山本史郎のレビュー一覧

  • 翻訳の授業 東京大学最終講義

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    とある時、先生の講義を受けたことがあります。英文学のみならず、松尾芭蕉など日本文学も重要視なさるお方です。トールキン作「ホビット」やモンゴメリ作「赤毛のアン」への情熱、印象的でした。

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    2024年02月17日
  • 翻訳の授業 東京大学最終講義

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    翻訳者としては正座で読む本。私が文芸翻訳に近いジャンルが苦手な所以もこういうところ。翻訳家になる将来が見えていたのなら、東大にいるうちにこの授業を受けてみたかった

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    2023年05月07日
  • 翻訳の授業 東京大学最終講義

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    翻訳のプロが明かす極意が満載の好著だ.第6章 翻訳家の仕事場 では、あまり馴染みのない『ホビット』だったが、適切な訳語を探りだす思考過程が克明に辿れる記述が素晴らしい.最終章の新たな翻訳モデルの解説は、翻訳までは行かないでも英文を読む極意を教わった感じがする 軽妙な論考だと感じた.

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    2020年12月03日
  • 翻訳の授業 東京大学最終講義

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    8章「たのしい川辺」の翻訳の事例はなかなかショックだなあ・・・ 自分も技術翻訳でくってたことは若干あったが、文芸翻訳はくそ難しいことを直感していた(もちろんその仕事はしなかった)が、その理由が明確に論じられている

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    2020年07月05日
  • 毎日の日本 英語で話す!まるごとJAPAN

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    通訳案内士試験の勉強用に買った英語学習本でおなじみバーダマン教授の本。日本に関する幅広い分野のトピックを各200ワードくらいでコンパクトに説明している。
    サクッと調べたり復習するのに便利なのでいまだに参照しています。

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    2022年03月03日
  • 人生は賢書に学べ 読み切り 世界文学

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    名前だけ聞いたことあるっていう名作があらすじで簡単に読める。
    いろいろ読んでみると興味も湧くし、そもそも最初から読んで挫折するっていう経験をしなくていいのが素敵。
    あらすじがもうわかってるわけだから、もしかしたら最後まで読み切れるかも。
    続編早く読みたい。
    いろいろな名作に触れられるって面白い。

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    2021年02月17日
  • 翻訳の授業 東京大学最終講義

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    言語が違うということと、認識の問題について、考えるきっかけをつくるのが語学教師の役割でもある、ということかな。

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    2020年08月10日
  • 名作英文学を読み直す

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    単純に面白かったw
    すべて幼い時に読み、さらに大人になってから読み直したことがある作品たちだったので、大人になって感じた違和感の理由に思い至り「あぁ、なるほどそうだったのね!」と、なんだか気分が爽快になりました。
    外国語が堪能ではないので、翻訳作品を読む時は本当に翻訳される方に足を向けて寝られないなと思うのですが(極々たまに足向けて寝てやろうかと思う時もありますけどね)、「翻訳」そのものに目を向けてみるとこんなにもドラマチックなのかと、そう感じられる章もありました。

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    2013年02月12日
  • 名作英文学を読み直す

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    翻訳本が苦手である。あの独特な文体が。
    それもあって『赤毛のアン』『秘密の花園』など敬遠していたけれど、これを読むと、なかなかどうしておもしろそうじゃないか。比較文学とかも興味あるしなぁ。とりあえず、ディケンズを読もうと思う。

    翻訳者と言うのもいいなと思った時代もあったけれど、いかに原書を理解していなければならないのかが想像できてからは恐ろしくてとてもそんなこと言えなくなった。日本語の文章だって碌に読解できないのに、何のコノケーションも常識も持ち合わせてない外国文学を理解できますか?とてもとてもそんな自信はない。ダールなんか訳せたら楽しいだろうけど、今のところ一読者として楽しみます(とか

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    2011年12月14日
  • 対訳 武士道

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    武士道という士農工商の士だけが持つ思想をあたかも日本人全体が持っているように書いている。さすがに、日本人共通の観念とすると無理がある。1899年刊行とすると黄禍論の頃か。野蛮な黄色人種ではなく知性ある文明人としての日本人を紹介したかったからこのような文章になったのだろうか。賛美に恥ずかしくていたたまれない気分になる。四民平等になり、1877年の西南戦争で武士は農民に敗れた。それも集団行動も駆け足も行進もできなかった農民兵にだ。農民が日本の大多数なら農民が持つ思想こそ、日本の思想として紹介すればいいのに。でも当時の外国人受けを狙った本としてはこれでよかったのかもしれない。

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    2023年12月20日
  • 翻訳の授業 東京大学最終講義

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    ネタバレ

    異化翻訳と同化翻訳の違いや、「意味は言語に先行する」ということもあるというのを学びました。
    ただ、そんなに面白い内容とは思えず、「当然そうですよね」というふうな確認作業をするような本でした。
    翻訳「論」というよりは、文化的な知識や英語の知識は必要だとしても、もうほぼ感性の世界に近いような気がしました。

    ・面白かった点
    英米の小説では三人称(「神の視点」)で書かれることが多い。それ故に、翻訳の際は認証の変化がなされることが多い(「同化翻訳」)。p73,ルース・レンデルの例が秀逸で、英米の小説らしく「神の視点」で書かれた翻訳には全く良さを感じず中学生が訳したのかと思えるほどだが、日本小説らしく一

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    2021年02月28日
  • 翻訳の授業 東京大学最終講義

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    同化翻訳と異化翻訳の論究が面白く感じた。
    コンテクストが異なる言語同士でコミュニケーションする事の不思議さを思う。
    ビジネス実務で、会議の報告書作成をどのようにすべきか、にも通じるものがある。

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    2020年09月22日
  • 翻訳の授業 東京大学最終講義

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    翻訳とは何か。教鞭を取り続けた作者の最終講義をもとにその本質に迫ろうという本。正直に言うと掴みきれなさが残った。ただ、嫌な感情ではなく、このもやもやをほぐし、知りたいと思う。言葉の勉強をもっとしたい。

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    2020年08月09日
  • 人生は賢書に学べ 読み切り 世界文学

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    嵐が丘やカラマーゾフの兄弟、白鯨など、言わずと知れた名作を要約してくれている本。
    名作といえどもこの類は、国も違えば時代背景も違う。ボリュームも何百ページに渡る訳です。期待だけで読み進めるにはちょっとハードルが高い。でも教養のためにもストーリーくらいは知っておきたい……
    そんな私にピッタリの本でした。ストーリーは8ページ程にまとめられ、時代背景や著者の生き様についても解説してくれています。長いものを短くまとめる作業はセンスが求められますが、本書の著者で翻訳家の本田氏の要約はとても読みやすかったです。

    次に読みたい本を決めあぐねている人にオススメ。しかし、本書を情報誌的にでなく読書として楽しむ

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    2016年02月03日