品田遊のレビュー一覧

  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    自分が世の中を生きていて、ふと感じる違和感の言語化がとても丁寧でうまいなぁと感心した。
    別に著者が言っていることがすべて正しいとも賛成とも思えないが、それでも自分が感じた1番核の気持ちを既存品の言葉にのせずに、追求して言語化するのはとてつもなく大変なことだと思う(周囲に理解してもらえるかも分からない...続きを読む
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    今の時代の哲学エッセイなんでしょうね。
    オリジナルは日記らしいが、とにかく物事に対する目のつけどころが天才的としか言いようがない。さらに物事といっても、WEB上で見受けられる人間の行動についての考察もある。なるほど、と何回唸らされたことか。
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    他人の思考について知ることは少し背徳感を抱くけど
    自分にない視点を知ることができるので読書を通じてそれを続けたいと思える本だった
    モノの見方が少し変えられる、そんな気がした
    自分が過去に発していた言葉の軽率さや内容について色々考えられてよかった
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語
    新しいタイプの本だった、善と悪、有と無、道徳とは?

    議論をするときは往々にして部分を切り取っている
    人の意見は個人の主観だけでなく、時代環境影響されている。またそれが無自覚である場合が多い

    楽しい事苦しい事込み込みで人生かなあ
    誰かに与えるということ(利他性)はそれをしている自分に満足すること(...続きを読む
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語
    ブラックとブルー寄りの意見だったけどグレーの結論にも賛同できる。

    それって… 「ぼくはブラックでブルーで、ちょっとグレー」ってコト!?
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語
     ベネターの反出生主義を読む前に、準備運動として読んだ。この本は、セリフを羅列した形式になっていて読みやすいし、途中途中に議論のまとめが入っているから混乱せずに読み進めることができる。ただ、後半にいくにつれて抽象的な話も入るから、難しく感じる人はいるかも。
     反出生主義については、言葉だけを見ると初...続きを読む
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語
    反出生主義について知りたい、肯定して欲しいと思って手に取った人にとっては残念な内容かもしれない。「人類は滅ぼすべきか?」という命題の論点が反出生主義をめぐるものだというだけだからタイトルどおりの話をしているに過ぎないし。

    〇〇主義という思考そのものをキャラクター化しているのが構造としても面白かった...続きを読む
  • 名称未設定ファイル
    良かった。
    2chのスレッドやAIの文章生成、SFなど色々。
    「最後の1日」が1番好きだった。多分ありがちな話だけど、こういうコミュニケーション不全の話が好き。
    「過程の医学」は、恐山の後の著作に通ずるものがある。
  • 止まりだしたら走らない
    普段はオモコロチャンネルばかり観てる層です
    恐山の頭の中覗いてるみたいで面白かった
    “あるある”が散りばめられてて共感出来るのも心地良い
    ラストの急ハンドルで高尾山山頂殺人事件が起きるのかと思ったらまさかの恋愛展開でニ度びっくり
    こういうの書くんだ⁉️ポップコーン歌舞伎とかやってる人が…甘酸っぱい話...続きを読む
  • 止まりだしたら走らない
    恐山
    ワードや思考回路が素敵!
    新渡戸先輩のぐるぐる思考が自分と重なった!

    にとべ先輩が女性だと発覚したところから急展開過ぎて面白かった

    他のストーリーも少し繋がってたりしてクスッと笑える(ところてんとか、、、
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語
    横書きに違和感ありましたがすぐに慣れました。読みやすくて面白かったです。
    自分の中の出産に対するもやもやした思いが少しスッキリした気がする。
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語
    「論理としての道徳の正しさ」も結局「人間であること」には勝てない。あまりにも”正しすぎて”気持ち悪い。反出生主義とはそういう思想なのだなと思った。ブラックさん生きづらそう。白か黒かじゃなくてグレーなバランス感覚を持ちたい。
  • 止まりだしたら走らない
    ひたすらに面白い。"そういうのってあるあるwでもこれほど明確に認識はしてこなかった"というような、共感を伴う気づきのオンパレードだった。まるでアハ体験の快感の連射をとめどなくくらったようだ。ドーパミン出まくりである。脳が喜んでいるのを感じる。この斬新で愉快な屁理屈で構成されたストーリーを生み出した著...続きを読む
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

    理解しやすかった

    そこまで難解な言葉を使わず、かつ、主義の違うもの同士でも相手を罵倒すること無く、論理的に反論していくので、ストレスを感じずに読めた。
    反出生主義については、ネットでの議論から、悲観主義が元になっているのかと思っていたが、そうではなく、道徳を突き詰めた結果であると知れて勉強になった。
  • 止まりだしたら走らない
    どこにでもいる人のどこにもない話。見たことはないけれど「いる」話ばかりで面白かった。「露出狂」と「春」がお気に入り。
  • 止まりだしたら走らない
    中央線を介した群像劇。

    様々な角度からの登場人物の繊細な心理描写が目立ちます。

    読んだ後に爽やかな気持ちになりました。
  • 止まりだしたら走らない
    ダヴィンチ恐山の考え方が好き。
    愛しい屁理屈。
    本編に短編が挟まる構成おもしろい。
    子供の作文の話声出して笑った
  • 名称未設定ファイル

    これが「品田遊」

    退廃的で、それでいて創造的。
    自然に紛れた不自然。
    こんなにも心地良い不快があっていいものでしょうか。
    筆者が限りなく中立で、変な色気や飾り気を持たないことばでできているので、展開に身を委ねて読めます。
    星の数ほどある現代の小説の中で一際異彩を放つ品田遊の「世界」を是非お楽しみください。
  • 止まりだしたら走らない
    青春小説、だと思う。新渡戸先輩いいな〜。
    電車内でところてんを食べる人がいて、その人を見て真冬に冷やし中華が食べたくなってしまう話が好きだった。あと小学生の作文、かなりリアルだな。人間の嫌さと可愛げみたいなのが全体的にリアルであ〜わかる〜と思いながら読んだ。
    高いオレンジジュース飲んでみたい。
  • 止まりだしたら走らない
    さすがダヴィンチ恐山と思わされる作品でした。
    いくつかの短編の間に本編(?)が挟んであって
    斬新なかんじでした。
    また、近所の本屋では在庫がありませんでしたが、すこし大きめな本屋に行くと在庫が残っていることが多いです。