小林ルミ子のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
愛人契約の行く末は
父親の莫大な債務のため落ちぶれたヒロインは身分違いと経済的な支援を受けるため、プロの高級娼婦ではないのにヒーローと愛人契約の選択をします。
ですが素人なので、ヒーローを本当に愛してしまいました。ヒーローもヒロインを愛しく思っています。二人がだんだん親密になっていく部分はよかったです。
ヒロインのキャラが身分がどん底に落ちてもバイオリンが得意で路上演奏して稼いでいたり、家賃を払うにもパンを買うにも苦労しながら自活していたり、芯があります。また貴族のヒーローにはわからない底辺の人達の生活や気持ちがわかり健気なので、もっとそういう部分が作品に絡めてあったら他のラブストーリーにはない奥行きがあって、もっと楽しめたかもと。。。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったです。
海で意識を失って漂っている王子を若い女性が泳いで助ける-、冒頭のシーンはまさに童話の「人魚姫」を連想しました。
作者もそれを念頭において描いているようで、物語り内でも何度か「人魚姫みたい」と登場人物が語っている場面があります。
ヒロインのジョゼフィーヌは孤島で火山学者の父と二人暮らし、自身も火山を愛する科学者であり、どこか浮世離れした純情な女性です。
世間知らずともいえるのですが、少しも嫌みではなくむしろ、そこが彼女の長所として描かれ、思いやりに溢れた優しい女性として好感度が高く感じました。
彼女に助けられた皇太子アレクサンデルもまた誠実な男性です。(ただ、挙式直前に別の女性-ジョゼフィーヌを妊娠させて婚約解消された王女様の立場では、そうもいえないでしょうが、ジョゼフィーヌと一線を越えたとき、彼は海難事故で記憶を失い、婚約者がいることも挙式間近であることも覚えていなかったので、これはまぁ不可抗力といえるるでしょうか)
タイトルの「塔に囚われた花嫁」というのは、内容的には少し違っており、あくまでも一時的にほんの少しだけのことです。
主役の二人ともが好もしい人物だったので、ラストまで気持ち良く読めました。 -
購入済み
©️1982年
ヒロインは新聞記者からロマンス作家へ。
ダイア本人がモデルでしょうか?
でも、82年って、そんなにダイアが売れていたのか?ダイアの願望?
ヒーローは今程傲慢ではなく、寸止め現在で笑いました。時代なのかな?
ダイアのヒーロー像で胸毛の表現がやっぱり昔。最近は如何なのでしょうか? -
Posted by ブクログ
ネタバレ良かった-のではありますが。。。
私的には、主人公二人のカップルの気持ちがどうしてもイマイチ、理解できない部分がありました。
二人ともに子ども時代に辛い記憶があり、結婚願望はないまま大人になった。
異性として意識して惹かれ合いながらも、友情を壊したくないがために「友達」としての関係を維持してゆこうと固く誓い合っている若い男女二人。
ですが、何故、そこまで頑なに「友達」関係であることに拘るのか? その理由として、先ほどの子ども時代に親から与えられたトラウマ、心的傷があるわけですが、どうも、それだけでは理由として納得できないというか、理由にならないような気がします。
タイトルから最初に想像したのは、互いに異性として意識したこともない二人がある出来事をきっかけに恋に目覚める-とうお話だったのに、読んでみたら、全然違う。
読みながら、何故、この二人は意味のない我慢比べのようなことを延々と続けるのかと、理解に苦しみました。
その辺り、主役の男女の気持ちのありよう、変化が私にはまったく共感できなくて、感情移入も難しかったです。
二人はトコニという身寄りのない男の子を施設から引き取りたいと熱望し、そのために「偽装結婚」するという展開。自分の幼少時代が辛かったから、大人になってボランティアに打ち込むという設定は素晴らしいと思いますが、何故、二人がたくさんの孤児がいるにも拘わらず、トコニという子一人にそこまで執着するのか、それも今一つ理解に悩むところでした。
設定は良いが、主役の気持ちや関係性がどうにも不自然で、現実的でないような気がしました。