小野寺健のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
モームの世界十大小説のひとつ。(読むのは、カラマーゾフの兄弟、戦争と平和、ゴリオ爺さん、赤と黒、傲慢と偏見、に続いて6作目)
上下巻もののまだ半分なのでちゃんとした感想は下巻で。
今のところ、まともなひとは、女中のネリーただひとり。奇人変人のオンパレード。
最初の場面で登場するヒースクリフとひと世代下の女性と男性の関係が全く分からず、巻頭の人物関係図を見ても想像がつかず、大混乱の中、昔語りで、徐々に謎解きが進む。
でも、誰も幸せにならないことは冒頭の場面でハッキリしていて、ひたすら地獄に向けて物語が進みそう。読み進めても爽快感がゼロであることは分かっているけど結末は気になるので下巻へ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ2025/2/7-2/9
うーん、1巻は面白かったけど、この巻は途中からは面白いと思えなかったな
ヒースクリフとキャシーの恋愛は良かったけど、その子供世代のリントンとキャシーの恋愛は、いらないかなぁ。冗長な気がした
ヒースクリフの生涯を語る上で必要だろうって言うのはわかるんだけど、子どもの恋愛を見せられても、感動はしない。最後ヘアトンに心変わりしてるし(これは親たちのしがらみなしで彼女たちが初めて純粋な恋愛をして、これが実は親ヒースクリフとキャシーの恋愛の形に1番似てて、、っていうのは分かるけど)
リントンは依存しすぎだし、キャシーも依存してて共依存の関係は見てられない。共依存の話は読んでいても辛くなるだけで面白くない。リントンは嵐が丘に行って性格がすごく悪くなっているし、横着だし、キャシーも生意気だし、キャラクターとしての魅力を何も感じない
前半の親ヒースクリフとキャシーの恋愛はすごく良かった。また再会できて本当に良かったと思う。キャサリンとエドガーの娘キャシーを養うヒースクリフはスネイプ先生的立ち位置ってことだよね、、辛いな。でも途中からは全く共感できないDV男になってしまった。。
こんな感じで、ネリー以外の登場人物には共感できないんだけど、不思議と読み続けることが出来る。語り手がいない文学はそれでさもありなんみたいな状態で、当たり前に物語が展開していくけど、今回はネリーの一歩引いた冷めた視点があるからこそ、いいのかもしれない。「うん、やっぱりこの状況はおかしいよな」というフラストレーションをネリーを通じて発散できるから。だからいわゆる「不倫」というテーマでも共感できるし、応援できる(私は語り手がいない文学での不倫に対しては、共感できないどころか嫌悪感すら感じたから、、)。キャシーとヒースクリフの心の動きがよくわかる。
まとめると、語りの技法がすごく好きだった、秀逸だった、ヒースクリフとキャシーの恋愛もとても良かった。でもさすがに冗長すぎた。子どもたちの恋愛はいらなかった。。下巻途中から読まなくても良かったかな。