【感想・ネタバレ】メイフェアの不埒な紳士 あるいは夢見ぬ令嬢の結婚騒動のレビュー

あらすじ

堅実な令嬢と放蕩者の恋の鍵は〈不運な屋敷〉の使用人たちが握る

有能なる執事は曲芸を披露し、けなげなメイドは幸せを探し一歩を踏み出す
貴族社会の影の主役たちが活躍する人気シリーズ! !

高級住宅街メイフェアのクラージズ通りにある〈不運な屋敷〉では、喜劇役者のような執事レインバードをはじめ、ひとくせあるが有能な使用人たちが家族のように暮らしていた。新たなシーズンがはじまり、屋敷の借り主も見つかり、みんなほっとしていた。ところが、新しい借り主であるガイ卿は戦争から戻った解放感からか、いきなり乱痴気騒ぎを巻き起こし、使用人たちを呆然とさせる。
そのガイ卿が、酔っぱらっているときに出逢った生真面目な令嬢エスターに恋をした。レインバードたちは彼女こそが放蕩者のガイ卿を変える運命の相手かもしれないと思うが、正反対のふたりの恋が一筋縄でいくわけもなく、またもや〈不運な屋敷〉の使用人たちは借り主の恋のために奔走することに――。
華やかなる貴族社会の影の主役たちが活躍する人気シリーズ!

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Posted by ブクログ

そういえば、ちょうどこの本を読んでいる頃にシンデレラの映画を観た。シンデレラも義理の姉たちも(もちろん義母も)、舞踏会に呼ばれて結婚相手を…と意気込んでいるのは承知のストーリー。しかし今まで、本当のところでその「結婚相手を見つけるためのパーティー」とはなんなのか理解していなかったが、そうか、これがメイフェアシリーズの舞台である「シーズン」のことなのかと腑に落ちた。

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2018年09月03日

Posted by ブクログ

伝統的なロマンス小説の時代設定で、コミカルな作品。
メイフェアの不運な屋敷シリーズの3冊目。

メイフェアという良い立地にあるお屋敷は、毎年シーズンごとに借り手が変わります。
執事のレインバードをはじめとする召使いたちは大家にセットで雇われていますが、薄給。
住んでくれる人が出来ると、チップなどの収入が増えるために、息がつけるので大歓迎。
とはいえ、借り主によってだいぶ生活も変わることに!?
そのため、話の雰囲気も変わるのです。

今回は、借り手のガイ卿が戦争から帰ったばかりだったため、その解放感でいきなり乱痴気騒ぎを起こします。
青くなる召使いたちでしたが。
酔っぱらっているうちに出会ったエスター嬢に、一目ぼれ。
生真面目なエスター嬢にとっては最悪の出会い方でしたが。

田舎から出てきたばかりのエスター嬢は大変な美貌で優秀でもあるのだが、世間知らずで少々ズレていて、衣装もかなり流行遅れ。
エスター嬢を救いの神と認めた執事のレインバードは、小さな助言で信頼され、アドバイスを重ねる役どころになりました。
さて?

後見人として子供たちの面倒を見ているエスター嬢の苦労も、レインバードにはお見通し。
ドタバタしつつ、何もかもうまくいくに決まってる…のかな?(笑)

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2022年04月08日

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