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Posted by ブクログ
読んでよかった。夏目漱石もうつになった事があるらしい。そんな夏目漱石が、門下生に宛てた手紙の内容が紹介されていた。
「今のように愚かで間違った世の中では、真っ当な人であればあるほど、必ずうつになるはずだ。これからは人に会うたびに「君はうつか?」と聞いてみて、「そうだ」と答えたら、その人は真っ当な神経の持ち主だと考えることにしようと思っている。今の世の中で、うつにかからないような人は、金持ちで頭の鈍い人間か、満足に教育を受けられなかったために良心が欠けている人か、そうでなければ、現代に満ち溢れている軽薄さに満足している間抜けにちがいない。」
私はこの内容に救われた気がした。
Posted by ブクログ
「うつ」を悪とし、抑え込もうとする西洋医学的な常識に疑問を呈し、「病とは何らかのメッセージを自分自身に伝えるべく内側から発されるサインである」という視点から「うつ」を捉え直す一冊である。同時に、「うつ」の背景にある現代社会の歪みを指摘し、「自分らしい在り方」「幸せな生き方」への示唆を与えている。
(きっかけ)
Reapraという会社のCEOが「自我喪失」について語ったインタビュー記事の中で、推薦していたので手に取った。
(感想)
本書を読む以前は「うつ=異常な状態」という認識があり、自分の実存的存在に悩み軽い鬱状態になったときも、その意識から自己否定、自己嫌悪に陥っていた。しかし、うつが引き起こされる背景を心理面、社会面から深く考察された本書を読み、社会的に植え付けられた「有意義に時間を使うべき」という自分の価値観に気づけ、その意識が180度変った。「頭」による自己コントロールの独裁に注意を払いながら、「心」が発する「〜したい」の声に耳を傾けて生きていこうと希望が湧いた。
(概要)
本書ではうつを「頭」の独裁に対して、「心=身体」がストライキを起こしている状態であると定義している。
筆者は、現代人が日常的に「頭」の自己コントロールのもとで、「心=身体」の発する「〜したい」や「〜したくない」といった声を抑え込み無視してしまっていることが多いと指摘する。それが蓄積されある閾値に達した時、「うつ」状態になるという。
そして「うつ」を通して、自分の生き方や自分を縛っている「〜すべき」という価値観に向き合うことで、真に自分らしいあり方や幸せな生き方を獲得できる「reborn」するのである。
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