志村史夫のレビュー一覧
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ブルーバックスが古代の技術?しかも「超」付きで…と恐る恐る読み始めましたが、最初の数ページで「やっぱりブルーバックスだ!」と納得。三内丸山から前方後円墳、倒れない塔、単結晶インゴットの切断方法に錆びにくい鉄の秘密、建築の技法に工具の秘密と次から次に紹介される技の数々とそれを解き明かす科学的説明、面白くて一気読みです。
時間をかけて丁寧に素材と向き合いものを作る工匠の技と心意気がどれほど高度なものを生み出したのか、知れば知るほど「凄い!」確かに超技術だと納得しました。現代の問題にも触れられており、作者は古典や古代史にも造詣が深い工学博士、説明もわかりやすく技術の視点から遺跡や古代史を観ることの興 -
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志村史夫
(しむら・ふみお)
1948年、東京・駒込生まれ。工学博士(名古屋大学・応用物理)。日本電気中央研究所、モンサント・セントルイス研究所、ノースカロライナ州立大学教授(Tenure:終身在職権付)、静岡理工科大学教授を経て、静岡理工科大学名誉教授。応用物理学会フェロー・終身会員、日本文藝家協会会員。日本とアメリカで長らく半導体結晶などの研究に従事したが、現在は古代文明、自然哲学、基礎物理学、生物機能などに興味を拡げている。物理学、半導体関係の専門書、教科書のほかに『いやでも物理が面白くなる〈新版〉』『古代日本の超技術』『古代世界の超技術』『人間と科学・技術』『アインシュタ -
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2001年に発行された同著者同タイトルの本の新版。ただ、新しい研究発表内容も取り込んでいる。
「物理は学んだが、面白さがまったくわからなかった人向け」という印象。
物理の基礎で当然のように習う公式などは引用しつつ、それの説明というよりはそんな公式を使って、日常生活でみられる現象がどう説明できるのかを、非常にわかりやすく教えてくれる。
また、高校物理だとおまけのように語られる量子物理が、古典的物理(力学・電磁気学)とどうかかわってくるのかを具体的な思考実験を交えながら丁寧に説明してくれる。
各分野の基本的な公式は実は全部出てくる本。でも、それが具体的現象の説明でイメージしやすくなってから出て -
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[ 内容 ]
偉い。
凄い。
深い。
しかも面白い。
アインシュタインについて知ることは、二十世紀最高の知性に触れることである。
「時空が歪む」という空前絶後の発想はどこから生まれたのか。
無名の役人はいかにしてノーベル賞科学者となったのか。
波乱万丈の人生と業績を辿り、数々の味わい深い名言からその哲学を知る。
「熱狂的ファン」を自任する物理学者が、知の巨人の魅力を濃縮。
ついに、今度こそ相対性理論がわかる。
[ 目次 ]
第1章 アインシュタインは偉い
第2章 「アインシュタイン以前」をおさらい
第3章 「奇跡の年」の奇跡ぶり
第4章 これで「特殊相対性理論」がわかる
第5章 世界一有名な -
Posted by ブクログ
三内丸山遺跡、前方後円墳、五重塔、古代瓦、和釘、日本刀など多種多様なものから、過去の日本の技術の高さを科学的に評価していく。
大量生産大量消費に伴う、経済的な効率を至上として成り立つ現代が忘れてしまったモノづくりの基礎となる質や精神は、これからの日本に真に必要となるものであり、それこそまさに温故知新を旨として学んでいかなければならないのであろう。
そもそも現代の技術とは、過去からの進化なのであろうが、果たして本当にそうなのであろうかということを思い知らされ、現代こそが最高の技術などと思い上がることに対しての警鐘を鳴らし、過去の技術に対しても敬意と興味を沸かせてくれた一冊である。 -
Posted by ブクログ
題名の通り『古代日本の超技術』についての研究を集めた本書、執筆者の志村忠夫さんは自身を「専門家」ではないとしており、実際その通りなのだが、だからこそ広範に渡り大胆な論考を展開しており、もちろん素人である自分にも面白く、かつ分かりやすく感じました
章立ては七つ、それぞれ
・三内丸山遺跡(縄文時代)に残る正確な穿孔技術
・前方後円墳に隠された謎に土木技術から迫る
・五重の塔の耐震・耐風構造
・日本古来の「木材加工」技術や道具に込められた「木の文明」を支えた職人たちのこだわり
・古代瓦の高性能さの秘密
・錆びない鉄、法隆寺の釘と日本刀
・奈良の大仏に「長登の銅」が選ばれた理由
うーん、古代好きは -
Posted by ブクログ
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▼ 100文字感想 ▼
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今、ノーベル賞で物理や科学が脚光を浴びているので
再びアインシュタイン本。理論はとても理解できないが、
相対性とお客さま視点、重力と人を引きつける魅力など、
マーケティングに応用して考えれば、より面白いと思う。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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