「自分が嫌い」という病

「自分が嫌い」という病

ビジネス・実用
982円 (税込)

4pt

4.0

「自分嫌い」こそ

不幸の最大の原因。

心のゆがみを直す

8の処方せん



「自分を好きになれない」と悩む人は多い。こうした自己否定の感情は、なぜ生まれてしまうのか。

その原因は幼少期の育ち方にあると精神科医である著者は指摘する。

親から気まぐれに叱られたり、理不尽にキレられたりすると、子どもは「自分は尊重され
るに値しない」と思い込むようになる。その結果、自信を持てず、人間関係にも苦しみやすい。

では、この悪循環から抜け出すにはどうすればよいのか。

本書では、自分を傷つけた親への怒りを認め、心のもやもやを解消するための具体的な方法を解説。自信を持って生きられるヒントが詰まった一冊。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

「自分が嫌い」という病 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    インナーチャイルドの一節が、イメージがしやすかった。自分の内なる子どもに意識を向けることで、自分に愛を向けることができる気がした。

    1
    2025年09月08日

    Posted by ブクログ

    この本では、自分を嫌いになる原因を、単なる性格や気持ちの弱さとして扱っていません。親との関係、社会の価値観、他人からの評価、そして自分の中に入り込んだ「べき論」などによって、人は少しずつ自分を責めるようになっていくのだと語られています。

    「愛」と「欲望」の違いで、愛とは、相手が相手らしく幸せになることを喜ぶ気持ちであり、欲望とは、相手をこちらの思い通りにしようとする気持ちである、という整理。これは他人に対してだけでなく、自分自身に対しても当てはまると感じました。自分に対して「もっとちゃんとしろ」「こうあるべきだ」と求め続けることは、自分を愛しているのではなく、自分を思い通りにしようとしているだけなのかもしれません。

    親子関係について厳しい表現も多く出てきます。しかし、私はこれを単に「親が悪い」という話としては受け止めませんでした。親もまた未熟であり、余裕がなく、時代や環境の中で生きていた一人の人間だったのだと思います。同時に、自分自身もまた未熟であり、これまでの人間関係の中で、相手に期待しすぎたり、自分を守るために歪んだ行動をしていたこともあったのだと思いました。

    また「主体性」について、人は本来、怠惰な存在なのではなく、好奇心を持ち、何かをしたいと思う存在です。しかし、「期待」や「べき論」に縛られると、自分の中の主体が育たなくなる。仕事においても、「主体性を持て」と言いながら、実際には失敗を許さず、余計なことをするなと言ってしまえば、人は動けなくなってしまいます。人が自分で考え、動き出すためには、安心できる土壌が必要なのだと思いました。

    終盤で語られていた、「楽」と「楽しい」の違いも印象に残りました。頭は効率を求め、「楽」を選びたがる。しかし、心と身体が求めているのは「楽しい」の方である。読書も、仕事も、人との対話も、決して簡単ではありません。面倒で、時間がかかり、すぐに答えが出ないものです。それでも、そこにこそ人間らしい楽しさがあるのだと思いました。

    この本を読み終えて、「人を人として接する」ということが大事と思いました。人を成果や効率や役割だけで見ない。損得や上下で測らない。相手を自分の思い通りにしようとしない。そして、それは他人に対してだけでなく、自分自身に対しても同じなのだと思います。

    自分を愛するとは、自分を甘やかすことではなく、自分を知ろうとすることです。自分の中にある小さな声を聞き、自分を責め続けてきた声に気づき、少しずつ自分を人として扱い直していくことなのだと思います。

    人間が人間らしく生きるとはどういうことかを問い直す本でした。これからも、効率や正しさだけに流されず、人を人として接し、自分自身もまた一人の人間として大切に扱っていきたいと思います。

    0
    2026年05月31日

    Posted by ブクログ

    頭と心、身体は分けて考えたほうが良いという考え方は新鮮で実用的である。心、身体の方が本当に自分が求めていることであって頭で抑制しないことが重要だ。
    頭の中に黒い自分と白い自分が常に対立していると考えて自分に邪魔をしてくる。黒い自分は心と身体の意思に反する事を指示してくるのが危険であるから白い自分がそれに打ち勝つ事を目標にして生きる。
    自分が嫌いになるのは未熟な人間が親になるというシステム上避ける事は出来ない。憎まず弱い親をも受容し決別して自分を生きる。遅くはないこれからでも生まれ変わろう。

    0
    2026年06月22日

    Posted by ブクログ

    良本。巷に溢れかえった「自己肯定感の高め方」とか「自分を愛する方法」に警鐘を鳴らしつつ、精神の本質的な構造や実践的な対処法を説明してくれているので、読んだ人の価値観をいい方向に変えてくれると思う。ただ、実践的な対処法はサラッと書かれているから、もっと深く取り入れたい人は橋本翔太先生の「わたしがわたしを助けに行こう」と相性がいいと思う。

    0
    2026年05月16日

    Posted by ブクログ

    泉谷閑示さんの本はこれで2冊目です。
    相手の立場に立って自分を見たり、自分を客観的に見るような視点の移動により、質的な認識ができるようになる。「頭」と「心=身体」が共同作業をすることで、他者の他者性が認識できるので、心=身体に耳を傾けることが大事と筆者は説いています。

    私も、ヨガを通して、身体の声に丁寧に耳を傾けることで、以前より満ち足りた気持ちになれるので、筆者の考えにとても賛同できます。

    誰かの心ない言葉に傷ついた時、ロゴスのない状況に巻き込まれた時、基準となるものが違うな、違和感があるなと感じた時などに読みたい本です。

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    著者の本は全部読んでいるからか、はたまた愛着障害について類書を読んでいるからか、内容的に真新しさがあまり感じられなかった。
    とはいえ、「黒い頭」と「白い頭」に分類して心の声を整理する方法は興味深かった。
    面倒くさいから、と行動を控えたりすぐAIに頼ってしまう昨今の風潮と、慢性的な空虚さは繋がっていたんだなぁ、と実感させられる。
    合理的で効率的なものが生きる上で有用とは限らない、ということを忘れないようにしたい。

    0
    2026年03月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ロゴスのない親に育てられたことにより、言語力や客観性がないと感じる子供が多いのかと合点がいった。幼少期は誰もが「親は神様」的な存在に感じているため、ロゴスなき親からの子育てによる弊害は不可避に違いない。自分の頭、言語をそのまま伝えても、全く伝わらない人々がいる構造がわかった。内省を日々していきたい。

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     自分を大切にする、自分のわがまま(?)欲求を押し通す、自分をいたわる…こういう周りの人たちを見ていて、「そんなに自分が可愛いか?浅ましいな」と感じている自分にハッとする時がある。それって本当に悪いことなの?自分ができないことを妬んでいるだけではないの?、と。

    私は自分を含め、人間全般が嫌いだ。それが健全とは思っていないし、何より自分が苦しい。自分のことを積極的に嫌いというよりは大切にできないという方がしっくり来る。
    こんな私にとって、本を読むたびに大きな気づきをくれる泉谷先生の本は、今回も自分の悩みにマッチした題材で、待ち望んでいた。しかし残念ながら今回は読み足りないせいもあるが、道が開けた感じはしなかった。まだ何度か読み直して整理する必要がある。

    途中までは、書かれていることが、実体験としてわかり、この道をたどってきたなと納得できたが、その先の打開策がよく理解できなかった。著者のいう仮死状態であるため、何の欲求もわかず、自明性が失われている状態だからなのだろうとは感じた。

    第1章なぜ人は自分を嫌いになってしまうのか
    第2章自分を愛せなくなった人の生きづらさ
    第3章自分嫌いからの脱出
    〜大地を覆っている「雲」を取り除く
    〜インナーチャイルドのイメージを活用してみる
    第4章親への恨みや怒りをどう扱うか
    〜恨み切るということ
    第5章ロゴスなき親の及ぼす影響
    〜自明性の喪失=魂の仮死状態について
    第6章うるわしき家族幻想から脱却する
    第7章自分を生きるために
    第8章この不条理な世界を生きていく
    〜「愛される」を待つ人から「愛する」人へ
    〜行き過ぎた効率主義は何を及ぼすのか?

    ▷ここでいうロゴスとは。
    私たちが暗黙の了解で「人間ならばこう考えるだろう」「人間ならば、こう思うだろう」と前提にしているものを指す。つまり、ロゴスとは、人間が人間たる前提として共有しているもののこと

    ◯インナーチャイルドに対して自分が最良の親になって育て直しを行う。いつしか現在の自分と一致することができる。

    ▷ロゴスが機能していない親の特徴
    1.時間に対して連続性を認識できず、一貫性のある思想を持てない
    2.相手の立場に立って自分を眺めたり、自身を客観視したりするような視点の移動ができない。=(自閉的状態:自分しかいない世界を生きているような幼稚な状態)
    そして、自閉的な人は身近な人のことを「自分の一部のように」思いがち


    ▷ロゴスが機能していない人たちの特徴。
    →量的側面だけで認識できる「意義」の世界を生きている。役に立つのか儲かるのか得になるのか、出世につながるか、権力や名声を得られるかといったもので、実利性やメリット、学歴や社会的地位にこだわる傾向 118


    ◯ロゴスが機能してない親に育てられた子は、自分が愛されていない、自分の存在が認識されないと感じ、精神的には一種の仮死状態にまで追い込まれる。124
    ヴォルフガング・ブランケンブルク「自明性の喪失 分裂病の現象学」「自分には何かが欠けている」自然な自明性を失った
    自明性の喪失=魂の仮死状態125

    ◯自分の親にはロゴスがなかった。=自分の親には人を愛する能力がなかったと認識することの大切さ146

    ◯人は、回り道を経たことによって、人間の愚かさや弱さ、そして残酷さや冷淡さなどに対する深い理解を得ることができる。162
    ◯どんな親の下に生まれ、どんな環境で育たなければならないかは、自分で選ぶことができない。しかし、その宿命を自分がどのように生き抜き、生き延びたのかという事は、後の深い経験の基盤となる貴重な歴史です。そして、その果てに、「本当の自分」に抜け出ることができたとすれば、これをしのぐほどの劇的な経験は、そうない。163

    ◇著者は、最近、政治家や自治体の長にロゴスなき人物がなっていることが多いと憂慮する。ロゴスある人間と、ロゴスなき人間を見分け、信じるに至る相手なのか、あるいは何については信じられるが、何については信じられないリスクがあるのかといったことを、いちいち判別していかなければならない。その見極め方の1つとしては、言葉にきちんと人間的に意味が充填されているかどうか。

    ◯「愛する」とは、「対象が対象らしくあることを喜ぶ」こと。181

    自分にとって読書をするという行為は、ある種混乱させられたロゴスの修復を行っていることなのかもしれないと思い至った。

    引用本
    ウィリアム・ブレイク『ブレイク詩集』
    エーリッヒ・フロム『反抗と自由』『愛するということ』
    クロード・レヴィ=ストロース『神話と意味』

    0
    2025年07月04日

「自分が嫌い」という病 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

泉谷閑示 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す