冷泉彰彦のレビュー一覧

  • 「上から目線」の時代

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    上から目線について知りたくて読書。

    相手が上から目線だと感じる現状はよく体験する。

    どうして上からだと感じるのだろうか。
    自分の立場や言動を守るための心理的な表れの1つだと思う。弱い自分を悟らせないための虚勢なのかもしれない。

    相手を国籍や年齢、地位、経験などで見下すことで自分を守っている。そんな風潮が強まっているのだろうか。

    2003年からの大連出張で同僚の日本人トレーナーを観察しながらそんなことを考えたことを思い出す内容。

    読書時間:約1時間10分

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    2015年02月10日
  • 「上から目線」の時代

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    日本社会を取りまく「困難」の空気。そして日本語に潜在的に潜む「上下」の関係。私自身が普段の人との関係の中で近頃感じていたことがこの本には書かれていました。
    なるほどーという感じであっという間に読み終わりました。

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    2015年01月11日
  • 「関係の空気」「場の空気」

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    前に読んだもののほうが内容的にもしっくりくるかな。結局言っている内容はそれほど変わりがないので、アプローチがしっくりくるかと、新味があるかないか。その点で言うとこちらの本の方が自説の色が強いかな。良いか悪いかは別としてですが・・・

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    2014年02月09日
  • 「上から目線」の時代

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    上から目線の現代
    「上からだな」。
    そんなことを言われたことが何度かある。
    私自身は誠実に対応していたつもりだったが、受け取った側にとってはそうではなかったようだ。
    こらえつつも、そういうあんたの方が「上から」じゃないか、そう感じたものだ。
    そんなやり取りの中、一体「私」と「あなた」の間には何が起きているのだろうか。

    著者はその理由を、会話のテンプレートの消滅にあるとしている。
    今まではとりあえずの無難な会話で、良くも悪くも「流す」事をしていた。
    それが価値観の応酬になってしまい、真っ正面からぶつかり合うようになってしまったというわけだ。
    なるほど、確かにそれはあるだろう。
    どうやって会話を

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    2015年03月18日
  • 「上から目線」の時代

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    ネタバレ

    社会学の中のコミュニケーション論という位置づけになるでしょうか。
    僕たちの会話の中から生まれる、「上から目線」や「見下された」という感覚。
    それらが感情的な紛糾を生むことを解き明かすような本です。
    最終章では、では、どうやってその「上から目線」による
    コミュニケーションのうまくいかなさを解消するかという処方箋が出されています。

    「上から目線」と言われれば、尊大な態度でものを言う人を思い浮かべるのではないかと
    思うのですが、もっとデリケートなところでも無意識的に上から目線を感じたりするようです。
    たとえば、本書で書かれているところでは、平和主義を唱える人が、その正しさを信じるがゆえに
    平和を強

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    2013年08月18日
  • 「関係の空気」「場の空気」

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    空気の大切さ、恐ろしさが理解できる内容。
    コミュニケーションの取り方という点で、大いに参考になった。

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    2012年10月12日
  • 「上から目線」の時代

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    「上から目線」に対応するコミュニケーションの方法として,[1]価値観論争をやめる,[2]個人の立場から語る,[3]利害の結節点に立つ,[4]聞き流しの術を身につける を提案している.どれも正鵠を射ている.

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    2012年08月02日
  • アメリカは本当に「貧困大国」なのか?

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    これまでのオバマ政権を振り返る内容です。
    実際の内容が、本書のタイトルとはやや大きく異なっていますが。。。

    元々、、堤未果氏の『ルポ貧困大国アメリカ』の批判をまとめたもののようなんですが、実際こちらを読んでいないのでなんとも言えない部分はあります。

    オバマ政権の話は細かく個人的な勉強のなさで説明できませんが、今までの政策に対してまとめてあります。
    また、アメリカ人の就職活動なども挙げられており、日本との対比として考えるのも興味深いと感じました。

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    2012年07月31日
  • 「上から目線」の時代

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    上から目線とは「現場、実態も分からないのに勝手なことを言う指導者」「分からない人に対して、偉そうにもの言う態度」に対する批判めいた言葉である。日本全体の空気が、この批判を恐れていると著者は言う。
    政治の世界で、現与党の民主党を見てみると「小沢的 ビール箱演説の演出」 「鳩山的 ”国民の皆様方の・・・・・させて頂きます”口調」  確かに、視線を徹底的に下に下に落として批判を受けないようガードをしている。
    しかし、そろそろその空気も終わるだろう。実行力の無いだけで、下から目線をしておけば間違いないだろう的な姿勢はスキャンダルこそ逃れるものの人気は上がらない。橋下市長に人気が集まるのように、実行力の

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    2012年04月08日
  • 「上から目線」の時代

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     「上から目線」がなぜ生まれるのか、また、それは何なのかを解説した著作。やや論旨が追いにくいが、本書で少しだけ触れられているインターネットの影響をもっと掘り下げてもよいように思う。proとconが直接リンクされるネット化された知識社会であるが故に、お互い相容れない議論が生まれ、「上から目線」という一種の「不寛容」を生み出しているということも言えるのではないだろうか。

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    2012年02月28日
  • 「関係の空気」「場の空気」

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    本書の特徴は言語学的な側面から社会学的な物事を解き明かそうとする点である。「空気の欠乏」つまり意志疎通の前提となる雰囲気や関係の欠如、を「日本語の窒息」とし、現代における複雑に錯綜した社会に日本語が追い付いていないと警鐘を鳴らす。関係論というよりはどっちかというと日本語の使い方の本。

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    2011年02月18日
  • 「関係の空気」「場の空気」

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    日本社会に「空気」というものが大きな存在感をはなっているが、その空気が発生している根拠を山本七平が言う「臨在感的把握」ではなく、「日本語」の性質から来ているという点はおもしろい。だが、他に目新しいものはない。これよりも、鴻上尚史の『「空気」と「世間」』の方がうまく日本社会の構造を捉えられていると思う。

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    2009年10月11日
  • 「関係の空気」「場の空気」

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    日本のコドモは科学者になりたくないらしい。根暗なネガティブなイメージがあるからだそうだ。
    空気の利用術ということでは小泉さんは天才的だった。
    ・ちゃんと語ることで日本語は伝わる。
    ・失われた対等性を取り戻す。
    ・です、ますのコミュニケーション
    ・ビジネス社会の日本語を見直す。

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    2009年10月07日
  • 「関係の空気」「場の空気」

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    要は、日本語を丁寧に使えるようになるべきだ…ということかなぁ。今のデスコミュニケーションの問題をクリアするには、「です・ます」を普通に使うことが大切だというのが、本書のいわんとするところだと思う。…確かにキレる人に、言葉はないからなぁ。聞けない、話せない…、まずは自分の言葉を整理して、丁寧に話すことから始めれば、もう少しコミュニケーションもうまくいくのかもしれないね。

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    2009年10月04日
  • 「関係の空気」「場の空気」

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    人と人との間に生まれる見えない「空気」。日本独特のこの「空気」というものがなぜ生まれるのか、これが現代の日本人のリレーシップやコミュニケーションにどう影響し、されているのかを解説した本。

    特に最近よく「KY」などという言葉が使われるけれど、日本人ほど空気という見えないものを人との関係であったりコミュニケーションをとることにおいて重要視している人種はないだろう。この空気の傾向がどう変化し、歪んでしまっているのか、現代のコミュニケーションについての課題に、色々な局面から分析しているのがとても興味深い。

    ただし、ところどころに入る会話のサンプルが、実際に起きたものではなく、想定できるものが使われ

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    2009年10月04日
  • 「関係の空気」「場の空気」

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    興味深かった。空気っていうものを、もう少しわかりたいと思った。私の「ダンス」でもきっと、こういうことをなんとか形にしたい、あるいは感じたいと思ってるんだろうな。

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    2009年10月04日
  • 「関係の空気」「場の空気」

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    日本における場の空気ってのはただでさえ排他的なのだから、しっかり空気読まなきゃね。






    それにしても上の人とも下の人とも、“対等に”話すってのは難しいなー。一人じゃどうにもならんもんね。

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    2009年10月04日
  • 「関係の空気」「場の空気」

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    大学時代にはまった山本七平の「空気の研究」を日本語という切り口から説明しています。2者間の「関係の空気」と3名以上の「場の空気」に分けて,日本語の特性という視点で書かれています。
    日本語の特殊性である高コンテキストという概念がありますが,これを異なる表現で解説している感じです。
    個人的には面白く読むことができました。

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    2009年10月04日
  • 「関係の空気」「場の空気」

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    空気はことばの背景にある共通認識のこと。1対1での「関係の空気」は日本人の美徳。1対多の「場の空気」は日本人の害悪。

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    2009年10月04日
  • 「関係の空気」「場の空気」

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    空気というより日本語(空気を生み出す日本語)のことが書かれています。私はどちらかというと最初から空気を考えるより、最後に空気を考えるほうがよいのではないかと思いました。というと、もうその時点では手遅れなのだよと言われそうですが、最初から考えるのはもっと手遅れだと思うからです。だからこの本も日本語のことをメインに書いているのだと勝手に解釈してしまいました。読解力ありません。

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    2009年10月04日