蛇蔵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
<「ガリレオの拓いた古典力学とマクスウェルの電磁気学を両立させるためにアインシュタインが特殊相対性理論に辿り着いたように・・・」。わかり合える日はきっと来る・・・!>
理系クンの恋を応援しながら、アブない実験を行い、かつ偉人たちの業績(+悪行)を紹介する怒濤の学習コミック3巻目。
この巻の中心はロボットコンテスト(通称ロボコン)。
物理学部の掛田クンは、意中の人、生協食堂の飯島さんとロボコンを見に行きたいのですが、「デート」と構えすぎてうまく誘えません。頑張りつつも方向が間違っている掛田クン。
コンテストに登場するのは、トランプを手裏剣のように投げてニンジンに突き刺すロボット、紙から紙飛行 -
Posted by ブクログ
『決してマネしないでください。』の2巻。相変わらず好調。
キムワイプ(*実験用の拭き取り紙。毛羽立たないので実験器具にはよいが、鼻をかむとすり切れると思う(^^;))とティッシュを入れ替えると脅すとか、工学部で飼われているネコの名前がシュレーディンガーとか、小ネタのキレがすごいw
そうかと思えば、少量残ったケチャップを出すにはどうするか、とか、飛行機が飛ぶのはなぜか、とか、実際に(?)役立ちそうなネタも。
偉人ネタでは、偉大な科学者ニュートンの意外なほどの心の狭さがなかなかすごい。ライプニッツもロバート・フックも、業績の争いから、激しく攻撃されたという。峻厳なニュートンは貨幣偽造者も追い詰 -
Posted by ブクログ
一部で話題になっていたらしい「決してマネしないでください」、略称「決マネ」。果たしてどんなもんだろうか?と1巻買ってみたら、いやこれ、むちゃくちゃおもしろいw
作者は蛇蔵さん。『日本人の知らない日本語』シリーズの作者である。
工科医大・物理学科の学生、掛田氏が、学食で働く女性、飯島さんに恋をした。
ガッチガチの理系クンが勇気を振り絞った告白のセリフは、「僕と貴女の収束性と総和可能性をi(アイ)で解析しませんか?」
・・・いや、それ、普通通じませんからっ!
そんな掛田クンの遠回りな恋を中心に、ダンディな外見ながらアブない実験ばかりする高階先生、医師免許を持つ白石先生、ラトヴィアからの留学生の -
Posted by ブクログ
まずは帯で驚かせてくれる。
「堂々完結!…したらクレームの嵐!! 円城塔懇願『このマンガは現代の日本に必要な作品だと思います』」
つい円城氏のツイッターで確認してしまった。氏も大学は物理学科だったものね。これからは掛田君とイメージがちょっと重なるかも。
それはともかく、完結しちゃったのね~。残念。かなり楽しませてもらった。毎回科学者ヘンテコ話が特に楽しかった。今回のキュリー夫人も、あらま、そうだったの!こりゃあ伝記には書けないわなー、という暴走ぶり。でもまあ、一家で六個もノーベル賞をもらってるような方たちなのだからして、凡人は何も申すまい。
このマンガは、そういう理系ネタの新鮮な面白さに加 -
Posted by ブクログ
日本語学校で教師をしている著者による、日本語学校のカオスな日常をマンガで面白おかしく紹介する。
文化の違いや勘違いなどで巻き起こる行き違いが可笑しさを生み出している。日本語学校の講師って外国語が話せなくてもなれるんですね、びっくりです。
学習欲が高いがゆえに(ですよね?)繰り出される細かい質問、日本人の私でも由来の知らないことも多く、ちょっと反省。
それにしても、TVのインタビューに答えている訪日外国人の方々、日本語お上手な人多いですよね。よくマンガで覚えたとか言っておられますが、あれだけ英語を勉強しても全く話せるようにならない身からすると、尊敬しかありません。