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糸井重里が感動した「西條剛央さんの、すんごいアイディア」。支援活動のプロでない著者が画期的な支援の仕組みをどう立ち上げたのか?日本最大級のボランティアプロジェクトをつくった著者が明かす、有事に有効な支援の仕組み。1000人超の組織を給料を一切払わず事務所も持たずに、どう運営するのか?
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Posted by ブクログ
・意味の原理:起きた出来事は変えられないが、出来事の意味は事後的に決まる ・10分あればできることがある、今の自分にしかできないことがある ・時間を止めて固定的に考えると、一人ひとりの力はあまりに小さく無意味なものに感じてしまいますが、時間というファクターを入れて考えるとそんなことはないとわかります...続きを読む。僕らが少しでも進めておけば、そこを出発点として、子供たちが次の世代がさらに進めてくれる。強い意志は継承されます。 ・構造構成主義:「方法」というのは、必ず「ある特定の状況」で「ある目的を達成する手段」として使われる。要するに考えればいいポイントは2つしかない ・状況をトップダウンにコントロールせずに「こういうやり方をすれば、こういうことができます」とだけ示していた ・市民意志機能:一銭のお金も動いていないのに、みんなの「なんとかしたい」という気持ちだけで動いている ・最後の5%にはこだわらず、あまり厳密に考えすぎずに、95%のところでどんどん迅速にやっていく ・原理というのは、それに沿ったから必ずうまくいくというものではないが、それから外れると必ず失敗するものなのである。そのため、「状況」を捉え損ねると必ず失敗してしまうのである ・「目的」を共有することは、活動が目的からぶれないためにも重要になる ・すべての価値は、欲望や関心、目的といったことと相関的に(応じて)立ち現れる。「我々の製品やサービスにできることはこれである」ではなく、「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足がこれである」 ・活動の良しあしは関心相関性に応じて判断される。 ・名は時空間的なまとまりを生み出す形式である。たまたま集まった人たちにチームの名前をつければ、そこにはある種のまとまりが生まれる。役職名が与えられれば、その名にふさわしい動きを意識するようになる ・反省会は、自分たちの足りなかったことにフォーカスを充てることになるため、気持ちだけで動いている人のエネルギーを奪いという、ボランティア組織にとっては致命的な欠点を持っている ・その人の存在(Being)を認めることを前提として、行為(Doing)の結果(Output)も適切に評価できるようにすること ・ボランティア組織は感謝を忘れた時に崩壊する ・問い方を根本的に変える:「原発は是か非か」ではなく、双方の関心を織り込むように「原発をなくしても問題が生じないようにするにはどのようにすればよいのか」
タイトルだけ見たときは、「仕組み」という言葉に少々違和感を感じていたけれど、読んでみると確かにすんごい。 内容的には仕組みよりも想いや情熱の部分をとても感じ、考えさせられる本だった。 ボランティアをやったことがなくても、こんなに大きなことを成し遂げられる。 人間、なんでも本当にやると決めたことはや...続きを読むるんだなと思った。 ボランティア、チャリティ、支援、まだまだ自分もしたことがないけれど出来ることはある。 知らないからやらないとか、やったことないからやらないとか、でも自分がされたら嬉しいのは何か? そうやって人の想いと具体的な行動、活動が巡り巡ってこの地球は成り立っているんだなと改めて考えた。 心に残る一冊だった。
●ボランティア活動への感動 ・前半部分は読んでいると涙が出てくる ・人の優しさ、誰かを、他人を思いやって、自分の時間やあらゆるエネルギーを投資してきた人たちがたくさんいたことに驚く ・知らなかっただけだが、多くの人が、被災地を支援していたという事実に感心した。自分の見えないところで、いつも、誰かが、...続きを読む誰かのために、頑張ってくれているのだろう ●個人の手によって多くの被災者を支援できる時代 ・役所や赤十字社に頼らず、支援の仕組みを作り上げた筆者 ・ツイッター、フェイスブック、サイボウズLiveなどを駆使して多くのプロジェクトを実施した ●被災地の悲惨さ ・遺体は損傷が激しく、頭が取れていることなども多い。カラスが集まっているところにいって、探すなどしているとか ●やはりボランティア組織でも、問題はいつも人の感情 ・ネガティブな感情が人を追い込む ・大切なのは、提案。まずは認めること ・抱えてから、ゆさぶること ・批判する前に、質問をすること ●成功の鍵はいつもシンプルである ・「構造構成主義」という概念が成功の秘訣である →説明は一見単純。しかし、よくよく考えると、物事の本質を貫くようなものは、シンプルなのだ。分かりやすからこそ、多くの物事に対応させることができる ・構造構成主義においては、取るべき手段は、状況と目的によって変わると考える。何か状況が変わったなら、必ず取るべき手段が変わっていることに注意 ●名前をつけること、役職をつけることの重要性
構造構成主義を専門とする西條さんが、東日本大震災で行ったボランティアの様子(人を助ける様子)をまとめた本です。 ボランティアそのものよりも、ボランティアの仕組み、ボランティア団体の組織の作り方・運営の仕方が「すんごい仕組み」になっています。 「状況」と「目的」に応じて「方法」を決める、という...続きを読む、言われてみれば当たり前の方法を、適切にそして素早く、東日本大震災後のボランティア活動に適用した結果が、「人を助けるすんごい仕組み」につながるわけです。 ボランティア活動の本としても読めますが、組織論の本としても読めます。 興味がある方は、是非、手に取ってください。
先日のITx災害会議でいただいた一冊。東日本大震災のときに「ふんばろう東日本」のプロジェクトがどういう経緯であれだけの支援ができたのか、とても参考になる未来につながる一冊だと思います。日本人みんなにオススメしたい。構造構成主義、この考え方は本当にどこでも活用できそうですね。震災以降も災害は続いている...続きを読むけど、災害を経験するたびに僕らも何をすればいいかわかってきていて、同じ過ちを繰り返さないように考え、スピードを反射の領域まであげていけるといいのかなと思いました。トレーラーハウス、1台確保しておけると便利かもしれないなとか。
さっちゃんさんからMaetakeへのプレゼント本です。 本はあの3.11の事件当日の著者の体験された状況から、支援に乗り出すきっかけ、そのプロジェクトが拡大していく過程での様々な出来事を検証する中で(ここまでは涙なしにはやはり読めませんでした)、何が効果的で何が反省点だったのか、今後の課題はなにか、...続きを読むそして最後に自分がこの本を書くその必然性のようなもの、について書かれています。 やはりこういった書評はありきたりの解説ではなく、自分が置かれた今の状況の中で何を感じたかを個人的主観として書くべきなのでしょうから、私自身の湧き上がった思いをあげると… ・関西に住んでいて、あの日、映像に食い入るように見つめていたこと、その中で一番情報が早かったのがツイッターだったため、ひたすらタイムラインを追い、大事だと思われる投稿をリツイートしていた頃を思い出します。組織づくりにおけるソーシャルネットワーク革命ともいうべき変化はまさに実感。しかしそれでも私はこの人と組織を知らなかった、ということの方が驚き(ショック)だったこと! ・この新たな組織づくりのコツ、これは今後様々な場面で、各自自らがアクションを起こす際に大いに参考になるなと考えたこと。きっとこのような事態が今後の長い?人生において必ずまたくるだろう、とも。 ・年代が近いこともあり、自分ならどうするか?を考えた時に、組織が拡大する中で効果的な対応には眼を見張るものがある。その核が著者が書かれている通り、‘構造構成主義’という原理=アイデア=フレームワーク=無形の型であること。とても勉強になります。 ・ほか響いた言葉としては、実名主義、5%理論、現場主義、トラブルを減らす7カ条、状況・目的の方法の原理、小魚の群れ、シンプル、beingとDoing、被害検証、トレーラーハウス仮設住宅、津波防災都市構造、などいろいろあるが、やはり「終わりに」で語られている、4歳の地震体験と10歳の頃に買った『いつか来る巨大地震に備える本』、そして自分たちの偶然最初に訪問した南三陸町が祖先のルーツだったこと、そこからこのプロジェクトを主導し本を書いたという必然性=運命=呼ばれ体験を記されていることに震える感慨を持ちました。そしてそうであるならば、このタイミングで私がこの本を手にとったということも(今までの2年ちょっと存在さえ知らずにいたということも含めて)何かの必然だと思っている。その心の声に、私も耳を傾けたい。
構造構成主義の著者の東日本大震災復興活動の書。 ボランティアの経験の無い著者が、ここまで大きなプロジェクトを成功させたことに驚きを禁じえない。構造構成主義が実践に役立つことが最高の形で証明されている。(もちろん本書にもあるように並々ならぬ苦労はあったにせよ) 岩田健太郎や京極真で構造構成主義には少し...続きを読む触れたことがあるが、更に興味がかきたてられた。 糸井重里の帯の言葉「岩をもうごかす理屈はある。」も秀逸。
うん、おもしろかった!! ~というのが率直な感想です。 「ふんばろう南三陸」については、ご縁のある方が携わっていたこともあり、初期のころから活動を知ってはいたものの。 具体的にどんな動きが起こっていたのか、なにゆえにそのような人の力を生かしてよりニーズにフィットしたアクションが起こせるのか?という疑...続きを読む問に細やかに答えてくれる章立てになっていました。ボランティアはもちろんですが、趣味で市民活動をしている観点からも非常に勉強になりました。
正直、凄いの一言。。数日間でこんなにも大きなうねりを作り出せるなんて凄い。何度も読んで参考にしたい。
この本を読むきっかけは、テレビで西條上さんを見たことです。私自身が、震災から2年たって何もできなかったことがずっと心にかかっていました。仕事が忙しいとか、何が最善か考え込んでしまって結局何もできないと言う言い訳だらけで結局何もやらずじまいでした。 心に残ったこと 最善じゃなくてもとにかく動き始める...続きを読むことが大切である。 100人いれば100人から知恵を借りることもでき、次第により良い形に変えていくことができるが、何も始めなければ一歩も動くことができない。 個人的には、やっぱり原子力発電にはNOという考えである。発電所の隣に住んでいない、自分はNOと言うしかない、というのが今の気持ちである。
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