牧野富太郎のレビュー一覧

  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか

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    随所に草花を擬人化していて、好きが溢れていた。
    ここまで迷いなく好きを貫けるってうらやましい。普段見慣れている花たちの不思議が知れて面白かった。

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    2023年06月06日
  • ヤマケイ文庫 牧野富太郎と、山

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    植物学者である牧野富太郎の著書を、山というテーマでまとめ直したエッセイっぽい体裁の本。ちょうど朝ドラの主人公だったので気になって購入。植物については詳しくないので読みにくかったが、学術っぽい部分は読み飛ばしても十分に面白かった。文章もライトでユーモアがあり、何となく牧野富太郎の人柄を知れたような気がした。

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    2023年04月22日
  • ヤマケイ文庫 牧野富太郎と、山

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    朝ドラで話題の牧野富太郎の山にフォーカスしたエッセイ集。北海道から九州・大分県の山とそこでの植物との出会いを楽しげに語る。氏の描いた植物画や山のデータが添えられている。読みやすく植物への思いが伝わる。

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    2023年04月19日
  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか

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    尊敬をもって言うのだが、専門家というのは究極のオタクなのかと感じた。この牧野富太郎という大先生が植物について溢れる知識を溢れさせながら書いている。植物だけでも膨大な知識なのに、それに関連する句や社会背景、国ごとの違いなど、どれだけの事を知っているのだろう。花を観察し、それを絵に写し取り、調べ分類し•••途方もない。それでもあえて“オタク”と表現したのは、本当に楽しそうに聞こえるからだ。植物を愛していると感じるから。蜂が入りやすくなってるからこの花びらの形なのだ、なんて話をずっと聞いていたい。

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    2022年12月22日
  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか

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    結構好きな植物学者、牧野先生のエッセイをまとめた本。

    原文は戦前に書かれたもので、専門的な言い回しも多いので、読みやすいとは言えない文体。それでも、植物に対する偏愛っぷりはよくわかる。

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    2022年04月14日
  • 牧野富太郎自叙伝

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    自伝として評価するならば辛くせざるを得ない。
    自分の興味・関心のあること、恨み骨髄な出来事だけを語っていて、偏りがひどいので。
    山梨に疎開したこととか、満鉄に招待されて吉林省の山桜を調査したこととか、それなりのトピックかと思うけど自伝としては語られない。
    まあそういう偏執的なところが学者らしくて面白いことは面白いけど。
     
    第1部「牧野富太郎自叙伝」はそんな感じ。
    第2部「混混録」は第二次世界大戦後(すでに84歳)に書かれたエッセイ集みたいなものだが「こだわり」が見えて面白い。
    第3部「父の素顔」は晩年の研究を補助した研究者でもある次女が書いたもので、牧野の人物像をもっともバランスよく描いてい

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    2020年08月14日
  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか

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    ●日本においての植物分類学の先駆者である牧野富太郎のエッセイをまとめた本。植物のことが本当に好きなのだなと感じた。

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    2018年10月31日
  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか

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    植物についての数々の話はとても興味深く、面白い。
    古典の引用が多数認められることからも、その教養の深さが伺われる。
    この時代、理系も文系もないのだ。
    それは総じて学問であり、探求だったのだなあ。

    しかし、どうも文体がくどい。
    どの文章も高齢になってからのものであるせいかもしれないが、やはり、変人気質が見え隠れしている気がした。
    なかなかのくせもの、南方熊楠に通じるものを感じた。

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    2017年11月28日
  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか

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    植物愛が苛烈。それも幼少期から94歳までとは凄まじい絶倫ですね。愛護とか愛玩じゃなくて愛そのものなのでもはや理不尽ですらあるけど、なぜか語り口には愛嬌も感じるんだよなあ。

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    2017年01月26日
  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか

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    小学校の教科書に伝記があって今でも覚えている。(50年近く昔) 型破りの植物学者だが、本作は戦時中のヤケクソに成って居るのではと勘ぐる文章で終わっているが残念。

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    2016年05月10日
  • 牧野富太郎自叙伝

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    牧野さんがいろんなとこに寄稿した文章を内容の重複を無視して寄せ集めた本で、少々表現を変えた同じ話を 10 回位繰り返し読まされるので、付箋を入れる場所を間違えたかと錯覚させられる本。
    「草を褥に木の根を枕、花と恋して 50 年」この都々逸は傑作。
    植物の愛人、草木の精と称して 95 年の生涯を植物研究に捧げた彼が、草木を好きになった具体的な動機というものは一切無くて、幼いときからただなんとなしに好きであったという。俺が植物を好きな理由も同じで、本当に好きなものには理由や動機が見つけられないものらしい。

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    2010年07月14日