畔柳和代のレビュー一覧

  • あしながおじさん(新潮文庫)
    この作品は「ジュディがあしながおじさんに送った手紙」のみで構成されているため、あしながおじさんになった気持ちで読み進めていた。そのためラストであしながおじさんの正体がわかった時、呪いがキラキラと溶けていくみたいに自分と重ねていた頭の中のジョン・スミスが本当の姿を現したのでとても面白くこれが所謂ミスリ...続きを読む
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    「なるほど前作はジュディの手紙がメインで、本作ではジュディの親友のサリーの手紙がメインなのだな。」と読みながら感じました。
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    何回でも読みたい本ベスト3に入る。
    無人島に持って行きたい本3冊にも入る。
    237ページから最後までの14ページくらいはずっと泣きそうになる。嬉しくて素敵すぎて。
    相応しい言葉が見つからないくらい綺麗で幸せな涙が溢れるのです。
    ジュディが書いた数えきれないお手紙はどれもユーモアに溢れていて、あしなが...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    物語の中にさまざまな手紙が書かれていて面白味がありますので初心者にも小説を読むのが苦手な方にもオススメです。
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    ストーリーも素敵ですが、ジュディの考えにたくさんいい言葉がありました。

    一部ですが

    とても大きなよろこびが、一番重要なのではありません。大切なのは、小さなよろこびを大いに重んじることです。

    謙虚で前向きで自分を信じて生きていくジュディが素敵でした。
  • 秘密の花園
    途中から号泣していました。
    人生経験を積んだ大人が読むからこそ、泣けるのかもしれません。
    大人になると忘れてしまう子供の頃の純粋さを思い出させてくれるような作品でした。
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    作品自体は知っていたけど、読もうか悩みつつずっと触れた事のなかったあしながおじさん。
    新潮文庫の100冊として本屋さんで展開されていて、ピンク色の可愛い表紙に目が止まり読んでみることに。

    結果、大好きな一冊になった。
    何で今まで読まなかったんだろう!

    大人になるにつれて、昔は大好きだった海外文学...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    追伸
    今朝、鏡を見たら、これまでに見たことのない、全く新しいえくぼがありました。とても不思議ですね。どこから来たのでしょう?

    ここがあしながおじさん=友人の叔父さんと実は会っており、さらにお茶まで堪能したあとのエクボだったのね。
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    ジュディの友達のサリーもこんなキャラだったのね!笑
    マクレイ先生に「敵よ、おはよう!」と挨拶するのとか、最高。
    そしてこのハッピーな展開、あしながおじさんがお好きな方は絶対好きなのでは!

    孤児院を取り巻く環境や、障害のある孤児に対する問題(当時の常識では偏見もあるけど、実際そういう子達を引き取りた...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    ジュディが可愛すぎた
    自分があしながおじさんでジュディから手紙を受け取って読んでいる気持ちになった。
    1人の少女が健やかに、のびのびと大学生活を送る様子が瑞々しく、ダイレクトに伝わってきて何度も目を細めた。
    この本に、大人になってから出会えてよかった。
    ハッピーエンド大好き。
  • 小公女
    読む前は「女の子は誰でもプリンセス」みたいなふわふわした主人公だと思っていたから、その心の強さと聡明さに驚いた。心が強いと言っても、ひもじさや辛さを空想で逸らしたり、自分がプリンセスだったらと思い込むことで悪口を言い返したり、やり返したりせずに毅然として生きようとしている様子は、セーラが強いのではな...続きを読む
  • 小公女
    実のところ『小公女』は子供の頃から目をそらしていた。大金持ちのお嬢様が寄宿学校に入り、特別扱いされているとまもなく父親が亡くなったと知らされ突如召使へと降格されいじめを受ける•••
    最後はハッピーエンドでも、この部分が嫌で何十年も避けていた。バーネットさんごめんなさい。
    ここへ来て一気に3冊購入した...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    ハッピーエンドな作品が読みたい!って思って手に取った名著。期待通りにハッピーエンドでほっこり。ジュディの書く手紙も面白く最初から最後までほわほわとした気分になれました。
  • 小公女
    辛いことがあった時に温かい気持ちにさせてくれるのは、いつもこの本であった。永遠の名作とは、きっとこういう物語のことを言うのだろう。

    セーラが忘れずにいた「プリンセスとして振る舞うこと」は、結果として彼女を本当のプリンセスにしてくれた。これからの人生、多分辛いこともたくさんあるかもしれない。でも、心...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    こんなお話だとは思わなかった!!
    こんなに心温まる素敵なお話だったなんてびっくり。ジュディの手紙をみながらニヤつく自分がいた。可愛すぎた。笑 これは誰にでもおすすめできる作品!!素直に自分の気もちを表現することの大切さを教えてもらった!
  • 秘密の花園
    「小公女」は子供の頃に読んだけど、梨木さんの書評本を読むにあたってこれは未読だったので読んでみたんだけどすごくよかった!「裏庭」や「西の魔女が死んだ」など、梨木さんの作品に通じるものも確かに感じることができる。
    偏屈で尊大で常に不機嫌な子供だったメアリ、癇癪で人を支配する病んだ小さな王様だったコリン...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    いや、気付いてたの!読者はみんなうすうす感じたと思うけど、それに気付いたジュディの最後のラブレター読み終わった後は本を抱きしめました。素敵な本〜
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    子供の頃からとにかく繰り返し読んだ本。あしながおじさんに宛てる手紙で物語が進んで行く、テンポ感の良い楽しい作品。ジュディが施設出身という自身のコンプレックスと向き合いながら、ユーモアを大事にし、自分を信じて進もうとする姿に憧れていました。今でもやっぱり読みたくなる、私の大好きで大切な本です。
  • 小公女
     子どもの頃世界名作劇場をちらっと観てとても印象に残り、原作を読んだ本。ミンチン先生や料理長の壮絶なイジメに耐え、心の醜い同級生に嘲られても、自分をプリンセスと信じ清く貴い心を忘れないセーラが立派すぎて眩しい。隣人のかけた魔法や乞食の少女にぶどうパンを恵んであげるシーンが印象的。
     訳者が大人向けと...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    昔読んだことがあるので結末はわかっていたけれど、久しぶりに読みたくなり再読。

    ジュディの瑞々しい感性を通して描かれる日常が美しい。心に留めておきたい言葉が沢山あった。

    恵まれた人生を歩んできた友人達と自分との違いを感じながらも、新たな環境で様々な出逢いを経験し、前向きに生きるジュディの姿に元気を...続きを読む