坂元裕二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映画を観て、とても好きな映画だったので、初めてシナリオ本を買いました。
ラストは電車で読まなくて正解でした。もう泣きすぎて、泣きすぎて。泣かずにあのラストを読む方法を教えて欲しいくらい泣いてしまいます。
変えられない、変えられなかった結末。でも、それまでの時間が最愛のものになった。餃子美味しくなったかな。
ふたりが本音で話す部分は楽しいと感じることが多いから、やっぱりこのふたりはお似合いなんだろうなって思います。
人生は『ちゅん』と終わると言っていた駈が『人生に長いも短いもない。後悔はありません。』と時間を大切に過ごした変化がよかった。こんなラブレター書いてくれるようになって本当に嬉しい。
『あの日出会って、好きになったこと、なれたこと、それが淋しさの正体です。それだけ好きになったんです。』私の好きな言葉です。 -
Posted by ブクログ
映画館で見て、シナリオブックも欲しくなり購入した。久しぶりに映画を見たくなったので、やっと読むことにした。
過去未来現在がミルフィーユ状に交錯していて、すでに全ては決められている。始まりから終わりへ、結末は同じでも、自分が納得できる人生にすることは容易くない。私たちも、常に人生の分岐点を選びながら生きていて、どちらも選択することはできないからである。しかし、カンナと駈が互いを思いやりながら生きて、夫婦生活を幸せな形で終えることができたおかげで、残されたカンナの人生はかなり違ったものになった。夫婦生活とは、日々の少しの思いやりと積み重ねが決め手なんだと思い知る。結婚なんて、人生の中で何度もできるものじゃないんだから、どうせなら、楽しかった、幸せだったと言える結婚生活がいい。
良かったシーン
柿ピー
パン屋さん
後ろに並べば並ぶほどバカ
自分を嫌いにならせようとするところ
最後の1回
手紙 -
Posted by ブクログ
映画『ファーストキス 1ST KISS』(2月7日公開・東宝)のオリジナルシナリオブックです。
私はこの映画を観てはいませんが、読んでいても、主演の「松たか子」さんと「松村北斗」さんが、頭の中でイメージされて、映像を見ているようでした。
既に映画を観た方も多いと思いますので、ストーリーを紹介するまでもないと思いますが、
「カンナ(松たか子)は夫の駈(松村北斗)を事故で亡くし、不仲だった夫婦生活を後悔する。タイムトラベルで15年前に戻ったカンナは、若き日の駈と再び出会い、彼の運命を変えようと奮闘する。」
という話です。
カンナの奮闘の甲斐あって、再び出会って、また恋をして、やり直しの幸せな15年間を過ごした2人。
そして、自分の運命を知っている駈の、カンナに宛てた人生最後の手紙に、心が打たれました。
「カンナへ、まず結論から先に言います。幸せな15年間でした。」
「もし今君が笑っているなら、こんな手紙を読む必要はありません。もし泣いているのなら、これは君を笑顔にするためのラブレターです。」
「そんなね、記憶のひとつひとつが、僕の人生の宝物です。君がそこにいるだけで、僕は大きな愛を受け取っていました。」
真っ直ぐな愛情溢れた内容で感動でした。読むだけでこれだけウルウルするのだから、映画で見たら絶対に泣く!
坂元裕二さんのシナリオ、他の作品も読んでいますが、どれも本当に素敵です。 -
Posted by ブクログ
映画を観てセリフの一つ一つが良すぎて、読みたくなったシナリオブック。
映画を観終わってすぐ書店に行ったけれど見当たらず。
予約して、ようやく手に取れた。
結婚して15年が経ち、倦怠期を迎えていた駈とカンナ。ある日、駈が事故に遭い、帰らぬ人に。残されたカンナは過去にタイムトラベルする術を手に入れ、15年前の駈と出逢う。
シナリオブック、実は初めて読んだ。
映画を観たのは2月の終わり頃だったけれど、読んでいると、映画で観た映像が脳裏に蘇ってきて、「この本からあの俳優さんたちの演技が生まれたんだなぁ…」としみじみ。
映画を観ただけでは気付けなかった描写に気付くことができてよかった。
一番好きなシーンはカンナが駈のあるセリフを聞きたいがために、何回もタイムトラベルを繰り返すシーン。
自分の命が尽きるとき、幸せな人生だったと言えるかどうか。
パートナーに対して、出逢えてよかったと思えるかどうか。
自分の気の持ちようだな、と思い知らされた。
自分に与えられている環境を当たり前だと思って生きていくのか、幸運だと思って大切にして生きていくのか。
そこが分かれ道なのかなぁ。
この作品を観て、読んで、思い浮かんだ言葉。
「初心忘るべからず」
夫婦関係にも当てはまる気がする。
長い時間を一緒に過ごすと出逢った時のことを思い出すことは、きっとほぼなくなる。(私はそうだった)
けれど、出逢った時のドキドキとか、好きになったところとか…恋した時の気持ちを忘れずにいることが大事なことなのかな。
あとは、自分の想いをちゃんと伝えること。
伝えずに後悔するなら、伝えて後悔する方がいい。
人は失って初めて、失ったものの大切さに気付くことが多いような気がする。
パートナーだけではなく、親子、友達…。
また、人だけではなく、健康、お金…。
失ったときに気付いたのではもう遅い。
失う前に気付かなくては。
私は夫と倦怠期というわけではないけれど、子どもが生まれてから、どうしても子ども優先になってしまって、夫のことをおろそかにしてしまいがちになっていて…数々のセリフがグサグサ突き刺さってきた。
生きていく上で忘れてしまいがちだけれど、忘れてはいけない大切なことを、いつも物語が思い出させてくれる。
きっと、ずっと私の心に残り続ける作品になった。