【感想・ネタバレ】キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々のレビュー

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Posted by ブクログ

読み終わってしまった。読み終わりたくなかった。
ヴィレヴァンでたまたま見つけて、試し読みができないよう包装されていたのでその時は諦めたんだけれども、後日やっぱり気になって購入した1冊。

日常の何気ない出来事ひとつひとつをぐいぐいと掘り下げて深く思考していく著者の脳内を覗けるのが楽しくて、夢中になって読んだ。こういう、だれかの思考の覗き見みたいなことができる本は大好物だと気づいた。
力強くぐいぐい掘り下げてはいるけれど、それを語る言葉は柔らかくて、するすると頭に入ってくる。そして考えさせられる部分とクスッと笑える部分の塩梅がこれまたよい。

気に入ったところはページを戻って何度も繰り返し読んだ。好きなところはたくさんあったけれど、特に101ページからの「夏目漱石」。これは軽く衝撃だった。一体どれだけの「思考」を繰り返したらこんな考えに行き着けるようになるんだろうか。
でもこの衝撃を同僚に伝えてみたら、自分も普段そう考えていると返ってきて驚いた。みんなそんなふうに捉えているんだろうか。人の思考って知ろうとしないと本当にわからないままなんだろうな。

たぶんこれからも、雑誌みたいにパラパラとめくっては目に留まったところを読み返す。
お酒の席でこういう人と夜通し話してみたいな。

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2024年05月17日

Posted by ブクログ

恐山さんの、ひとつの物事に対する表現力と広げ方に圧倒されながら読んだ。

相対的にそう思ったと言うよりは、絶対的にそう思った。文字での表現力がとても高い人なんだ。

恐山さんはもしかしたら当たり前のように書いているのかもしれないけれど(小学校の卒業文集も同じようなテイストだったから)、内容の面白さと同じくらい「すごすぎる」という圧倒感もあった。

これは確かに先生だ。

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2024年03月22日

Posted by ブクログ

大袈裟に、もっと楽に生きてていいんだと思えた。
肩の力がすっと抜けると同時に、恐山という人間のことがどんどん好きになってしまう作品

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2024年03月08日

Posted by ブクログ

なんというか、オモコロも見てるし匿名ラジオも聞いてるから恐山のことを知ったつもりで居たけどもっと知れた気がした。(知れたって言われるのも恐山は嫌なのかもしれないけど)
なんだか、恐山の頭の中のことをつらつらと書いてる本だから、恐山と2人で話をしている気分になって、ふふ、なんかわかるなぁみたいな、勝手に友達になった、みたいな気分になれて嬉しかった(恐山はこんな知らんやつにそう思われるのは嫌かもしれない、ごめんなさい)
わたしが考えてることってわたし1人だけが考えているのかもって孤独感が薄らいだり、考えてたことが恐山の本を読んだことで色んなことに派生して広がったりってなった気がした。思考をするのと少し自由になるための本、だと思う。

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2024年03月02日

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のんびり気楽に読めるのに、何だか深いことを考えられた気分になれる一冊。著者は日々、じっくり思索しながら生きているのかなぁ。言語化する能力が非常に高いし、いわゆる"意識高い系"ではなく平易な言葉で語られる内容が、実は自分の生活にもリンクする重要なことだったりする。何度も読み返したいエッセイ。

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2024年01月15日

Posted by ブクログ

Webメディアで見ている彼と活字を通して向き合えた気がする一冊。色々なエッセイを読むが、読んだ時に「ハッとする」感覚を何度も得られたのは初めてだった。世界や自他の捉え方に、なるほどそう考えるのかと思わされる。人の思考を見せてもらえる面白さを味わえた。

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2023年12月27日

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自分が思ったことを的確に文章化してるものが多かったから読んでて面白かった。
「必然」なんて的確すぎる

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2023年12月21日

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ADHD傾向のある人の思考プロセスとか、なんとなく読んだのにすごく興味深い内容も多くて読んで良かったと思った。日々更新される日記の総集編だけど、日々更新の頻度でパッとこの内容が出せるのはすごいなと感じる。日記って形式は思考の癖とかを感じ取れるコンテンツの一つなのでいいかもな…。

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2023年11月30日

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ちびちび読んでいた。
少し前から黒ウーロン茶マガジンを購読していて、毎日更新を楽しみにしている。

過去のヤツを遡りつつ、現在を追いかけているので「あ〜読んだことあるな」のものも複数あった。それは私たち読者が選んだものも多分少しは含まれてて、私以外の読者もこれ好きだと思ったのかもと思うと少し嬉しかったりした。

私は毎日文章を書くというのが苦手(というか、色々頭には浮かんでいるんだけど文章に直すのがかなりだるくてしょうがないときがわりとある)で、日記も長続きしない。
それに、こんなに人をひきつけるような面白い文章は書けない。そこらへんの才能は私には無い。


でも、下世話なもので、他の人の日記はたぶんなんでも読んでしまうから、日記かつ面白いもの(私の知らない情報をくれるもの)というのはなかなか貴重である。

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2023年09月11日

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読み手が教えを請うようなものではなく、他人がどういうことを普段考えているのか覗けるような本を読みたいと思っていたので良かった。
noteも購入して読んでみたくなった。

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2023年04月09日

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タイトルだけで購入したけれど、間違っていなかった!
共感できたり、笑いがあったり、へぇ~、ってなったり。
品田遊さんをもっと知りたいかも……って、中毒性があるみたい。

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2023年04月07日

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最高に面白い文章だらけだった。

あえて似てる本をあげるなら、「毎月新聞(佐藤雅彦)」です。この本が好きなら、こっちも絶対好きだと思います。

日常の事柄に対して、繊細な分解がされている。さらに、例示が上手だったり、分解した上でボケるのがウィットに富んでいるのを感じる。

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2023年03月25日

匿名

購入済み

エッセイ

一つ一つが短めで読みやすく読み返しやすい
どの話も興味深く、私にはなかった発想や考え方で読んでてとても面白い!

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2023年02月09日

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自分が世の中を生きていて、ふと感じる違和感の言語化がとても丁寧でうまいなぁと感心した。
別に著者が言っていることがすべて正しいとも賛成とも思えないが、それでも自分が感じた1番核の気持ちを既存品の言葉にのせずに、追求して言語化するのはとてつもなく大変なことだと思う(周囲に理解してもらえるかも分からないし)
面白く読むことができた

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2023年02月07日

Posted by ブクログ

今の時代の哲学エッセイなんでしょうね。
オリジナルは日記らしいが、とにかく物事に対する目のつけどころが天才的としか言いようがない。さらに物事といっても、WEB上で見受けられる人間の行動についての考察もある。なるほど、と何回唸らされたことか。

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2023年02月01日

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他人の思考について知ることは少し背徳感を抱くけど
自分にない視点を知ることができるので読書を通じてそれを続けたいと思える本だった
モノの見方が少し変えられる、そんな気がした
自分が過去に発していた言葉の軽率さや内容について色々考えられてよかった

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2023年01月30日

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元が日記だったからというのもあると思うけど人の自問自答を勝手に覗いている感覚だった
と思いきや時々みんなはどう?と問いかけてきて覗いてるのばれてる!ってどぎまぎしていた
自分の考えていることが完全に正しいみたいなのだけじゃなくて変と言われていることもちゃんと書いているところがかなり信用できるしなによりおもしろい!他の本も読みたい

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2024年05月24日

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ダ・ヴィンチ恐山の見ている世界は4コマ漫画のようだと思った。
身の回りの事象をどんな切り口で、どんな大きさで切り取るのか。
どうでもいいことに頭を使ってみる、脳トレみたいな読書体験だった。

そして彼の特性も相まって、止まらない!止められない!なんで!どうした!やっちまった!うわぁあああ!うわぁ…。なんとまあ。の連続だった。
この本を読んだ後だと、日常が少しコミカルになる気がする。

たくさんの人に愛され、これからも脳みその中をチラ見させてもらえると嬉しい。
第二弾もまっています。

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2024年03月18日

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ネタバレ

ここまで思考を掘り下げて考えている人って面白いなと思った。ただ実際にこんな話を永遠にされるとめんどくさい人なんだろうなという印象になってしまうと思う。
見ている分には面白いので、これからも末長くオモコロチャンネルを続けてください。

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2023年08月18日

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ポッドキャスト奇奇怪怪明解辞典でオススメしてたから読んでみた。スーパーで天ぷら踏んだ人の裁判の話が面白かった。品田遊さんの頭の中を覗いてる感じ。

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2023年05月01日

Posted by ブクログ

「わかる」と強く共感できる話、「そういう風に考えた、感じた事はなかった」と新しい発見ができる話、少し哲学的な短編小説。
だいたいその3つで構成された本で、とてもおもしろかった。
筆者ができるだけフラットに世界を見ている(見ようとしている)事が文の端々から伝わってきて、エッセイの醍醐味だな〜と感じた。
一つ一つの話が短いので気軽に読める一冊だった。

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2023年04月27日

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タイトルに惹かれて購入。読んでいる最中は面白いなってページが進むんだけど、じゃあどこが良いのって言われると答えられない。プーバランと台風の中長崎に行く話は好き。

後半読むのが大変だった。

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2023年03月16日

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シュールなところあり、面白い視点あり、毒舌あり、でとても面白いエッセイだった。哲学的であった。まずタイトルからして気になりすぎた。本当にキリンに雷落ちたんだ…。大人になって跳び箱を飛ぶ人はノイシュヴァンシュタイン城に行ったことのある日本人よりも少ない、とか突然のメール失礼しますの突然以外のメールあるか?の件とか箸の持ち方は習ったのにタメ口命令形で話す人とかチョイスが面白くてなおかつ的確で著者の文書のファンになった。天ぷら事件は私も思ってた!とそれを文章にして広く伝えてくれて嬉しかった。

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2023年02月18日

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世界への視線が鋭すぎて、一息に読むことができず何度も立ち止まりながら読んだ。勝手に「会う必要のない友情」を感じる部分も多かった。

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2023年01月30日

Posted by ブクログ

味わいがよかった。
日常の些細なことからふわふわと発想した文章が心地よい。
もとのマガジンを購読していたから内容は全て既知だけど、その分、書籍化にあたって整えられた文体を楽しむことができて嬉しい。口当たりがなかなか変わる。
散文、だからこそよい。

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2023年01月24日

Posted by ブクログ

小説も確かに楽しいけれど、私はエッセイって好きだな。集中力がない時でも、スッと頭に入ってこれる。積極的に物語を汲取りに行く必要がないから。あと、「へーこの人ってそうやって考えるんだ。ウケる。」くらいの距離感でいられるのが良い。
オモコロ好きなので、ふとダヴィンチ恐山さんの本を手にして初めて読んだのだけれど、やっぱりユーモアのセンスが独特で声に出して笑って読んでしまった。そうそう、これくらいの気軽さで読んでも良いんだよ。本って。そして人生も、これくらいの気軽さで良いよって言ってもらったような気分になりました。

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2023年01月18日

Posted by ブクログ

ウロマガ非購読者なのでようやく読めた…という思いが強い。日記のゆるさもあるが、今の炎上過多なインターネットの中でそれなりの立場として発信する意味とか、自我の在り方(独我論かな?)についてはかなり深い知見があると思う。
短編小説として読める幽霊の話とか改元の話とかもあっていろいろ面白い。

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2022年12月30日

Posted by ブクログ

よく聴くポットキャストで紹介されていて読んでみた。
日常生活の中の些細だけど気になる事例を短い項目で分けていく内容。炎上しないような言い回しでTwitterに投稿するのかというもどかしさから猫のイデアについて幅広く書いている。
普段からすごく物事に対して考えているということが分かるものだった。印象に残ったのは前半に書いていた飲み会に行く前にコンビニで振り込もうとするけどうまくできなくて乗るはずのバスに乗れず結局余計時間かかるルートを使ってしまい、すごく遅刻したという話は私は経験のある話で覚えている。
正直トピックによってはちょっと着いていけない時や難しい内容だったりして特に共感はできなかったので没頭する話ではなかった。(作者も共感なんか求めていないでしょう)

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2024年04月06日

Posted by ブクログ

ライトで面白い部分と、スイッチが入ったように哲学してしまう部分が入り乱れておりました。基本とぼけて面白い文章なのですが、こっちのスイッチも入れ替えないといけないので少々疲れます。

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2024年01月12日

Posted by ブクログ

作者の頭の中を少し垣間見ている感じの本。流し読みでも楽しめた。(´・∀・`)ヘーってなることもあったし、笑える部分もあった。だけど途中に挟まる短編みたいな茶番劇が冗長だなーとは感じた。好き嫌いがはっきり分かれそうな作品だなという印象。

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2023年04月30日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて。

有料のWEB日記を書籍に。
WEBでは横書きなので、やはり本として読む方が入りやすい。
たとえば「感想」
読書感想文についての独自の意見が書かれているが、概ね同感する。子供の頃に読みたかった。
他にもいろいろ共感すること多く。
ただ、SNSやWEB上だと同じ内容でも響かなかったもしれないなぁ。

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2023年01月20日

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