坂元裕二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレロマンティックでコメディで、私は好きです。
序盤はコミカルさや不幸感が強めだったけれど、読み進めていくほどに悲哀と愛に飲み込まれて、涙がとまりませんでした。
読後は、カンナと駈が生きた素敵な時間を一緒に過ごすことができたような感覚でした。幸せのおすそ分けをもらったような。
駈の運命を変えることはできなかったけれど、結婚生活を幸せなものにすることができた。最後まで、ふたりは愛し合うことができた。
悲しみはあるけれど、あまりにも幸せで。これこそが真のハッピーエンドなのだと思えました。
大満足です。
ただ、個人的に「過去に戻って未来を変える」というタイムリープものが苦手なので、星は4つに。 -
Posted by ブクログ
大人気ドラマのシナリオブック!バツ3の主人公・大豆田とわ子が、三人の元夫に振り回されながらも幸せを求めて奮闘する、新感覚ロマンティックコメディ!
ドラマが大好きすぎて、Blu-rayまで買ってしまったのだが、そのシナリオブックと言えば買わずにいられないですよ。特に坂元さんの脚本なんて最高としか言いようがない。台詞のひとつひとつが素晴らしいのはもちろん、ここからあのドラマになるまでの役者さんたちの表現がすごすぎて、読み返してもびっくりする。ドラマの場面が頭の中で浮かんでくるのは、それだけ印象のある演技をされていたんだな。最近はドラマのシナリオブック出版が流行りですが、そもそも映像としていいもので -
Posted by ブクログ
それぞれが偶然を装って出会い、カルテットを結成した30代の男女4人。軽井沢でひと冬の共同生活をおくる彼らは、それぞれの過去と向き合い、恋心を隠しながらも4人の関係を深めていく。隠されていた「最後の嘘」が暴かれたとき、運命は4人をどこへ連れていくのか?人気ドラマのシナリオブック、ついに完結!
ドラマを見て大好きになって迷わず購入したシナリオ本。細かい表情の意味や仕草が分かってとても良い。やっぱり私は坂元さんの脚本が大好きで台詞のひとつひとつにぐっとくる。後半は謎が明かされる場面がいくつかあってドラマチックな展開があるけれど、決してそこだけではなく、普段の食事の際やドラマの中では「間」になる部分 -
Posted by ブクログ
女ふたり、男ふたり、全員30代。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの演奏者として夢が叶わなかった彼らはある日、東京のカラオケボックスで偶然出会った。しかし、カルテットを組み軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった彼らの“偶然”には、大きな秘密が隠されていて・・・。人気ドラマのシナリオ、ついに書籍化。
『大豆田とわ子と三人の元夫』にドはまりして、慌てて同じ脚本家の作品を探し回ったらアマプラにある『カルテット』と出会った。秒で落ちた。最初はミステリー的なところが気になって楽しみだったけれど、まめ夫同様ちょっとした台詞が本当にいい。活字で読むと場面がぱっと浮かんで泣きそうになる。みんながあのときどん