よしづきくみちのレビュー一覧
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<漫画の概要・良さ>
魔法が存在するパラレルワールドのお話。一応舞台は日本の東京。
この世界の魔法遣いの特殊なところは、ほとんどの魔法使いが魔法を使って人の悩みを解決する、一種の特別職公務員(?)になるところ。
といってもこの世界の魔法では金銭は出せないし(天才だけは出来るけど、法律上禁止されている)、医療も出来ないし、思考盗聴も不完全という、結構地味なもの。
そのせいで、この世界の魔法遣いは「その人の話をよく聞かないと巧く魔法が成功しない」という現実世界における対人援助職のような立場にある。
この世界の魔法遣いは依頼者の心に向き合い、未来に立ち止まってしまった依頼者に再び歩 -
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今回は、「魔法遣いに大切なこと」です!!確か・・・タイトルを見て買ってしまった記憶があります。でも、買ってよかったです。絵はちょっと好き好きがあると思いますが、内容は結構しっかり考えられていると思います。この話は、魔法遣いが“国家公務員”なのです。で、魔法遣いは遺伝的なもので、(たしか)18歳になると公務員になり、使う魔法は逐一魔法局に監視されます。魔法は心で遣うもの。人によって得意な魔法の種類があります。そして、得て不得手もあります。そんな彼らが、世間から魔法遣いとしてもてはやされ、嫌われ、など良く考えられていると思います。現在、角川コミックスドラゴンJr.にて「太陽と風の坂道」を連載中。魔
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Posted by ブクログ
ネタバレあまり評価が高くないようだけど、個人的にはけっこう衝撃的なシリーズの始まりを感じているんですが……。2巻まで読んじゃったからかな?
今、防災学習系の本は対象年齢、ジャンル共にバリエーション豊富で、けっこう掘り尽くされている感があります。
災害自体の理解、対処法、避難後の生活などなど一冊一冊のテーマも細分化されているものの、情報の更新も早く、防災系webサイトやSNSに勝てる要素が根拠の正確性くらいな気もしたり。大事な要素ですけどね。
その中でも児童書ジャンルはけっこう読んではいるものの、有益な情報の塊だとしても、やはり「学習」のフィルターってリアルから一歩離れてしまう気がしていて。
どうし -
Posted by ブクログ
異形な少年と異能な少女の歩む一歩目。案外、顔をあげて声さえ出せば気にかけてくれることを描いていましtた。
人と繋がりたい。人から疎まれ、拒絶された寛造が初めて人と繋がることができたノエミに対してもう一度人の輪に入ろうと言うシーンはとても感動できた。永遠に2人だけでの世界に浸ってもいい場面で、自分が感じた家族という人の輪をノエミにも感じさせたい。自分がもらった愛をだれかに渡していく行為ができる寛造がグッと良い男に見えました。どこまでも一緒に歩いてくれる人がいてくれれば男でも女でも関係なく頑張れるもんですからねぇ。ぼくもそんな人と繋がってみたいもんです。
人の輪に入るために一体これから寛 -
Posted by ブクログ
よしむら先生新刊ということで購入。人から拒絶されるなら自分から拒絶する。そんな悲しい思考に陥ってしまった主人公と人に近寄ることが出来ないヒロインの青春模様に期待できる第一巻でした。
はぐれ者の心理と成長を描く作品。当作品の主人公ワカメ野郎こと若井寛造は抜群のはぐれ者精神を持っています。蔑まれ、嘲笑われ、そうやって育まれたはぐれ者精神は見事に孤立した男を創りだしてくれた。こんな人間不信な主人公が出会う少女は常人が近づけないほどの異常体質の持ち主。両者とも人から孤立してるからこそ惹かれ合いそうですが、この先人間として成長していく過程のなかで彼らがどういった展開を見せてくれるのか非常に楽しみで