西條剛央のレビュー一覧

  • 人を助けるすんごい仕組み

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    ・意味の原理:起きた出来事は変えられないが、出来事の意味は事後的に決まる
    ・10分あればできることがある、今の自分にしかできないことがある
    ・時間を止めて固定的に考えると、一人ひとりの力はあまりに小さく無意味なものに感じてしまいますが、時間というファクターを入れて考えるとそんなことはないとわかります。僕らが少しでも進めておけば、そこを出発点として、子供たちが次の世代がさらに進めてくれる。強い意志は継承されます。
    ・構造構成主義:「方法」というのは、必ず「ある特定の状況」で「ある目的を達成する手段」として使われる。要するに考えればいいポイントは2つしかない
    ・状況をトップダウンにコントロールせず

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    2021年04月12日
  • チームの力 ――構造構成主義による“新”組織論

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    構造構成主義について初めて読みました。
    各原理を使うことで様々なことが
    整理され、理解できました。
    特に方法の原理は慧眼だと思います
    各原理の成立についてより探求したく
    なりました。

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    2019年07月28日
  • 人を助けるすんごい仕組み

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    タイトルだけ見たときは、「仕組み」という言葉に少々違和感を感じていたけれど、読んでみると確かにすんごい。
    内容的には仕組みよりも想いや情熱の部分をとても感じ、考えさせられる本だった。

    ボランティアをやったことがなくても、こんなに大きなことを成し遂げられる。
    人間、なんでも本当にやると決めたことはやるんだなと思った。
    ボランティア、チャリティ、支援、まだまだ自分もしたことがないけれど出来ることはある。
    知らないからやらないとか、やったことないからやらないとか、でも自分がされたら嬉しいのは何か?

    そうやって人の想いと具体的な行動、活動が巡り巡ってこの地球は成り立っているんだなと改めて考えた。

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    2019年05月22日
  • 人を助けるすんごい仕組み

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    ●ボランティア活動への感動
    ・前半部分は読んでいると涙が出てくる
    ・人の優しさ、誰かを、他人を思いやって、自分の時間やあらゆるエネルギーを投資してきた人たちがたくさんいたことに驚く
    ・知らなかっただけだが、多くの人が、被災地を支援していたという事実に感心した。自分の見えないところで、いつも、誰かが、誰かのために、頑張ってくれているのだろう

    ●個人の手によって多くの被災者を支援できる時代
    ・役所や赤十字社に頼らず、支援の仕組みを作り上げた筆者
    ・ツイッター、フェイスブック、サイボウズLiveなどを駆使して多くのプロジェクトを実施した


    ●被災地の悲惨さ
    ・遺体は損傷が激しく、頭が取れているこ

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    2018年09月27日
  • 人を助けるすんごい仕組み

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    構造構成主義を専門とする西條さんが、東日本大震災で行ったボランティアの様子(人を助ける様子)をまとめた本です。

    ボランティアそのものよりも、ボランティアの仕組み、ボランティア団体の組織の作り方・運営の仕方が「すんごい仕組み」になっています。

    「状況」と「目的」に応じて「方法」を決める、という、言われてみれば当たり前の方法を、適切にそして素早く、東日本大震災後のボランティア活動に適用した結果が、「人を助けるすんごい仕組み」につながるわけです。

    ボランティア活動の本としても読めますが、組織論の本としても読めます。
    興味がある方は、是非、手に取ってください。

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    2017年11月12日
  • 人を助けるすんごい仕組み

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    先日のITx災害会議でいただいた一冊。東日本大震災のときに「ふんばろう東日本」のプロジェクトがどういう経緯であれだけの支援ができたのか、とても参考になる未来につながる一冊だと思います。日本人みんなにオススメしたい。構造構成主義、この考え方は本当にどこでも活用できそうですね。震災以降も災害は続いているけど、災害を経験するたびに僕らも何をすればいいかわかってきていて、同じ過ちを繰り返さないように考え、スピードを反射の領域まであげていけるといいのかなと思いました。トレーラーハウス、1台確保しておけると便利かもしれないなとか。

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    2016年02月15日
  • チームの力 ――構造構成主義による“新”組織論

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    組織論を扱った本としては、非常に内容が洗練されていて濃い。
    常に原理を優先させていれば、誤った方向には行かないのだ。
    全ての行為は目的を達成するための手段である、など至言の数々。
    前著「すんごい仕組み」が実践編かつ、レポート的位置付けだったので、それらのエッセンスを完結にまとめてくれた本書の方が構造構成主義的アプローチについての理解はしやすいであろう。

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    2015年07月06日
  • チームの力 ――構造構成主義による“新”組織論

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    ネタバレ

    これは面白かった。
    構造はとてもシンプルなんだなと思う。理論的、方法論的にまとめられている感じもあるけれど、その割には実践ですぐに使えそうなアイディアばかりで、役に立ちそう。

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    2015年07月02日
  • チームの力 ――構造構成主義による“新”組織論

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    チームが機能した時、しなかった時、
    それぞれを振り返った時の原理原則がここに書かれていました。

    応用がイメージできない体験談を聴くより、
    行動がイメージできない学説を聴くより、
    この本を読むことをおすすめします。

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    2015年06月22日
  • チームの力 ――構造構成主義による“新”組織論

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    著者の作品、構造構成主義ともに初めてでしたが、価値の原理、方法の原理、人間の原理はどれも役立つ考え方だと思いました。

    互いの関心の相違や価値観の相違が認識されていないままに行われる議論。明確な目的がないままに存在する手順。こういったことは日常的にあります。

    これらをより意味のあるものにしていくために、まさに価値の原理や方法の原理の考え方を身につける必要があると思いました。

    繰り返し読んで理解を深めたいと思います。また、著者の他の作品も読んでみたいと思います。

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    2015年06月14日
  • チームの力 ――構造構成主義による“新”組織論

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    「きっかけ(契機)によって、何らかの関心を持つようになり、その関心に応じて物事の価値判断をするようになる。」

    自分のチームメンバに、どのような価値観を持っていて、何に関心があり、それはなぜか?をヒアリングしてみようと思う。
    それから、「できるだけその人の関心と能力にみあった仕事や役職を与えること」でチームをより良くしていきたい。

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    2015年06月08日
  • チームの力 ――構造構成主義による“新”組織論

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    副題の「”新”組織論」に偽りなく、現時点で最先端をゆく組織論と感じました。
    本書は、著者が立ち上げた「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を、改めて論理的に振り返った組織マネジメント論です。マネジメント分野で最も高度で難しいとされる非営利活動のボランティアマネジメントに関するヒントが多数盛り込まれており、すぐに役立つ内容になっています。
    組織論の本は、自分の専門だけに、数多く読みましたが、これまでの組織論の常識を覆す要素が複数ありました。プロジェクト型業務が増加する中、非営利活動の実践者に留まらず、営利活動のビジネスパーソンにも是非お薦めしたい一冊です。

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    2015年06月07日
  • チームの力 ――構造構成主義による“新”組織論

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    応用が無限に広がる構造構成主義によるチーム理論。
    職場の活動、環境を整備してく上では外せないことばかり。

    『状況』、『目的』の把握に、もっと集中していくことが大事!

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    2015年05月31日
  • チームの力 ――構造構成主義による“新”組織論

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    ほぼ日で出会った西条さんに、教育の世界の仲間たちも注目していた。価値の原理、方法の原理、人間の原理、クラスでも、職場でも使えそうだ。

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    2015年05月27日
  • チームの力 ――構造構成主義による“新”組織論

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    人間は何を言ったかよりも何をしているかをみる
    理念が素晴らしくてもやっていることが全然違えば人は離れていく。
    あのことがあったから、こんなふうになれたと思うことができる、それが目指すべき未来
    何が良いかと問う前に必ず、何をしたいかを明らかにする。チームの目的も立ち上げることから維持、発展へ。
    会社は社員を幸せにするためにある。そのことを通じて良い会社をつくり、地域や社会に貢献する。

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    2015年05月27日
  • 人を助けるすんごい仕組み

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    さっちゃんさんからMaetakeへのプレゼント本です。
    本はあの3.11の事件当日の著者の体験された状況から、支援に乗り出すきっかけ、そのプロジェクトが拡大していく過程での様々な出来事を検証する中で(ここまでは涙なしにはやはり読めませんでした)、何が効果的で何が反省点だったのか、今後の課題はなにか、そして最後に自分がこの本を書くその必然性のようなもの、について書かれています。
    やはりこういった書評はありきたりの解説ではなく、自分が置かれた今の状況の中で何を感じたかを個人的主観として書くべきなのでしょうから、私自身の湧き上がった思いをあげると…
    ・関西に住んでいて、あの日、映像に食い入るように見

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    2013年12月13日
  • 人を助けるすんごい仕組み

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    構造構成主義の著者の東日本大震災復興活動の書。
    ボランティアの経験の無い著者が、ここまで大きなプロジェクトを成功させたことに驚きを禁じえない。構造構成主義が実践に役立つことが最高の形で証明されている。(もちろん本書にもあるように並々ならぬ苦労はあったにせよ)
    岩田健太郎や京極真で構造構成主義には少し触れたことがあるが、更に興味がかきたてられた。
    糸井重里の帯の言葉「岩をもうごかす理屈はある。」も秀逸。

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    2013年10月20日
  • 人を助けるすんごい仕組み

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    うん、おもしろかった!!
    ~というのが率直な感想です。
    「ふんばろう南三陸」については、ご縁のある方が携わっていたこともあり、初期のころから活動を知ってはいたものの。
    具体的にどんな動きが起こっていたのか、なにゆえにそのような人の力を生かしてよりニーズにフィットしたアクションが起こせるのか?という疑問に細やかに答えてくれる章立てになっていました。ボランティアはもちろんですが、趣味で市民活動をしている観点からも非常に勉強になりました。

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    2013年08月05日
  • 人を助けるすんごい仕組み

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    正直、凄いの一言。。数日間でこんなにも大きなうねりを作り出せるなんて凄い。何度も読んで参考にしたい。

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    2013年06月11日
  • 人を助けるすんごい仕組み

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    ネタバレ

    筆者が3.11以降「ふんばろう」プロジェクトを立ち上げ、
    巨大化した組織をいかにまわしていったかを、筆者の専門
    「構造構成主義」という小難しい理論を軸に語っています。

    大事なのは「状況確認」と「目的の把握」。
    実に単純明快!
    この目的に集った力は、役所の公平主義や前例主義などの
    障害を打ち破る力やスピードがあることを実証しました。

    また、勢いで動いていた初期から、次第に
    組織内部で発生してきたトラブルを減らす
    7か条は、色々な組織に使えそうです。

    後半には、
    「ある組織や社会が衰退と滅亡に向かうときに、
    一つの共通した現象が見られる。
    それは個々人レベルでは、誰もがおかしいと
    思っている

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    2013年06月05日