吉元ますめのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
得体のしれないファストファッション論が後を引く二巻である。
あの仕入れの分量が半端ない格安店の話はさておき、今回もメインの物語はまちの都会順応である。
コミカルに描きたいのはわかるのだけど、構造が基本的に一巻と同じで、そうした意味で進展・成長が見受けられないのが気になるところ。最終的に、こんな感じで田舎者ネタで笑いを取るまま終わらせるつもりなのだろうか?
話の手際にも切れ味に問題があって、例えば薪の話には謎を残したが、これがこの先伏線として機能する可能性は著しく低い。その割に謎として残ってしまっているので、物語的に落ちない。
一冊としてのまとまりや、やっぱりよくわからない巻末など、全