あらすじ
触れた相手を感電させてしまう“超”重度の「帯電体質」のせいで、たった1人山奥に暮らすノエミ。辛い境遇にあっても健気でいじらしい彼女に、親近感以上の何かを感じた寛造(かんぞう)は電動ぬいぐるみをプレゼントする。だが、そのバッテリーから火が出て、ノエミの家が猛火に包まれてしまう! 胸騒ぎを覚えた寛造はノエミの下に急ぐが……。「ひとりぼっち」の2人が紡ぐ“アンタッチャブル”ラブストーリー!
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Posted by ブクログ
異形な少年と異能な少女の歩む一歩目。案外、顔をあげて声さえ出せば気にかけてくれることを描いていましtた。
人と繋がりたい。人から疎まれ、拒絶された寛造が初めて人と繋がることができたノエミに対してもう一度人の輪に入ろうと言うシーンはとても感動できた。永遠に2人だけでの世界に浸ってもいい場面で、自分が感じた家族という人の輪をノエミにも感じさせたい。自分がもらった愛をだれかに渡していく行為ができる寛造がグッと良い男に見えました。どこまでも一緒に歩いてくれる人がいてくれれば男でも女でも関係なく頑張れるもんですからねぇ。ぼくもそんな人と繋がってみたいもんです。
人の輪に入るために一体これから寛造とノエミがどう行動するか。ゆりえの寛造に対しての思い出やノエミの容姿から発展する恋もあるでしょう。巻末の次回予告には第一部完なんて文字も見えますし、まだまだ楽しめそうです。今の状況を救ってくれた寛造を裏切るノエミなんて想像できないけど、人間が絡むと何が起こるかわかりませんからそこらへん期待して次巻待ちたいと思います。