M.C.ビートンのレビュー一覧
-
-
-
Posted by ブクログ
伝統的なロマンス小説の時代設定で、コミカルな作品。
メイフェアの不運な屋敷シリーズの3冊目。
メイフェアという良い立地にあるお屋敷は、毎年シーズンごとに借り手が変わります。
執事のレインバードをはじめとする召使いたちは大家にセットで雇われていますが、薄給。
住んでくれる人が出来ると、チップなどの収入が増えるために、息がつけるので大歓迎。
とはいえ、借り主によってだいぶ生活も変わることに!?
そのため、話の雰囲気も変わるのです。
今回は、借り手のガイ卿が戦争から帰ったばかりだったため、その解放感でいきなり乱痴気騒ぎを起こします。
青くなる召使いたちでしたが。
酔っぱらっているうちに出会ったエ -
Posted by ブクログ
M.C.ビートンの大人気「英国ちいさな村の謎シリーズ」の第13作目。
修道院に入った元の夫が行方不明になり、意気消沈のアガサ。
これまでワトソン役としてよき相棒になってくれた男性陣とも疎遠になり、隣人のイケメン作家には軽い女に思われて、もう男にはこりごりという気分になっています。
そんなとき村の教会に新しくやってきたイケメン副牧師。
彼にディナーに誘われたアガサは女としての自信を取り戻し始めます。
しかしその彼が死体で見つかり、彼をよく思っていなかった牧師が容疑者に。
親友である牧師の妻から夫の疑いを晴らしてほしいと頼まれたアガサは、いけ好かない隣人とともに、再び素人探偵稼業に乗り -
Posted by ブクログ
久しぶりに続きが読みたくなるほどヒットした本。
レーベルから、もしかしてハーレクイーンなのかなといろんな意味でドキドキしていたけれど、ちょっとイチャつく程度の描写だった。良かった。
ハーレクイーンではないものの、ハンサムで地位もお金も情もある男と、若くて美しく、そして素養とユーモアがある女性がどたばたの末にくっつくというある意味王道ラブロマンス。
メインはそこだとしても、その脇を固める家僕たちが個性でおもしろい。あれだ、これはイタリアの道化的な役割だ。アルレッキーノとか。
時代的描写も嘘くさくなくていい。
19世紀初頭のロンドンの貴族的生活を垣間見たい人におすすめ。 -
-
-