小野寺健のレビュー一覧

  • 嵐が丘(下)

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    ネタバレ

    2025/2/7-2/9

    うーん、1巻は面白かったけど、この巻は途中からは面白いと思えなかったな

    ヒースクリフとキャシーの恋愛は良かったけど、その子供世代のリントンとキャシーの恋愛は、いらないかなぁ。冗長な気がした

    ヒースクリフの生涯を語る上で必要だろうって言うのはわかるんだけど、子どもの恋愛を見せられても、感動はしない。最後ヘアトンに心変わりしてるし(これは親たちのしがらみなしで彼女たちが初めて純粋な恋愛をして、これが実は親ヒースクリフとキャシーの恋愛の形に1番似てて、、っていうのは分かるけど)

    リントンは依存しすぎだし、キャシーも依存してて共依存の関係は見てられない。共依存の話は読

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    2025年02月09日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

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    苦手から始める作文教室 ――文章が書けたらいいことはある? (ちくまQブックス)の中で津村記久子さんがおすすめされていたので読んでみた。
    当時のイギリスの社会がどんな感じだったのか、何となく垣間見る事ができて、面白くもあり、勉強になった。1984という壮大なストーリーの作者が、普通のささいな日常や、自分の感じた事をこんなふうに綴っているのが何とも素敵だなと思う。

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    2024年12月15日
  • 回想のブライズヘッド 下

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    ネタバレ

    セバスチアンはなにに苦しんでいたのか。
    戦争が人の運命をどう変えたのか。
    ジューリアがねぇ。
    お父さまはの中国の間。
    ひととひとか分かり合えるってことは
    あるよだろうか。
    信仰とはなにか。
    カトリックとプロテスタントの違い
    雑婚。
    結婚は人に幸せをもたらすか
    信仰がある人とない人との隔たり
    レックスとベリルの嫌悪を感じずにはいられない描き方。

    うーん。
    古き良き時代を懐かしむ長い長い回想。

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    2024年01月03日
  • 回想のブライズヘッド 上

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    ネタバレ

    テディベアを抱えている貴族のセバスチアン。
    アントニーはなぜ彼に惹かれたのか。

    信仰とはなにか。
    セバスチアンはなぜ苦しんでいたのか。

    イギリスの話で回想なのでライダーのいい時期のブライズヘッドという感がある。

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    2023年12月31日
  • 嵐が丘(下)

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    狭い世界の中で、少ない登場人物たちがぎゅうぎゅうにせめぎ合っている。大自然にかこまれていながら不自然な環境。代々狭い人間関係で遺伝的な病もありそう…など無駄な想像か。誰が主人公とも言えず、誰も客観性を持ちあわせない、個と個の闘争。愛情にせよ復讐にせよ、何十年と熱意を持ち続けるのはものすごいエネルギー。読む側も覚悟がいる。

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    2023年12月16日
  • 嵐が丘(上)

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    冒頭から妙に引き込まれた。人嫌いすぎて、出てくる人出てくる人どんどん盛り下がって行くのが新鮮。本筋に入ると、今度は原色の絵の具がチューブから噴出して自分勝手に塗りたくっていくような激しさ。途中、冗長だなと感じたところで、本文にも「退屈な話」と。率直。

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    2023年12月16日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

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    ネタバレ

    津村記久子『苦手からはじめる作文教室』でおすすめの本として紹介されていたので購入したもの。読んだばかりの荒川洋治『文庫の読書』でもとりあげられていて期待が高まる。

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    2023年11月06日
  • 一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ

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    オーウェルの本が好きなので(まだそれほどたくさん読んだわけではないけれど)随筆も面白いんじゃないかと思い購入。イギリスの歴史や文化を知っていれば面白さが倍増すると思う。

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    2022年06月04日
  • 嵐が丘(上)

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    個人的には、この作品を読んだ直後に出たケイト•ブッシュ「嵐が丘」を初めて聴いた時の印象が忘れられない。
    "It's me, your Cathy. I've come home. I'm so cold. Let me in your window."
    というフレーズは、この作品そのものです。

    …今の人は、「恋のから騒ぎ」のオープニング曲だと思ってるのかもしれませんけど…

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    2022年06月01日
  • 回想のブライズヘッド 上

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    ネタバレ

    チャールズがセバスチャンの屋敷(ブライズヘッド邸)を訪れ、一緒にヴェネチアに行くあたりから面白くなる。

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    2022年04月13日
  • 嵐が丘(下)

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    たまたま機会があってこの本を読み始めた
    名作とのこと
    よくわからないまま読み終えた
    誰が主人公なのだろう
    何故そこまで
    何故死を迎えた
    読み方が不足しているのだろうか
    外国文学はなかなかしっくりいかないことが多く、幼い頃は多数読んでいたが最近はずっと縁遠かった
    また暫く読まないかもしれない

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    2022年01月20日
  • パリ・ロンドン放浪記

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    凄い内容ではあったんですが勝手に想像してた放浪記と乖離していて重め暗めでした。この日々を見てジョージオーウェルは作家性を増したのですね。

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    2021年09月29日
  • 嵐が丘(下)

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    怒号や非難の応酬が飛び交う物語はまるで任侠映画だが主人公達は義理も人情もなくひたすら自己憐憫や恨みをぶちまける。突き抜けた自由さがこの小説の魅力の一つかもしれない。出生故とは言え異常に経済観念の発達したせこい復讐が長々と続き、アッシャー家の崩壊のような終わり方になるのかと思っていたところ、頑丈な彼が唐突に亡くなったと知らされるいよいよ終わりの部分で物語の雰囲気が切り替わった。次の世代では、負の感情が集約されたリントンが夭逝、つらい経験を経た、欠点もあるが優しい性格の2人が、復讐の呪いを振り切る結末は、それまでの話が暗かった分、大いに爽やかで心温まる読後感で、推理小説の意外な犯人がわかったような

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    2021年09月13日
  • パリ・ロンドン放浪記

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    オーウェルは、自らルポルタージュの為にパリ、ロンドンの底辺の世界に身を置いたらしい。
    そこで、貧乏のどん底で心の平安を見いだす。
    絶望ではなく、平安をである。

    『貧乏のどん底に近づくとあることを発見して、後は大抵どうでもよくなってしまうからである。退屈で、家のやりくりに俺の家に、目が決まってればくるものの、貧乏には同時に大きな救いがあることを発見するのだ。
    将来と言うものが、消えてしまうのである。金がないほど心配も少ないと言うのは、確かにある程度まで真理である。100フランでも持っていれば、気が狂いそうなほど心配になるだろう。
    だがたった3フランしかないとなれば話はまるで違う。
    3フランあれ

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    2020年08月16日
  • 嵐が丘(下)

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    ヒースクリフがイザベラを含めたリントン家での平和をかき乱し始める所からの下巻。
    ストーリーの大筋はヒースクリフのキャサリン(母)との恋愛と破局、その復讐の物語だが、聞き手となるロックウッドか家政婦ネリーから聞く形式となっており、このネリーがいかにも偏見を持った語り口なのでその内容を鵜呑みにできずに読むという状況を作っているところが読者の想像力を要求しており面白い。故に読み手の考え次第では評価は大いに分かれそうです。
    終盤でロックウッドが聞き手から物語に参加する可能性が示されたときは少しときめいたが、残念ながら空白の数カ月は意外な方向に展開して、しかも主人公とも言うべきヒースクリフの死が予告され

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    2019年09月29日
  • 回想のブライズヘッド 上

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    級友セバスチャンの苦悩。作者の育った家庭がこのようだったのだろうか。労働者階級の感情や欲望が「より忠実なありさま」と違い、何よりも礼節を重んじられ、感受性の強い若者は息苦しく感じる。また違うが私も家の中では「だるまさんが転んだ」をしてるような緊張を強いられていたので共感はする。セバスチャンは酒に逃げるようになるが、友人や世の中からは「全く問題はないし、自分は全然気にしてない」と偽装しなければ自分が保てない。そんなことでストレス溜めてるなら、わろてしまえ。(まだ前巻しか読んでません)

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    2019年02月03日
  • 回想のブライズヘッド 下

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    ネタバレ

    最初は大学で知り合ったセバスチャンを通じてブライズヘッド家の人達と知古を得たチャールズだったが,セバスチャンが壊れてしまってからは,疎遠になる.思わぬ再開を果たしたジューリアとの間に恋が燃え上がるのだが,結局,心の底からわかり合うことが出来ずに別れることになる.
    途中まではモームの小説のようであったが,最後の最後で不幸な結果となる.結局,ブライズヘッド家の人達は皆,カトリック信仰のために不幸になったように思える.

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    2018年10月16日
  • パリ・ロンドン放浪記

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    「1984年」で知られるイギリスの作家である著者の、有名になる前の経験を下敷きにした作品。
    名門校を出て公務員になったのに、安定した人生を捨ててパリとロンドンの貧民街で暮らす人生に。結構悲惨な暮らしなのですが、その中でも彩り豊かな登場人物や著者の余裕のある語り口が読みやすい作品にしています。
    例えば、「いたるところで、買い手のない山のような食べ物がわたしを侮辱する」という表現、困窮している割に何ともユーモラスです。

    時代感をあまり意識せずに読み始めたら、暮らしぶりの酷さに「産業革命後かな?」とも思ってしまったのですが、メトロもタクシーも走ってるし、1927年からの世界恐慌前夜だったんですね。

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    2018年02月04日
  • 嵐が丘(下)

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    第一章、ネリーに手紙を預けたヒースクリフが実際にキャサリンを訪れるシーンには圧倒されました。
    ヒースクリフの心情描写がものすごく濃ゆくて濃ゆくて。
    お互いからすべてを奪い合うような恋ってこういうことなのか。正気の沙汰じゃない。
    そしてキャサリンが亡くなってからの転がり落ちるようなアーンショウ家の悪夢。エドガーも結局一度もキャサリンは振り向いてくれず、報われない男でしたね…。
    なにより母のいない幼いキャシーが可哀想でしかたなかった。リントンもヘアトンもみんな蔑まれながら生きていて、読み進めるのしんどすぎ。

    でもきっと、この物語はヒースクリフが最も気の毒な話なのかもしれない。
    ーー世界全体が、か

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    2018年01月06日
  • 嵐が丘(上)

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    7年前のクリスマスに買って、それで満足しちゃって本棚にさしっぱ。
    なぜかクリスマスが近づくと毎年そわそわ気になってたのですが、満を持して?ようやく上巻読み終えました。
    イングランド北部、ヨークシャの荒野に立つ屋敷〈嵐が丘〉と、4マイル離れたスラッシュクロス屋敷の、2つの一族で巻き起こる愛憎劇。
    時代を経て、新たにスラッシュクロス屋敷を借りようとするロックウッドが、ベテラン女中のネリーに寝物語のようにその過去を教えてもらうという回想形式です。
    ヒースクリフがとんでもない奴だと思っていたのですが、なんのなんのやばいのはキャサリンでした。
    破天荒というかメンヘラというかトリッキーというか、まぁそうい

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    2017年12月13日