品田遊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者の本は、「名称未設定ファイル」しか読んでないが、このエッセイでまた著者の異なる雰囲気を良い意味で感じ取れた。
日々の日常から、普段何気なく目にするSNSの事象に対して、思っていることをつらつら書いてるのだけれど、視点や角度がかなり鋭く、言語化能力も異様に高くて面白い。
いくつもマーカーを引っ張った文章がある。特に以下のような記述が心に残ってる。
- 過去を掘り返されて干される現代なのだから、紙幣に載るような偉大な功績を納めた人物も、いつ過去を探られるか分からないので、紙幣に載るのは人間じゃなくて動物でもいいのでは?
- SNSのプラットフォームの初期段階が心地良いのは、適度な人数で構成されてるから。人が少なすぎると、人間関係が強調されるし、逆に多すぎると、大勢の中の1人として孤独を感じやすい -
Posted by ブクログ
読み終わってしまった。読み終わりたくなかった。
ヴィレヴァンでたまたま見つけて、試し読みができないよう包装されていたのでその時は諦めたんだけれども、後日やっぱり気になって購入した1冊。
日常の何気ない出来事ひとつひとつをぐいぐいと掘り下げて深く思考していく著者の脳内を覗けるのが楽しくて、夢中になって読んだ。こういう、だれかの思考の覗き見みたいなことができる本は大好物だと気づいた。
力強くぐいぐい掘り下げてはいるけれど、それを語る言葉は柔らかくて、するすると頭に入ってくる。そして考えさせられる部分とクスッと笑える部分の塩梅がこれまたよい。
気に入ったところはページを戻って何度も繰り返し読んだ。好きなところはたくさんあったけれど、特に101ページからの「夏目漱石」。これは軽く衝撃だった。一体どれだけの「思考」を繰り返したらこんな考えに行き着けるようになるんだろうか。
でもこの衝撃を同僚に伝えてみたら、自分も普段そう考えていると返ってきて驚いた。みんなそんなふうに捉えているんだろうか。人の思考って知ろうとしないと本当にわからないままなんだろうな。
たぶんこれからも、雑誌みたいにパラパラとめくっては目に留まったところを読み返す。
お酒の席でこういう人と夜通し話してみたいな。 -
Posted by ブクログ
なんというか、オモコロも見てるし匿名ラジオも聞いてるから恐山のことを知ったつもりで居たけどもっと知れた気がした。(知れたって言われるのも恐山は嫌なのかもしれないけど)
なんだか、恐山の頭の中のことをつらつらと書いてる本だから、恐山と2人で話をしている気分になって、ふふ、なんかわかるなぁみたいな、勝手に友達になった、みたいな気分になれて嬉しかった(恐山はこんな知らんやつにそう思われるのは嫌かもしれない、ごめんなさい)
わたしが考えてることってわたし1人だけが考えているのかもって孤独感が薄らいだり、考えてたことが恐山の本を読んだことで色んなことに派生して広がったりってなった気がした。思考をするのと少し自由になるための本、だと思う。 -
購入済み
これが「品田遊」
退廃的で、それでいて創造的。
自然に紛れた不自然。
こんなにも心地良い不快があっていいものでしょうか。
筆者が限りなく中立で、変な色気や飾り気を持たないことばでできているので、展開に身を委ねて読めます。
星の数ほどある現代の小説の中で一際異彩を放つ品田遊の「世界」を是非お楽しみください。 -
ネタバレ 購入済み
びっくりした
梅ねりを食べていたと思っていたら突然ポッピングシャワーに変わって心臓がばくばくしました。もう読み返しても梅ねり味を思い出せない。非常に面白かったです。
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Posted by ブクログ
多くの小説家の人となりを私はよく知らない。しかし、品田遊ことダ・ヴィンチ恐山のことは少しだけ知っている。Twitterが日常に定着し始めた時、アルファツイッタラーとして活躍していたのが彼だった。数多くいるアルファツイッタラーの中でも、私はダ・ヴィンチ恐山が好きだった。
そして現在、匿名ラジオも聞くしオモコロも読むしオモコロチャンネルも見ている。その全てに関わるダ・ヴィンチ恐山こと品田遊が書いたものをいつか読んでみたいと思っていた。ので、今読んだ。
女子高生、社会人、変な癖の人など様々な人が乗っている中央線。
主役となるのはとある高校生2人ですが、ほぼ群像劇の短編集です。
私はピラミッドに想いを馳せる人に感情移入……というか、私が地方に住んでおり東京の駅を日常的に利用する生活に憧れがあるので、あなたのピラミッドは私にとっての東京だよ……と声をかけたくなりました。