品田遊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本の分類としては小説にあたるのかもしれないが、内容的には哲学に関することで一般的な小説と哲学書の中間というような感じだった。小説ほど読みやすいというわけではないが、哲学書ほど読みにくさを感じることも無く、哲学にちょっと興味はあるけど知識は殆どない自分のような人間にはピッタリの本だと思う。
それぞれの主義に則ったキャラクター達の会話によって話は進んでいくので、1つの考え方だけでなく複数の考え方を意識しながら読み進めていくことが出来るのも良い点だと思う。正しい・正しくないが存在しないからこそ、多くの考え方・意見を知ることが自分自身の考え方をより深めてくれると思う。
この本を読んだ自分ではない他 -
購入済み
これが「品田遊」
退廃的で、それでいて創造的。
自然に紛れた不自然。
こんなにも心地良い不快があっていいものでしょうか。
筆者が限りなく中立で、変な色気や飾り気を持たないことばでできているので、展開に身を委ねて読めます。
星の数ほどある現代の小説の中で一際異彩を放つ品田遊の「世界」を是非お楽しみください。 -
ネタバレ 購入済み
びっくりした
梅ねりを食べていたと思っていたら突然ポッピングシャワーに変わって心臓がばくばくしました。もう読み返しても梅ねり味を思い出せない。非常に面白かったです。