泉谷閑示のレビュー一覧

  • 「普通がいい」という病
    よかった。

    全10講で人の心の在り方や変化を古典などを引用しつつ作者独自の図などで分かりやすく説明した本。

    響く箇所が結構あった。

    読む本ない人にはおすすめ。
  • 「うつ」の効用 生まれ直しの哲学
     従来の西洋医学的アプローチでは、「うつ」の症状をいわば「悪」とみて、それを抑え込み駆逐することを治療としていたが、このアプローチだけではうまく「うつ病」を治癒することはできないと筆者はいう。西洋医学的アプローチでは切り捨てられてきた「病が示すメッセージを読み解き、対応する」という視点からうつ病に取...続きを読む
  • 仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える
    高校生にはまだ早かった、けどなるほどなって思うことがたくさんあった
    タイトルからはわからない内容の濃さだった
    大人になったらまた読もうかな
  • 仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える
    将来の為に今を犠牲にして
    真面目に働く時代って終わったんやな。

    最後の段落、
    『私たちの日々の生を、倒錯した価値観から解放し、臆することなく堂々と美と喜びに満ちたものにして生きること。それが、「生きる意味」の感じられる人間らしい生なのです。』

    がこの本のメッセージの全て。

    良かった。

    現代の...続きを読む
  • 「普通がいい」という病
    「普通」という言葉はなるべく使わないようにしている。
    特別支援教育に携わる者として、子をもつ親として。

    しかし、本著を通していかに意識の根底に「普通」がはびこっているかが再認識できたように感じた。

    生きるうえで「自分」を軸にできていないという認識を新たにしたというべきか。

    心に耳を傾ける。

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  • 「普通がいい」という病
    10回連続の講義形式で書かれているが、1回ごとに
    自分はどうなのかを深く考えさせられるので、スイスイと読み進められる本ではなかった。少し時間を置いてからまた読むことで少しずつ理解が深まるように思う。手元に置いておきたい一冊。
  • 「普通がいい」という病
    科学的根拠を用いず、詩や思想書の引用が多い。だから、本当なのかな?と思ってしまうが、それがまさに「頭」や「理由」で考えているということ。
  • 「普通がいい」という病
    久々に何度も読みたい、と思えた本。
    精神科医の治療の話だが誰にでも参考になりそうな、生きるコツが書かれている。
  • 仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える
    泉谷さんのテーマは難しすぎて自分にはまだ早い感。
    一応、労働・仕事の話は共感できた。なんかさらなる労働を生むために労働している感は日々否めない。新たに生まれる労働の質は良くなっていることを祈る。(ここから先は本に書いてあることではなく、所感)いつも思うけど、人が進歩のスピードをそこそこで妥協すること...続きを読む
  • 「普通がいい」という病
    心に従え、という話。著者は精神科医だが哲学や仏教とも絡めて人生に関する色んなことを考えておられる方で、一度読んだだけではまだ追いつけてない感じがある。
  • 仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える
    タイトルと内容が違うという感想があるけど、そうなのかなぁ。自分は読み方が浅いせいか、タイトルもわりとしっくりきた。

    なんとなく、仕事仕事で追われて生きる意味を見失っている人は、という前提のうえで、将来を考えて縛られて生きるのではなく、自分で生きる意味を見出し、仕事以外に自分が今やりたいと心から思う...続きを読む
  • 「普通がいい」という病
    〇〇しないといけないという考え方をやめよう。
    二元論は頭の考え方。どっちかにふれても、反対側は実は繋がってるかもしれない。
    なんの意味もないかもしれないけど、やってみたい!と思うからやる。あと先は考えない。
  • あなたの人生が変わる対話術
    『普通がいいという病』が良かったので、次に手に取った泉谷閑示さんの著書。

    「対話の最も重要な部分は、話すことよりも、むしろ聴くところにあります。話し手が語る場を提供し、聴いた話を処理しようと急ぐのではなく、まずはそれを共有することに意味があるのです。」

     養老孟司さんの『考えるヒト』に「われわれ...続きを読む
  • 仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える
    ・精神療法の面接を重ねて、苦悩や症状が緩和されていくにつれて、「量」に偏っていた価値観に変化が起こります。「質」の大切さに目が開かれ、日常のすべてを丁寧に味わうようになっていくのです。

    「社会的成功や世間的常識などにとらわれず、俯瞰的にこの世の趨勢や人々の在りようを眺めることができた時、人には必ず...続きを読む
  • 反教育論 猿の思考から超猿の思考へ
    最後の章の結論は深く同意する。全体を通して、著者の教養の深さを感じるとともに、引用されている本を読みたくなった。
  • 「私」を生きるための言葉 日本語と個人主義
    日本人と欧米人の違いを、言葉の使い方から知ることができる本。個人と社会というのは、日本古来の言葉でなく、翻訳された言葉というのが驚きだったが、なるほどと思えた。

    [private]
    以下注目点
    ・もともと乳児の時から母親とは別室に寝かされ、親子といえども別の人間であるということを痛いほどすり込まれ...続きを読む
  • 反教育論 猿の思考から超猿の思考へ
    良書。眼から鱗。
    現代の暗記中心の教育を否定。考える、まずは疑うことから。
    確かに、納得できることが多い。すべて肯定はしないが。
    教育の大事なところをついていると思う。
  • 反教育論 猿の思考から超猿の思考へ
    現代の教育が抱えている基本的な問題点を鋭くついていると感じる。それは余りに頭で考えた理屈、合理性、効率性、経済性を追い過ぎ、身体と心に根差した野性的・本能的な心(感情)を抑圧すべきものとしている点。
    最終的には、弁証法的に、前者のサル的思考と後者のオオカミ的思考を統合した超猿の思考を提唱しているのだ...続きを読む
  • 反教育論 猿の思考から超猿の思考へ
    自分で考えるということが出来なくなったと常日頃考えていた私にとってとてもよい本であった。
    私は世界に意味を見出せる日がくるだろうか。
    来るといいな。
  • 反教育論 猿の思考から超猿の思考へ
    オオカミの知性、サルの知性、守破離、弁証法、がキーワードでしょうか。ヒトのロジカルで無い面の重要さを説く一冊。