品田遊のレビュー一覧

  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

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    Webメディアで見ている彼と活字を通して向き合えた気がする一冊。色々なエッセイを読むが、読んだ時に「ハッとする」感覚を何度も得られたのは初めてだった。世界や自他の捉え方に、なるほどそう考えるのかと思わされる。人の思考を見せてもらえる面白さを味わえた。忘れかけた頃に読み返すとまたハッとする。偶然開いたページを何度も読み返している。

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    2023年12月27日
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

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    自分が思ったことを的確に文章化してるものが多かったから読んでて面白かった。
    「必然」なんて的確すぎる

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    2023年12月21日
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

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    ADHD傾向のある人の思考プロセスとか、なんとなく読んだのにすごく興味深い内容も多くて読んで良かったと思った。日々更新される日記の総集編だけど、日々更新の頻度でパッとこの内容が出せるのはすごいなと感じる。日記って形式は思考の癖とかを感じ取れるコンテンツの一つなのでいいかもな…。

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    2023年11月30日
  • 名称未設定ファイル

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    ネタバレ

    現代の技術で、今後ありそうな世界が展開される短編集だった。
    SNSやスレッド、仮想世界や別惑星の生命体など、あらゆる物事において少しホラーというか、エンタメというか、そんな物語だった。
    実際にあってもおかしくない話が多く、すごく感情移入させられた。

    特にAIがレコメンドされた商品を送ってくるという物語に関しては徐々に怖くなってくる主人公に感情移入してしまって鳥肌が立った。それを指摘してくる人が性格等がすごく似ていた元カノという設定も怖さを倍増させていた。

    面白かった。

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    2023年11月29日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

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    ネタバレ

    哲学を対話形式の小説で説明しているような感じ。
    比較的読みやすかった。
    魔王が人類を消したあと、もう一度作ったのは予想外のラストだった。
    個人的にはグレーみたいに、人類が残ろうが消えようがどちらでもいいという考えに近い。

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    2023年08月27日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

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    本の分類としては小説にあたるのかもしれないが、内容的には哲学に関することで一般的な小説と哲学書の中間というような感じだった。小説ほど読みやすいというわけではないが、哲学書ほど読みにくさを感じることも無く、哲学にちょっと興味はあるけど知識は殆どない自分のような人間にはピッタリの本だと思う。

    それぞれの主義に則ったキャラクター達の会話によって話は進んでいくので、1つの考え方だけでなく複数の考え方を意識しながら読み進めていくことが出来るのも良い点だと思う。正しい・正しくないが存在しないからこそ、多くの考え方・意見を知ることが自分自身の考え方をより深めてくれると思う。

    この本を読んだ自分ではない他

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    2023年08月22日
  • 名称未設定ファイル

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    品田遊氏の作品を読むのは2回目。インターネット世界の危うさ、虚しさを巧みに描き出している。もしも星新一先生がネット社会を書いたらこうなるかも、と言ってしまうと乱暴であるとは思うが、読み終えた後その感想がまず浮かび上がってきた。『名称未設定ファイル』のタイトルどおり、各章がパソコンに格納されたファイルを読み出してきている気分になる。無題でもなく、乱雑でもなく、でも名前を付けるにはちょっと、といったような感覚の17の短編集。たいへん興味深く読めて、楽しかった。

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    2023年07月15日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

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    自分は反出生主義者に近いのではないかと思って読み始めたが、やはりブラックの意見に賛成だった。
    自分では至らない部分についての詳細な意見が聞けたり、魔王に集められたその他面々からの反論や質問への返答も納得できるもので良かった。
    色んな人に読んでもらって、反出生主義が突飛な考えではなく一つ一つの道徳を積み重ねた先にある考えだという事を理解してもらってから自分も議論を交わしたいと思った。

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    2023年04月09日
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

    匿名

    購入済み

    エッセイ

    一つ一つが短めで読みやすく読み返しやすい
    どの話も興味深く、私にはなかった発想や考え方で読んでてとても面白い!

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    2023年02月09日
  • 名称未設定ファイル

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    良かった。
    2chのスレッドやAIの文章生成、SFなど色々。
    「最後の1日」が1番好きだった。多分ありがちな話だけど、こういうコミュニケーション不全の話が好き。
    「過程の医学」は、恐山の後の著作に通ずるものがある。

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    2022年11月16日
  • 止まりだしたら走らない

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    ネタバレ

    普段はオモコロチャンネルばかり観てる層です
    恐山の頭の中覗いてるみたいで面白かった
    “あるある”が散りばめられてて共感出来るのも心地良い
    ラストの急ハンドルで高尾山山頂殺人事件が起きるのかと思ったらまさかの恋愛展開でニ度びっくり
    こういうの書くんだ⁉️ポップコーン歌舞伎とかやってる人が…甘酸っぱい話書いてる衝撃で頭混乱したまま本閉じた

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    2022年10月21日
  • 止まりだしたら走らない

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    ネタバレ

    恐山
    ワードや思考回路が素敵!
    新渡戸先輩のぐるぐる思考が自分と重なった!

    にとべ先輩が女性だと発覚したところから急展開過ぎて面白かった

    他のストーリーも少し繋がってたりしてクスッと笑える(ところてんとか、、、

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    2022年09月04日
  • 止まりだしたら走らない

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    ひたすらに面白い。"そういうのってあるあるwでもこれほど明確に認識はしてこなかった"というような、共感を伴う気づきのオンパレードだった。まるでアハ体験の快感の連射をとめどなくくらったようだ。ドーパミン出まくりである。脳が喜んでいるのを感じる。この斬新で愉快な屁理屈で構成されたストーリーを生み出した著者の脳ミソが愛しい。ニヤニヤ笑いながら電車の中で読んでいる私はもはやこの本の登場人物の一人になっているのかもしれないと思った。

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    2022年02月07日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

    ネタバレ 購入済み

    理解しやすかった

    そこまで難解な言葉を使わず、かつ、主義の違うもの同士でも相手を罵倒すること無く、論理的に反論していくので、ストレスを感じずに読めた。
    反出生主義については、ネットでの議論から、悲観主義が元になっているのかと思っていたが、そうではなく、道徳を突き詰めた結果であると知れて勉強になった。

    #タメになる #深い

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    2022年02月05日
  • 止まりだしたら走らない

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    中央線を介した群像劇。

    様々な角度からの登場人物の繊細な心理描写が目立ちます。

    読んだ後に爽やかな気持ちになりました。

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    2021年12月10日
  • 名称未設定ファイル

    購入済み

    これが「品田遊」

    退廃的で、それでいて創造的。
    自然に紛れた不自然。
    こんなにも心地良い不快があっていいものでしょうか。
    筆者が限りなく中立で、変な色気や飾り気を持たないことばでできているので、展開に身を委ねて読めます。
    星の数ほどある現代の小説の中で一際異彩を放つ品田遊の「世界」を是非お楽しみください。

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    2021年05月11日
  • 止まりだしたら走らない

    ネタバレ 購入済み

    びっくりした

    梅ねりを食べていたと思っていたら突然ポッピングシャワーに変わって心臓がばくばくしました。もう読み返しても梅ねり味を思い出せない。非常に面白かったです。

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    2018年11月17日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

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    ネタバレ

    人類滅亡について考えたことのある人はある程度いると思うし、もちろん私もそうなので、興味を惹かれて購入した。
    基本的に会話文なので読みやすくはあるが、登場人物が多いため、特徴的な人以外は覚えにくかった。終盤に差し掛かってやっと把握できたくらい。

    あまり知らなかった反出生主義について知ることができたし、その主張の元までたどると、善悪や存在などかなり根源的な問題になることも理解できた。

    最終的に議論は意味なかったなと言う感想になってしまうので、滅亡までの物語と考えるよりも、副題通り、反出生主義を知るために読む方がいいと思う。

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    2025年10月08日
  • 名称未設定ファイル

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    品田遊による17編の短編。ネットやSNS、AIなどを題材にした作品集。
    ニヤリとするものからうっすら怖いものまでどれも面白く読めるんだけど
    皮肉だな大げさだなと思いつつ、いやこれもう「あるある」なのかも…
    SF好きな私は「クラムゲートの封は切られる」がお気に入り。

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    2025年09月19日
  • 止まりだしたら走らない

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    たまたま電車に乗り合わせた誰か。
    実はこんな人で、こんな事を考えていて、電車でこんな事が起こっていて…そんな12編の短編。
    そしてその間に、東京駅から高尾駅へ向かう中央線での出来事が挟まりながら進みます。
    今隣で起こってる事かも?なんて思いつつ電車で読むのがオススメ。
    ラストで明かされる事と、突然の急展開。この読後感はいいなぁ〜

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    2025年09月13日