朝ドラで思い出して、本の山から見つけ出しました。
    とにかく博覧強記、歯に衣を着せぬ、ズバズバと巷の間違いを、検討違い...続きを読む
  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか
    牧野富太郎氏の書かれたエッセイをまとめられた本。

    全編を通して彼の植物に対する知識と愛が溢れた一冊。

    お恥ずかしながらあまり植物に詳しくないため本編に知らない名前の植物が出る度にネットで調べながら読んだのですが、普段道端に生えているのを何気なく見ていた植物だったりして、自分がいかに植物に対して無...続きを読む
  • 牧野富太郎自叙伝
    植物学の巨人、牧野富太郎。
    なんでも近々、朝ドラの主人公にもなるらしい。

    実家にもこの人の名前を冠した図鑑があったような記憶がある。
    けれど、どんな人かは、この年になるまで全く知らなかった。

    第一部はご本人の筆になるもの。
    でも、七十代、八十代と別の時期に書かれているようだ。
    同じ内容の重複があ...続きを読む
  • 牧野富太郎自叙伝
    〈本から〉
    草を褥に木の根を枕、花を恋して五十年

    「わが姿たとえ翁とみゆるとも心はいつも花の真っ盛り」

    ナンテンの葉は有毒
  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか
    楽しい本でした。牧野先生の情熱が熱く伝わります。人生をかけて植物を愛した人。好きなことが仕事になると苦も苦では無い。奥様や周りの人に愛されお幸せな人生だったと思います。もちろん素晴らしい功績を残されました。星一つ減は当時普通だった表現が、現代では差別的表現と捉えられるからです。私は笑いましたけど不快...続きを読む
  • 牧野富太郎自叙伝
    小学生の頃、学校の図書室にあった牧野富太郎の伝記を読んで、その植物への情熱に驚いた記憶がある。
    というか、驚いた記憶しかなくて、内容は極めて不確かにしか覚えていなかった。

    小学校を中退したのは家が貧乏だったから、と思っていたけれど、当時は結構なお坊ちゃんで、行きたくなかったから行かなかっただけ。...続きを読む
  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか
    ちょっと失礼な言い方をすると植物ヲタクの暴走エッセイ(笑)
    牧野先生は、本当に植物が好きだったんですね
    甲南大学の田中先生の本を読んだ時も思ったけど
    愛情あふれた文章を読んでいるとこちらも笑顔になっちゃいます
  • ヤマケイ文庫 牧野富太郎と、山
    いいねぇ、ヤマケイ!
    あえて博士が「植物採集に行った山」や
    「山と私のおもいで」について
    書いたものをまとめて
    ハンディな文庫本で出してくれた。

    学会誌に出すような真面目なものから
    植物愛好家に向けた随筆
    講演会で話したものなどがあって
    やっぱり後者のほうがおもしろい!

    朝ドラのモデルになった
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  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか
    紙面から著者の草花に対する情熱が伝わってくる良書。気軽に読める随筆の体裁だが旧字や古い言い回しなど読みにくい部分もある。
  • 草木とともに 牧野富太郎自伝
    朝ドラの「らんまん」の影響で読み始める。
    朝ドラの万太郎とは少し違う印象。

    そりゃそうか...
    特に植物の名前に当てられた「漢字」には厳しく言及されている。
    読み込んでちゃんと知識として身につけば「豆知識」として
    人前で披露できそうな事柄が多かった。

    学者、パイオニア...だもんなぁ〜
    そりゃ厳...続きを読む
  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか
    随所に草花を擬人化していて、好きが溢れていた。
    ここまで迷いなく好きを貫けるってうらやましい。普段見慣れている花たちの不思議が知れて面白かった。
  • ヤマケイ文庫 牧野富太郎と、山
    植物学者である牧野富太郎の著書を、山というテーマでまとめ直したエッセイっぽい体裁の本。ちょうど朝ドラの主人公だったので気になって購入。植物については詳しくないので読みにくかったが、学術っぽい部分は読み飛ばしても十分に面白かった。文章もライトでユーモアがあり、何となく牧野富太郎の人柄を知れたような気が...続きを読む
  • ヤマケイ文庫 牧野富太郎と、山
    朝ドラで話題の牧野富太郎の山にフォーカスしたエッセイ集。北海道から九州・大分県の山とそこでの植物との出会いを楽しげに語る。氏の描いた植物画や山のデータが添えられている。読みやすく植物への思いが伝わる。
  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか
    尊敬をもって言うのだが、専門家というのは究極のオタクなのかと感じた。この牧野富太郎という大先生が植物について溢れる知識を溢れさせながら書いている。植物だけでも膨大な知識なのに、それに関連する句や社会背景、国ごとの違いなど、どれだけの事を知っているのだろう。花を観察し、それを絵に写し取り、調べ分類し•...続きを読む