Minoruのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最初軍人の彼の強制的な物言いにちょっと引き気味だったけれど、読んでいくと案外面倒見がよくて、猫大好きなのに嫌われる体質というギャップも出てきて、「え、きみ可愛いやつやん」と手のひら返し。
モノノ怪も問答無用で斬らなくなったし。
これも主人公の彼のお蔭かな。
主人公の彼が人間不信と言いつつもいい人間で(いや「人間」と言っていいのか)周りの人も、モノノ怪が出てきても引くどころか、ちゃっと受け入れるいい人たちが多くて優しい世界だった。
もっと怖がって拒絶する人も出てきてもよかっただろうにと思うくらい、みんな人がいい。
オリバー先生は、あの場面を見たら主人公を遠ざけるかもとも思っていたのに、ただただいい先生で、本当に本当によかった。
(そして浮き彫りになる自分の癖った見方、腐った人格)
外道だったのは、寧ろ軍人の彼のご先祖様か。
主人公の彼にも関わる過去の真実からの、現代の彼らの出す答えは。
ほっこりできて、ちょっと笑えるラストに胸が温かくなりました。
そうか、その呪い(?)は解けないのか。
結局優しいお二人と、彼らを見守る毒舌(だけどこの子も本当にいい子な)メイドさんに、素敵な仲間たち。
あやかしものながら優しい物語、堪能しました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ伏線が細かく用意されていて、それを丁寧に確実に拾っていった印象。
さり気ない一言だったり、以前登場した道具だったり。
「あ、これは後で回収するだろうな」と思っていたフラグをきちんと処理してくれるので、段々伏線探し、どう回収されるのかを予想しながら読むのも楽しい作品だった。
要は作りが丁寧でしっかり練られているという。
陰陽師の男の正体、訪れる客人の正体、亡き母の正体に主人公自身の正体。
しかも亡き母の正体にはもう一段回秘密があり……と、明かされる謎が次から次へと出てくるので飽きさせずに面白い。
メインキャラクターたちの会話のテンポもよく、漫才を見ているかのような楽しさがあった。
つくづく陰陽師の彼が不憫で仕方ない。
彼が何者か分かってからも不憫。
その不憫さが最後の最後で少し解消されたのも、不覚ながら泣きそうになった。
あれは確かに成仏してしまいそうだ。
式神どころか婿の座も狙っている見た目も性格もワンコな彼もまた可愛い。
てっきり恋愛には発展しないまま終わるかと思いきや、こちらも最後に少し嬉しい兆しが。
煩い小舅さえどうにかすれば、いい夫婦になれそうな二人である。
ただあの煩い小舅はいてなんぼだと思ってるので、あのままの三人組でいて欲しいとも思う。
独りぼっちだった主人公に何だかんだ騒動が起きつつも、家族ができる……そんな微笑ましい物語だった。
少し怖い妖も出てくるが、基本的にはほんわか、ホラーでは決してない。
家族愛の物語である。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ転生しかつ前世の記憶を持っている泉鏡花と樋口一葉があやかし絡みの事件を解決していく物語。
転生した方々が、当時のお名前のままで執筆活動しているので、現代の人たちが混乱しないかしらと、変なところが気になりましたが、それはさておき。
文豪たちがあやかし事件に絡むとなれば、その事件を起こしているのもまた……と予想はできましたが、やはりあの方登場かと思うと、分かっていてもワクワクしました。
泉鏡花が勝つか、黒幕が勝つか。
ここでは決着ついていないので、気になります。
気になると言えば、泉鏡花と樋口一葉の関係性。
彼女にはあまりその気がないけれど、泉鏡花の片想いのように見えるし、かと言って彼自身がまだ曖昧な態度を取っているので、どうなのよ実際と問い詰めたくなるし。
あやかしの謎より、そこの結論の方が気になりました。
で、どうなのです、泉先生。 -
ネタバレ
単純に面白くない
最近よくある虐げられ系ヒロインの話ではあるけど、ヒーローサイドにろくなのはいないから、ざまぁ展開や。助けられて溺愛展開とかは期待しない方が良い
料理系の小説を探してて過去に購入して積読したままのかまどの嫁1巻を読んでみたけど、80pくらいで読むのがしんどくなった。
主人公の鹿の子が健気だなと思うものの、旦那様とされる月明も神様とされる蔵馬も自己中すぎて辟易する。
こいつら二人とも鹿の子をかまどに閉じ込めといて揃って「自分が鹿の子を助ける、射止める」と言う。
恋愛要素として入れてるんだろうけど、ふざけてんのか??としか言えない。自分たちがしでかしたことを棚に上げて自分がしてきた所業を棚上げして我こそが助けるって意味不明すぎるし、ご都合主義もいいとこ。
ラクや鹿の子の親族以外にまともな神経してるキャラが居ないから読んでてストレスばっか。