志村史夫のレビュー一覧

  • 古代日本の超技術〈新装改訂版〉 あっと驚く「古の匠」の智慧

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    半導体の研究者である筆者が驚嘆する、古代日本の技術を科学的に分析している本。そこには千年も二千年も耐えられる技術が使われていた。

    文化財の修復にも関わる棟梁や瓦職人達の知見も得て木造建築、灌漑、大工道具、鋳物といった古代からの技術を科学的・化学的に分析し、「最新の技術でも到底敵わない」古代日本人の技術力に驚かされる。千年以上経っても生きている素材が「あと千年でも耐えられる」とか。

    耐えられる原理が分かっていても、「均質化・量産化」が求められる現代では難しいようだ。昔の職人達が「千年でも耐えられる」と考えていたかどうかは分からない。記録媒体も限られた中、ひとつひとつ手作りするしかなかった時代

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    2025年02月02日
  • 【電子オリジナル特典付】いやでも物理が面白くなる〈新版〉 「止まれ」の信号はなぜ世界共通で赤なのか?

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    アンガールズの田中さんがラジオで、「(超現象に見えることが)俺物理やってるから(理由が)わかるんだよ!」って言ってて、物理ってそうなの!?って思って読んでみた。

    高校で物理に挫けていた時に読みたかったな。
    どうして信号はどの国でも止まれが赤なのかとか、ボールを遠くに投げるとか、ボーリングとか、、物理ってめちゃくちゃ身近なんだと。。

    本にも書いてあったけど、公式を丸暗記して解くのだけだと、しんどくなるけど、身近な現象とかの理由がわかるのは楽しそう。
    (とはいえ、物理めちゃくちゃ苦手マンの自分には、難しい内容があったけど)

    本の中に↓が書かれていて、あ!田中さんが言ってたことと繋がる!って思

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    2024年07月02日
  • 古代日本の超技術〈新装改訂版〉 あっと驚く「古の匠」の智慧

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    超、とか、古代、とかのタイトルが、一瞬『ムー』系の話か? と思わせるけれど、そんなことはない、過去の日本にあった優れた技術を解説する本だった。
    建築における古い技術のことは、それなりに知ってはいるつもりだったが、それを建築という視点ではなく、技術という視点でみているのが楽しい。

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    2024年02月08日
  • ―新書で入門―アインシュタイン丸かじり

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    光電効果にかんする理論と相対性理論を中心に、アインシュタインの業績をわかりやすく解説している本です。

    相対性理論にかんする同様の解説書は多く刊行されており、本書にこれといって目新しさは感じなかったのですが、一般の読者向けの物理学の解説書を多く執筆している著者だけのことはあって、非常にこなれた文章で相対性理論のおもしろいところが説明されています。本書のなかで、著者は特殊相対性理論について、「これを理解していただければ、少なくともわかったような気になっていただければ、本書の目的の大半は達せられたといっても過言ではない」と述べていますが、その目的はたしかに果たされていると感じました。

    最終章には

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    2021年05月27日
  • 環境問題の基本のキホン ――物質とエネルギー

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    身近にあるエネルギーがどういう仕組みか、みたいなことが書いてある。文明の発達とエネルギーの消費が比例するのは、そうだよなぁと思った。だからこそ、これからの社会でどうしたらいいのか、考えるきっかけになった。

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    2020年07月23日
  • いやでも数学が面白くなる 「勝利の方程式」は解けるのか?

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    【文章】
    読み易い
    【ハマり】
     ★★★・・
    【共感度】
     ★★★・・
    【気付き】
     ★★★・・

    標準偏差の説明などで、「数学的に扱いやすいから」と説明が端折られているところがあり、物足りなさを感じてしまう。

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    2019年06月09日
  • ―新書で入門―アインシュタイン丸かじり

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    再読。アインシュタインへの愛があふれていました。
    特殊相対性理論は革命的な理論だが、「光速不変の原理」と「光速を超えるものはない」さえ認めてしまえばよいのである。

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    2019年04月05日
  • 物理学者が教える 筋道たてて考える技術(大和出版) いかに本質をつかみ、問題を解決するか?

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    ネタバレ

    数字にだまされない。
    説得力がある。
    仮説のたて方がうまい。
    ――さあ、成果の出せるこんなすごいアタマをつくろう。
    論理思考のプロセスは数学や物理学に学べ。
    数値化する、Xで考える、分解して再構築してみる、座標軸におく……等の手法を、
    普通の文系ビジネスマンにありがちな日常を例に説く。脳の使い方が格段にうまくなる本

    微分、積分の意味や関数の応用についてなど
    数学に疎い人間にとって興味深い言及がなされている。

    ・「基準を明確にする」ということは「筋道たてて考える」ための基本中の基本であり、物事を客観視あるいは数値化する第一歩です。

    ・この記事に書かれている「当せんしやすい日」…の“

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    2016年01月16日
  • スマホ中毒症 「21世紀のアヘン」から身を守る21の方法

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    スマホ中毒症についての、科学的分析と対策かと思ったが、筆者による文化文明論と思ったほうがよい。
    そうやって読めば、アヘンとまで呼ぶスマホ中毒症に対する処方箋としてなるほどと思える部分もある。

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    2013年09月04日
  • ―新書で入門―アインシュタイン丸かじり

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    ネタバレ

    アインシュタインのファンによる、アインシュタインの業績の紹介本。
    多くの内容は何回か聞いたり見たりしたことがある内容であったが、まとまって改めて読んでみるとわかりやすく良かった。
    また、アインシュタインのノーベル賞の受賞の経緯など興味深い。
    あとは、最後の方にあるアインシュタインの言葉が非常に良かった。
    科学者が神を信じることについて、違和感があったが、アインシュタインの説明を読んで、ちょっとなっとくした。
    ただ、ここで言う神とはキリスト教の神とはすこし違うとは思うが、それなら納得できる。

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    2013年05月12日
  • ―新書で入門―アインシュタイン丸かじり

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    著者は「あること」を絶対真理と認めてしまえば
    「相対性理論」を理解できたような気持ちになると
    言っている。
    「あること」とは「光速不変の原理」である。
    ニュートン以来、絶対視されてきた「時間」、「空間」は
    絶対的なものではなく光速を不変とすると
    ピタゴラスの定理より短くなる。
     と、いうことかな?

    一般相対性理論については正直、著者も理解することを
    あきらめているみたいだ。
    当然、僕なんかが理解できるわけではないが
    導き出された「時空の歪み」から発展した
    「膨張宇宙」、「ブラックホール」については興味をそそる。

    それにしても太陽の重力により光の曲がる角度を具体的に
    予測値を導き出すなんて、

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    2013年03月24日
  • 生物の超技術 あっと驚く木や虫たちの智恵

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    木や竹、カイコやクモの糸の強さ、それは驚異的な構造にある。とても人が作る人工的なものは敵わない。どうやってこういうものができあがったのかが不思議である。

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    2012年11月16日
  • ―新書で入門―アインシュタイン丸かじり

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    丸かじりと言う割には解説があまり詳しくなく、残念に思います。

    アインシュタインについて大まかな知識を得たいならば丁度よいかもしれません。

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    2010年09月04日
  • 環境問題の基本のキホン ――物質とエネルギー

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     前半は、環境問題を考える上で最低限必要な物理学的・化学的知識を記してあり、後半では、前半で記したエネルギーの分類に応じて、各エネルギーを考察している。

     前半部分は、自然生態系や、エネルギー保存則などを分かりやすく説明してくれていて、「物理?意味不明」な人にはとても分かりやすい。後半部分は、各エネルギーの概要を説明してくれている。例えば、核エネルギーでは簡単な概要から、利点・問題点を触れている。

     全般的に、すっきりとし、例も多く、読みやすいものである。ただ、がっつりしたものを読みたい!もしくは、ある程度勉強している人には、読みごたえはあまりないと思う。
    なので、環境問題の導入とし

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    2009年10月07日
  • ―新書で入門―アインシュタイン丸かじり

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    アインシュタイン入門。
    E=mc2
    エネルギーは質量と光速の2乗に比例する。
    質量保存の法則なんて嘘っぱちだ。
    高校時代に習ったこれらの物理学に再び足を踏み入れる時がきた。
    馬鹿でもわかるアインシュタイン入門。

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    2009年10月07日