蛇蔵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
デザイン部室長の土屋、その孫のケンタのイタズラ書きでパニック陥ったデザイン部だがなんとかその危機を乗り越えた。しかし、皆の記憶にない天啓が!ケンタのイタズラで造られた生き物とは。
どんな生き物も天啓によって採用されたら実在してしまう。一体どんな生き物が生まれたのかと思ったら謎生物過ぎた。その謎生物がいるという事実が面白い。絶滅している生き物もいるが天啓で採用された生き物は実在する。だが、この世にいない想像上の生き物も造られていて何故存在していないのかが理解出来るのも面白い。そして、生き物に詳しい人は知っているが普通の人は知らないであろう生き物の雑学や生物同士の意外な関係性。とにかく楽しく生き物 -
Posted by ブクログ
天界からデザイン部と神様の連絡役を任されることになった新人天使の下田。デザイン部とは神様からのオーダーで地上の生き物を造る部署だった。
すごい所から生き物たちにポイントを当てた作品。発想豊かな設定と個性豊かなキャラクターたち、そして生き物の生態や不思議な部分をユニークかつ分かりやすく描いていて面白い。生き物を生物学的、お勉強チックに説明すると嫌気がさしそうな所だが、難しい言葉は使わず分かりやすく説明している。しかも平気でう〇こやらぺ〇スが出て来て子どもも喜びそうだ。そして全キャラが濃い。仲介役の下田の柔らかさと天啓時のあの白目。デザイナーたちは我が強く、それぞれの性格が生き物たちにも反映されて -
ネタバレ 購入済み
面白い視点
神様が天地創造にあたっていろいろな生物を作ることがめんどくさがったのでその役目が回ってきた下請けの会社を舞台にした生物創造をめぐる連絡係の天使とデザイナーたちの日々の仕事を描いたおはなしの第一巻。
新人天使の下田は上司の上田に連れられて天地創造社のデザイン部にやってきた。
これからデザインされるものを神様に伝えたりする仕事が待っている。
そんな彼が相手にするデザイナーたちは個性派ぞろい。
代表作の馬が当たったためペガサスやユニコーンをデザインするも見た目に対して現実的じゃないという意味で却下され続ける者や、美しい見た目の動物を創る者、食べたら美味しいに着目した生き物を創ることに夢中