品田遊のレビュー一覧

  • 納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々

    購入済み

    「キリンに雷〜」がとても良かったため。
    思考が深く、非常に論理的で筋道立った文章を書くので、「この人...とんでもない人なんじゃ...」となるが、合間にはさまる日常のエピソードで人間味を感じて安心する。

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    2025年09月21日
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

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    ただの本として読んでいたらさほど響かなかったかもしれない。なんとなくインターネットの記事を読んでいる感覚に近いから。というか、実際にnoteで連載されていた日記に手を加えたものだそうだ。普段「オモコロの仮面の人」「ARuFaと組んで匿名ラジオをやってる人」として認識していたダ・ヴィンチ恐山という個人を垣間見れた気がした(いや、これは品田遊の本か)。同意や共感ができる話もあれば、面白い発想だなと読むだけだった話もあった。が、この人の面白さはあくまで私達と同じワールドに生きながらもちょっと変わってる、という点にあるのだなと分析することができた。また、その面白さはインターネットがあったからこそ発掘さ

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    2025年08月25日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

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    道徳的思想としての反出生主義は、なんとなくキリスト教の原罪を想起させるので興味深い。
    様々な視点からの議論がとにかく面白かった。

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    2025年08月24日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

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    軽い気持ちで読み始めたけれど、哲学書の類でした。非常識なようでいてかなり根本的なテーマ。登場人物のほとんどが揺れ動きつつも自分の考えを深めていく過程はとても興味深いし、自分自身がどのような答えを持つか、ということ以前に、相手の意見を聞いたり、その意見の背景にあるものを考えたり、というプロセスの大切さと面白さに触れた気がします。
    このテーマをこの切り口で語ろうとする品田遊という作家のとんでもなさに改めて打ちのめされました。

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    2025年05月24日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

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    ネタバレ

    読みやすい哲学書という感じでとても面白かった。

    気になったのは、環境問題を解決するには人口が減っていくのが望ましい(ゼロにまで減らせとは言っていない)、といった考え方も反出生主義の一流派なのだろうか、という点。BBCでそういう考えを持つヨーロッパの若者たちを特集していて、興味を持っていた。本書はお題が「人類滅亡、是か非か」だったからマイルドな思想は扱われなかっただけなのかな。

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    2025年04月28日
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

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    相変わらず面白かったです。
    品田遊先生の日記を読むたびに、他人と自分の価値観や見方は必ず一致していないし、そこから学ばせてもらうことも沢山あるなぁという気持ちになります。
    クスッとする部分も多くて、疲れたときにまた読みたい。。。

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    2025年04月03日
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

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    ネタバレ

    恐山のポンコツエピソードが好きすぎる。
    本人は苦労しているんだろうが、、
    後半は哲学的で難しかった。

    どの回も好きだけど
    星 が1番好き。宇宙ってど田舎すぎる
    たしかに。

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    2024年10月21日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

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    異なる思想を持つ10人の考え方にどれも共感する部分があり、読む前に漠然とあった自分の考えが何度も揺さぶられるような思いで一瞬で読み終わってしまいました。
    自分の考えが誰に近いかポジション取りしながら読み進めると、その考えを強固にする例えが出てきたり
    途中で思わぬカウンターパンチをくらったりと、どこまでも主体的な哲学書のようで面白かったです。
    広く色んな方にオススメ出来る本です。

    ライター、ラジオMC、youtube企画等で元々ファンだった者で品田遊名義の作品は今回初めて触れましたが、別の作品にも触れたくなりました。端々に本人の色が出ているような、書いている本人にも10人それぞれの主張を肯定す

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    2024年10月20日
  • 止まりだしたら走らない

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    すごく良かった。
    サクサク読めたし、普段自分以外の人間が何を考えているのか、色んな人間の心の内の感情が見えた。
    台詞や言い回しが恐山ぽくていいなと思った。
    大学時代中央線をよく使っていたので、駅名など馴染み深くて嬉しかった。

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    2024年09月20日
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

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    著者のネット上の活動をほぼ知らない時期に購入。一気に読んでしまった。面白かった。
    日常を綴る章は、インターネットの文化や著者のうっかりエピソードなど、同じような人間としては終始共感の内容。
    特に好きなのは締切前に焦って謎の食べ合わせの買い物をし失敗する話。余裕がない時に慌てて謎のミスを連発するのってなんでなんでしょうね…
    哲学的な話も多いのだが、文章が淡々としており読みやすく、著者の人柄に触れてから読むこともあって、親しみやすく肩の力を抜いて読めた。
    思考が深いので、日常エッセイだけではなく、哲学エッセイとしても良い本だと思う。
    次作も必ず読もうと思う。

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    2024年09月01日
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

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    ネタバレ

    相当期待した上で読んで、期待以上にとても楽しめた。

    エッセイ/日記本の醍醐味は、面白い人や魅力的な人のの推敲された思考プロセスを余すことなくなぞり、理解した気になることができる点だと思う。

    この日記本は、著者が日々の出来事への入り組んだ考察を誠実にわかりやすく読者に教えてくれる。
    思考が淡々としていて、雑味がなくてよかった。
    一方で、ここまで日々の出来事やインターネットの動静に対して俯瞰的になれるものなのかとも思う。少し羨ましい。

    次作も買う。文章を書きたくなった。

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    2024年09月19日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

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    ネタバレ

    あとがきの、反出生主義は大きく分けて2つあって、合流地点で絡み合って、ネット上で議論が巻き起こった、みたいなこと言ってて好きだった

    たまになんかうっすら思ったりしてしまう、人類もう滅べや、ってことを、こんな深ぼって書籍にしたのってないんじゃないんだろうか

    結局のところ、利己的な欲求を満たすために道徳はあるのだから
    白黒付けないグレーありがとう

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    2024年07月05日
  • 名称未設定ファイル

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    私たちそれぞれが持つ普通と、社会全体の普通。ここには大きな認識と感性の違いがあるなと考えさせられた。主人公の立ち位置から見える景色と、読者として数歩下がって見える景色の違いに驚嘆するばかりだ。

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    2024年06月26日
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

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    著者の本は、「名称未設定ファイル」しか読んでないが、このエッセイでまた著者の異なる雰囲気を良い意味で感じ取れた。

    日々の日常から、普段何気なく目にするSNSの事象に対して、思っていることをつらつら書いてるのだけれど、視点や角度がかなり鋭く、言語化能力も異様に高くて面白い。

    いくつもマーカーを引っ張った文章がある。特に以下のような記述が心に残ってる。

    - 過去を掘り返されて干される現代なのだから、紙幣に載るような偉大な功績を納めた人物も、いつ過去を探られるか分からないので、紙幣に載るのは人間じゃなくて動物でもいいのでは?

    - SNSのプラットフォームの初期段階が心地良いのは、適度な人数で

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    2024年06月25日
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

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    読み終わってしまった。読み終わりたくなかった。
    ヴィレヴァンでたまたま見つけて、試し読みができないよう包装されていたのでその時は諦めたんだけれども、後日やっぱり気になって購入した1冊。

    日常の何気ない出来事ひとつひとつをぐいぐいと掘り下げて深く思考していく著者の脳内を覗けるのが楽しくて、夢中になって読んだ。こういう、だれかの思考の覗き見みたいなことができる本は大好物だと気づいた。
    力強くぐいぐい掘り下げてはいるけれど、それを語る言葉は柔らかくて、するすると頭に入ってくる。そして考えさせられる部分とクスッと笑える部分の塩梅がこれまたよい。

    気に入ったところはページを戻って何度も繰り返し読んだ

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    2024年05月17日
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

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    恐山さんの、ひとつの物事に対する表現力と広げ方に圧倒されながら読んだ。

    相対的にそう思ったと言うよりは、絶対的にそう思った。文字での表現力がとても高い人なんだ。

    恐山さんはもしかしたら当たり前のように書いているのかもしれないけれど(小学校の卒業文集も同じようなテイストだったから)、内容の面白さと同じくらい「すごすぎる」という圧倒感もあった。

    これは確かに先生だ。

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    2024年03月22日
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

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    大袈裟に、もっと楽に生きてていいんだと思えた。
    肩の力がすっと抜けると同時に、恐山という人間のことがどんどん好きになってしまう作品

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    2024年03月08日
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

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    なんというか、オモコロも見てるし匿名ラジオも聞いてるから恐山のことを知ったつもりで居たけどもっと知れた気がした。(知れたって言われるのも恐山は嫌なのかもしれないけど)
    なんだか、恐山の頭の中のことをつらつらと書いてる本だから、恐山と2人で話をしている気分になって、ふふ、なんかわかるなぁみたいな、勝手に友達になった、みたいな気分になれて嬉しかった(恐山はこんな知らんやつにそう思われるのは嫌かもしれない、ごめんなさい)
    わたしが考えてることってわたし1人だけが考えているのかもって孤独感が薄らいだり、考えてたことが恐山の本を読んだことで色んなことに派生して広がったりってなった気がした。思考をするのと

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    2024年03月02日
  • 名称未設定ファイル

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    シンプルに面白い。令和版・星新一さんではないかと個人的には思う。平易で読みやすく、なのに深い。著者の真骨頂ではないか。

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    2024年01月15日
  • キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

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    のんびり気楽に読めるのに、何だか深いことを考えられた気分になれる一冊。著者は日々、じっくり思索しながら生きているのかなぁ。言語化する能力が非常に高いし、いわゆる"意識高い系"ではなく平易な言葉で語られる内容が、実は自分の生活にもリンクする重要なことだったりする。何度も読み返したいエッセイ。

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    2024年01月15日