小野寺健のレビュー一覧
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たまたま機会があってこの本を読み始めた
名作とのこと
よくわからないまま読み終えた
誰が主人公なのだろう
何故そこまで
何故死を迎えた
読み方が不足しているのだろうか
外国文学はなかなかしっくりいかないことが多く、幼い頃は多数読んでいたが最近はずっと縁遠かった
また暫く読まないかもしれないPosted by ブクログ -
暗い影に纏われた作品。
時には原爆、時にはネグレクト、そして幽霊。
会話か噛み合わない登場人物。本質ではうまくいかないとわかっているが自らを偽る言葉を吐く人々。
そして佐知子の人生が悦子の人生にダブってみえてくる。時代に翻弄された女達の心に根ざしたものは同質だったのか。Posted by ブクログ -
オーウェルは、自らルポルタージュの為にパリ、ロンドンの底辺の世界に身を置いたらしい。
そこで、貧乏のどん底で心の平安を見いだす。
絶望ではなく、平安をである。
『貧乏のどん底に近づくとあることを発見して、後は大抵どうでもよくなってしまうからである。退屈で、家のやりくりに俺の家に、目が決まってればく...続きを読むPosted by ブクログ -
級友セバスチャンの苦悩。作者の育った家庭がこのようだったのだろうか。労働者階級の感情や欲望が「より忠実なありさま」と違い、何よりも礼節を重んじられ、感受性の強い若者は息苦しく感じる。また違うが私も家の中では「だるまさんが転んだ」をしてるような緊張を強いられていたので共感はする。セバスチャンは酒に逃げ...続きを読むPosted by ブクログ
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最初は大学で知り合ったセバスチャンを通じてブライズヘッド家の人達と知古を得たチャールズだったが,セバスチャンが壊れてしまってからは,疎遠になる.思わぬ再開を果たしたジューリアとの間に恋が燃え上がるのだが,結局,心の底からわかり合うことが出来ずに別れることになる.
途中まではモームの小説のようであった...続きを読むPosted by ブクログ -
「1984年」で知られるイギリスの作家である著者の、有名になる前の経験を下敷きにした作品。
名門校を出て公務員になったのに、安定した人生を捨ててパリとロンドンの貧民街で暮らす人生に。結構悲惨な暮らしなのですが、その中でも彩り豊かな登場人物や著者の余裕のある語り口が読みやすい作品にしています。
例えば...続きを読むPosted by ブクログ -
キャサリンは本当に鼻持ちならない少女なんだけれど、読み終わる頃には若干の共感じみたものが湧いている。
自分勝手で、他人に心があることに気づかないのになぜ自分の望み通りに他者が振舞ってくれないのかと憤慨する。攻撃性の塊みたいな彼女が、自分の粗暴な部分に訴えかけてくるんだろう。Posted by ブクログ -
上下巻で話が断絶した感がある。下巻の最後で上巻の最初の場面と繋がっている。スティーブン・キングが推薦しているのはイギリスを味あわせる小説である。Posted by ブクログ