【感想・ネタバレ】「関係の空気」「場の空気」のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年11月28日

日本語を対象としたコミュニケーション論といってよいと思うが、そこにおける「です、ます」体の効用という着眼点は面白い。

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Posted by ブクログ 2013年12月23日

日本語の持つ特殊性について言及されたものであり、その特殊性のために「空気」というよくわからないものが意思決定の主役になっているというのが日本である。非常に理路整然と描かれており、面白い。
人間の関係性について、その関係を紡ぐ媒介としての「日本語」に注目し、解説されているが納得できることが多い。

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Posted by ブクログ 2010年03月03日

言語哲学の日本版と言っていいんじゃないか。西洋的な思想に基づいた仕組みが、何で日本でうまくいかないか、ということへのひとつの解だと思う。数値的な合理性だけじゃなくて、常に「空気」を考慮に入れないと、日本では何も出来ない。

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Posted by ブクログ 2011年09月09日

冷泉彰彦さんのJMM愛読者の私は、とても満足致しました。日本を覆う「空気」が気になる方には、オススメです。日本語って本当に微妙な言語ですね。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

「空気」という言葉で、普段何気なく肌で感じている、或る場の雰囲気(つまらない会議、ちょっと席を外した後の疎外感、世間の流れ等)について分かり易く解説。「言葉」の使い方で「空気」が変わるというのが良く分かり、「なるほど」と思う部分が多く、なかなか考えさせられる本。普段の話し方での間合いの取り方等につい...続きを読むてもなかなか参考になり、日本人として一読の価値有り。

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Posted by ブクログ 2016年03月13日

つまるところ日本には”空気”と”水”しかない。
なるほどと思うところ多く、面白く読めた。僕らの行動は何に左右されているのかが、日本の独特性を踏まえて言葉からのアプローチで解説されていて説得力がある。いま読んでいる”失敗の本質”と通じるところもありタイムリーだった。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

独特の視点で面白いです。

「日本語の窒息」には考えさせられました。

確かに会社で妙な空気が漂ったり、プライベートでは女性の言葉に言葉が詰まったり。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

個性や個人の自由が叫ばれる中で、世の中の問題の中心にはいつも人間関係があり、人々は良好な人間関係を維持するために、学校や職場で常に「空気」を読んで生活する事を強いられ、それに疲れているという矛盾した現象を常々疑問に感じていましたが、そんな私の疑問に日本語が作り出す空気という観点から答えてくれた1冊で...続きを読むす。
「です・ます」調に重点を置いた解決案には疑問は残りますが、「空気が読めない」人種である私には大変参考になりました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

最初の方は、曖昧な「空気」の話なのに、なんでもかんでも「空気のせい」にしてる感じ。第二章も、「空気の窒息」とかいって、これまた根拠なし。ただ、三章の山本七平氏の引用から、第四章の日本語と空気についての説明あたりからおもしろい。「です、ます」調と、「だ、である」調の違いなど。(コードスイッチ)

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

一対一の時、複数の時、それぞれの場面で使われる日本語は、「関係の空気」「場の空気に左右される。そんな日本語の特性を考察した本。
コードスイッチ話法など、自分の意識的に気をつけようと思いました。

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Posted by ブクログ 2020年01月03日

高い技術があるのにうまく使いこなせない、という説明がしっくりきた。言葉が空気を作ってる。たしかに、英語で話すと人格変わる気がするよね、表現の違いもあるけど。

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Posted by ブクログ 2014年02月09日

前に読んだもののほうが内容的にもしっくりくるかな。結局言っている内容はそれほど変わりがないので、アプローチがしっくりくるかと、新味があるかないか。その点で言うとこちらの本の方が自説の色が強いかな。良いか悪いかは別としてですが・・・

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Posted by ブクログ 2012年10月12日

空気の大切さ、恐ろしさが理解できる内容。
コミュニケーションの取り方という点で、大いに参考になった。

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Posted by ブクログ 2011年02月18日

本書の特徴は言語学的な側面から社会学的な物事を解き明かそうとする点である。「空気の欠乏」つまり意志疎通の前提となる雰囲気や関係の欠如、を「日本語の窒息」とし、現代における複雑に錯綜した社会に日本語が追い付いていないと警鐘を鳴らす。関係論というよりはどっちかというと日本語の使い方の本。

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Posted by ブクログ 2009年10月11日

日本社会に「空気」というものが大きな存在感をはなっているが、その空気が発生している根拠を山本七平が言う「臨在感的把握」ではなく、「日本語」の性質から来ているという点はおもしろい。だが、他に目新しいものはない。これよりも、鴻上尚史の『「空気」と「世間」』の方がうまく日本社会の構造を捉えられていると思う...続きを読む

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

日本のコドモは科学者になりたくないらしい。根暗なネガティブなイメージがあるからだそうだ。
空気の利用術ということでは小泉さんは天才的だった。
・ちゃんと語ることで日本語は伝わる。
・失われた対等性を取り戻す。
・です、ますのコミュニケーション
・ビジネス社会の日本語を見直す。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

要は、日本語を丁寧に使えるようになるべきだ…ということかなぁ。今のデスコミュニケーションの問題をクリアするには、「です・ます」を普通に使うことが大切だというのが、本書のいわんとするところだと思う。…確かにキレる人に、言葉はないからなぁ。聞けない、話せない…、まずは自分の言葉を整理して、丁寧に話すこと...続きを読むから始めれば、もう少しコミュニケーションもうまくいくのかもしれないね。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

人と人との間に生まれる見えない「空気」。日本独特のこの「空気」というものがなぜ生まれるのか、これが現代の日本人のリレーシップやコミュニケーションにどう影響し、されているのかを解説した本。

特に最近よく「KY」などという言葉が使われるけれど、日本人ほど空気という見えないものを人との関係であったりコミ...続きを読むュニケーションをとることにおいて重要視している人種はないだろう。この空気の傾向がどう変化し、歪んでしまっているのか、現代のコミュニケーションについての課題に、色々な局面から分析しているのがとても興味深い。

ただし、ところどころに入る会話のサンプルが、実際に起きたものではなく、想定できるものが使われていることから、なんとなく現実味がなく、単に筆者がすでにもっている議論に持っていこうとしている、と感じる箇所がいくつかあった。
実際にあるものではなく、「空気」について議論するのは難しいとは思うけれど、もう少し実際の何かをベースに議論されていると、説得力があったのでは。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

興味深かった。空気っていうものを、もう少しわかりたいと思った。私の「ダンス」でもきっと、こういうことをなんとか形にしたい、あるいは感じたいと思ってるんだろうな。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

日本における場の空気ってのはただでさえ排他的なのだから、しっかり空気読まなきゃね。






それにしても上の人とも下の人とも、“対等に”話すってのは難しいなー。一人じゃどうにもならんもんね。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

大学時代にはまった山本七平の「空気の研究」を日本語という切り口から説明しています。2者間の「関係の空気」と3名以上の「場の空気」に分けて,日本語の特性という視点で書かれています。
日本語の特殊性である高コンテキストという概念がありますが,これを異なる表現で解説している感じです。
個人的には面白く読む...続きを読むことができました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

空気はことばの背景にある共通認識のこと。1対1での「関係の空気」は日本人の美徳。1対多の「場の空気」は日本人の害悪。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

空気というより日本語(空気を生み出す日本語)のことが書かれています。私はどちらかというと最初から空気を考えるより、最後に空気を考えるほうがよいのではないかと思いました。というと、もうその時点では手遅れなのだよと言われそうですが、最初から考えるのはもっと手遅れだと思うからです。だからこの本も日本語のこ...続きを読むとをメインに書いているのだと勝手に解釈してしまいました。読解力ありません。

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購入済み

定量性にかける

2016年05月10日

内容については様々な方が述べているので割愛.
著者の述べている内容については理解はできるが,いずれも著者自身の感覚に基づいた意見であるため,説得力に欠けるという印象.
みのもんたや小泉純一郎を例として取り上げ,コードスイッチを用いた話法は聴衆を引きつけるとのことを述べているが,
具体的な値を示...続きを読むしたうえでコードスイッチの効果について定量的に述べる必要があると感じた.
これでは,内容の多くが著者の頭の中の世界の域を出ないと感じた.
他人にお勧めできる本ではない.

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