品田遊のレビュー一覧

  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    読み終わってしまった。読み終わりたくなかった。
    ヴィレヴァンでたまたま見つけて、試し読みができないよう包装されていたのでその時は諦めたんだけれども、後日やっぱり気になって購入した1冊。

    日常の何気ない出来事ひとつひとつをぐいぐいと掘り下げて深く思考していく著者の脳内を覗けるのが楽しくて、夢中になっ...続きを読む
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    恐山さんの、ひとつの物事に対する表現力と広げ方に圧倒されながら読んだ。

    相対的にそう思ったと言うよりは、絶対的にそう思った。文字での表現力がとても高い人なんだ。

    恐山さんはもしかしたら当たり前のように書いているのかもしれないけれど(小学校の卒業文集も同じようなテイストだったから)、内容の面白さと...続きを読む
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    大袈裟に、もっと楽に生きてていいんだと思えた。
    肩の力がすっと抜けると同時に、恐山という人間のことがどんどん好きになってしまう作品
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    なんというか、オモコロも見てるし匿名ラジオも聞いてるから恐山のことを知ったつもりで居たけどもっと知れた気がした。(知れたって言われるのも恐山は嫌なのかもしれないけど)
    なんだか、恐山の頭の中のことをつらつらと書いてる本だから、恐山と2人で話をしている気分になって、ふふ、なんかわかるなぁみたいな、勝手...続きを読む
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    のんびり気楽に読めるのに、何だか深いことを考えられた気分になれる一冊。著者は日々、じっくり思索しながら生きているのかなぁ。言語化する能力が非常に高いし、いわゆる"意識高い系"ではなく平易な言葉で語られる内容が、実は自分の生活にもリンクする重要なことだったりする。何度も読み返したいエッセイ。
  • 名称未設定ファイル
    シンプルに面白い。令和版・星新一さんではないかと個人的には思う。平易で読みやすく、なのに深い。著者の真骨頂ではないか。
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    Webメディアで見ている彼と活字を通して向き合えた気がする一冊。色々なエッセイを読むが、読んだ時に「ハッとする」感覚を何度も得られたのは初めてだった。世界や自他の捉え方に、なるほどそう考えるのかと思わされる。人の思考を見せてもらえる面白さを味わえた。
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    自分が思ったことを的確に文章化してるものが多かったから読んでて面白かった。
    「必然」なんて的確すぎる
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    ADHD傾向のある人の思考プロセスとか、なんとなく読んだのにすごく興味深い内容も多くて読んで良かったと思った。日々更新される日記の総集編だけど、日々更新の頻度でパッとこの内容が出せるのはすごいなと感じる。日記って形式は思考の癖とかを感じ取れるコンテンツの一つなのでいいかもな…。
  • 名称未設定ファイル
    現代の技術で、今後ありそうな世界が展開される短編集だった。
    SNSやスレッド、仮想世界や別惑星の生命体など、あらゆる物事において少しホラーというか、エンタメというか、そんな物語だった。
    実際にあってもおかしくない話が多く、すごく感情移入させられた。

    特にAIがレコメンドされた商品を送ってくるという...続きを読む
  • 止まりだしたら走らない
    中央線の各駅を舞台にした小話と、電車に揺られながら他愛ない話をしつつある目的地へ向かう二人の学生の話が収録されています。

    普段電車に乗るときも、向いに座る人や横に立っている人は何かしら思考を巡らせている。そんな思考を少しのぞき見しちゃうような、今度電車に乗ったとき、人間観察、いや、妄想がしたくなっ...続きを読む
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    ちびちび読んでいた。
    少し前から黒ウーロン茶マガジンを購読していて、毎日更新を楽しみにしている。

    過去のヤツを遡りつつ、現在を追いかけているので「あ〜読んだことあるな」のものも複数あった。それは私たち読者が選んだものも多分少しは含まれてて、私以外の読者もこれ好きだと思ったのかもと思うと少し嬉しかっ...続きを読む
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語
    哲学を対話形式の小説で説明しているような感じ。
    比較的読みやすかった。
    魔王が人類を消したあと、もう一度作ったのは予想外のラストだった。
    個人的にはグレーみたいに、人類が残ろうが消えようがどちらでもいいという考えに近い。
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語
    本の分類としては小説にあたるのかもしれないが、内容的には哲学に関することで一般的な小説と哲学書の中間というような感じだった。小説ほど読みやすいというわけではないが、哲学書ほど読みにくさを感じることも無く、哲学にちょっと興味はあるけど知識は殆どない自分のような人間にはピッタリの本だと思う。

    それぞれ...続きを読む
  • 名称未設定ファイル
    品田遊氏の作品を読むのは2回目。インターネット世界の危うさ、虚しさを巧みに描き出している。もしも星新一先生がネット社会を書いたらこうなるかも、と言ってしまうと乱暴であるとは思うが、読み終えた後その感想がまず浮かび上がってきた。『名称未設定ファイル』のタイトルどおり、各章がパソコンに格納されたファイル...続きを読む
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語
    自分は反出生主義者に近いのではないかと思って読み始めたが、やはりブラックの意見に賛成だった。
    自分では至らない部分についての詳細な意見が聞けたり、魔王に集められたその他面々からの反論や質問への返答も納得できるもので良かった。
    色んな人に読んでもらって、反出生主義が突飛な考えではなく一つ一つの道徳を積...続きを読む
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    読み手が教えを請うようなものではなく、他人がどういうことを普段考えているのか覗けるような本を読みたいと思っていたので良かった。
    noteも購入して読んでみたくなった。
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    タイトルだけで購入したけれど、間違っていなかった!
    共感できたり、笑いがあったり、へぇ~、ってなったり。
    品田遊さんをもっと知りたいかも……って、中毒性があるみたい。
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々
    最高に面白い文章だらけだった。

    あえて似てる本をあげるなら、「毎月新聞(佐藤雅彦)」です。この本が好きなら、こっちも絶対好きだと思います。

    日常の事柄に対して、繊細な分解がされている。さらに、例示が上手だったり、分解した上でボケるのがウィットに富んでいるのを感じる。
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

    エッセイ

    一つ一つが短めで読みやすく読み返しやすい
    どの話も興味深く、私にはなかった発想や考え方で読んでてとても面白い!