029のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「勇者エミリア、スッキリしたけりゃ俺についてこい。世界征服の過程でお前に新しい世界を見せてやる」
現代日本ではたらく魔王と勇者の物語第6弾。
3巻でちーちゃんが「今まで真奥さんや遊佐さんに酷いことしてる人、皆天使でしたから」と言っていたように、これまで予期せぬ来訪者は大体天使だった。
魔王が主人公でバトルシーンを書きたい以上はしょうがない部分もあるけれど、若干ワンパターンかなと思っていたところ、ようやくやってきました魔界よりの使者。
魔王に魔界に戻り今度こそ世界征服を果たしてほしいと進言するファーファレルロ。
そのことを危惧し、これまで以上に真奥に気を配る恵美と鈴乃。
変わっていくことを -
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Posted by ブクログ
現代日本ではたらく魔王と勇者の物語第2弾。
前回の敵だったルシフェルが漆原としてレギュラー化、更に隣の部屋には世間知らずな和風女性の鈴乃が引っ越してきてと、
魔王城がますますにぎやかに。
鈴乃は騙されたなー。
いや最初はそうだと思っていたけどさ、恵美が疑わないから違うのかと・・・
見事に思想誘導されたわw
ただ・・・全体としてみたら、1巻に比べていまいちだったかな?
エンテ・イスラから刺客がやってきてドタバタして戦って勝利するという流れが1巻と同じで、若干マンネリ。
1巻の良さには設定なんかの目新しさというのがあったからね。
まだ2巻だし飽きたということは無いけど、次巻は魔王のアルバイトに -
Posted by ブクログ
ネタバレ魔力と郷愁と笹塚の話。発売当時に買っておきながら部屋の隅でホコリをかぶっていたが、アニメ版が思いのほか面白かったので解禁。デビュー作ということもあってか文章がたどたどしかったり構成が粗かったり、編集部のミスか、誤字が散見されたり何かと惜しいところはあるもののキャラクターや設定は魅力的。世界観の説明や日本での魔力の収集法、エンテイスラ出身者が笹塚に馴染むまでの流れなどにページ数の多くを持っていかれているが、しっかりと土台を築いた分二巻からはスムーズに物語を進めることが出来、面白くなりそう。巻末の履歴書はもうちょっとハジけてもよかったかも
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Posted by ブクログ
“真奥は、慎重に頭の中で質問を吟味する。
「……お父さんやお母さんは、いるのか?」
「おと、おか?」
単語が長すぎたか、はたまた知らないのか、アラス・ラムスは困ったように首を横に振った。
「つまりその、アラス・ラムスの、パパとママのことを教えてほしいんだ」
身元不明の、一応は人間の姿をした子供だ。両親について質問するのはそれほど突飛な発想ではないだろう。その答えが、
「ぱぱは……サタン」
そんな内容でさえなければ。
真奥の背中に、その場の全員の視線が集中した。
「そうか……パパはサタン……は?」
その驚愕の内容に遅れて気づいた真奥は、ゆっくりと皆を振り返る。
「……え、俺?」”[P.83]
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