あらすじ
カルテットを結成した真紀、すずめ、家森、別府。軽井沢でひと冬の共同生活をおくる彼らは、それぞれの過去と向き合い、恋心を隠しながらも関係を深めていく。隠されていた「最後の嘘」が暴かれたとき、運命は4人をどこへ連れていくのか?人気ドラマのシナリオブック、ついに完結!
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Posted by ブクログ
最後の名もなき人からの手紙がとてもよかった。
音楽を手放せないことで4人はこれまで辛い思いをしたこともあったけど、人生でそれでも手放したくないものに出会えたのはとても価値のあることだと思う。だから4人の苦しみはその代償みたいなもので、それでも音楽を続けていく自分たちを誇りながら生きて欲しい。一人二人の届く人にだけ届けばいいって、僭越ながらとてもわかるな。
真紀さん、義父を殺したんだろうな〜と思った。その方が個人的には好き。このドラマにはちょっと毒があるのが似合う。
全体的に真紀さんとすずめちゃん、別府さんとすずめちゃん、家森さんとすずめちゃんのやり取りにときめくことが多かったので私はすずめちゃんが好きなんだなあと思った。
あと有朱ちゃんの色々画策してて計算高いわりにそんなにはうまくいってない感じがかわいい。最後ハイスペの婚約者つかまえて玉の輿でドヤ顔してたけど多分あの後何かしらで失敗して落ちぶれると思う。それでもまだ返り咲こうと足掻くんだろうな。
Posted by ブクログ
それぞれが偶然を装って出会い、カルテットを結成した30代の男女4人。軽井沢でひと冬の共同生活をおくる彼らは、それぞれの過去と向き合い、恋心を隠しながらも4人の関係を深めていく。隠されていた「最後の嘘」が暴かれたとき、運命は4人をどこへ連れていくのか?人気ドラマのシナリオブック、ついに完結!
ドラマを見て大好きになって迷わず購入したシナリオ本。細かい表情の意味や仕草が分かってとても良い。やっぱり私は坂元さんの脚本が大好きで台詞のひとつひとつにぐっとくる。後半は謎が明かされる場面がいくつかあってドラマチックな展開があるけれど、決してそこだけではなく、普段の食事の際やドラマの中では「間」になる部分での会話が素晴らしくて飽きない。カルテットの4人は最後まで片思いのままなのだけれど、ずっとこのままの関係で切なくも優しい世界で続いていってほしいと願ってしまう不思議な作品だ。
Posted by ブクログ
1の続き。
真紀夫婦のすれ違いの場面は、ドラマだと二人の声が重なるけれど、本ではそうはいかないよね。でも、切なさ、やるせなさは十分伝わってきて、胸に刺さる。そして真紀さんの真実が明らかになるときはやっぱり突然で驚く。