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Posted by ブクログ
以前、村上春樹と柴田元幸の『翻訳夜話』を読み、言葉同士を照合させていくことの不思議さに感嘆したのだった。
この新書で二人とも紹介されていて、嬉しかった。
書かれた国の言葉らしく訳すのか、訳した国の言葉らしく訳すのか。
直訳をしても原作が持つ世界観から外れてしまっては意味がないし、かといって解釈しすぎて逸れていってしまうことだってあるわけで。
あー。面白いなあ。
そう思うと、日本の小説の、日本らしさってどこにあるのかな。
山本先生は村上春樹の訳を、読みたいなと思う、それは「英語の読みとして正確なばかりでなく、すべての日本語表現に責任をもっているという印象があるから」だと言う。
村上春樹らしいよね、をこんな風に表す人がいるなんて。
Posted by ブクログ
・同化翻訳と異化翻訳(42)
-同化翻訳:現代の英米でスタンダードな、「最初から英米人が書いたかのように読める」翻訳
-異化翻訳:明らかに翻訳であることが分かるように、オリジナルの言語の言い回しや構文が見えるように訳す
・英語の文章構成法(61)
-視点を自然なかたちで移しながら、論理的に文を繋いでいくのが、上手な英語の文章
-日本語の文章に出てくる情報(facts)を、英語固有の接続詞や接続表現を用いつつ、英語の文章で好まれる論理的順序に並びかえる作業
-日本語版は、情報が散漫に出てくるような印象があり、文と文の論理的な関係が必ずしも見えるように書かれていない
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