畔柳和代のレビュー一覧

  • あしながおじさん(新潮文庫)
    めちゃめちゃ面白い
    びっくりした
    書簡体小説ってことを読むまで知らなかった
    ジュディの生意気にも見えるけど、純粋すぎる全部を書いちゃうところがもう可愛くて面白くて、一見幼く思えるけどやっぱり知識量や考え方はむしろ実年齢以上じゃないかって思うくらいで
    最後もこんなハッピーな気持ちになれるとは思ってなか...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    読み終えた感想、ディズニー的ハッピーエンド!
    英米文学もちらほら出てくる。
    孤児院育ちで周りの子と違うというアウェイ感を感じながら、それに適応するのに貪欲にいつも前向きに考えるジェルーシャの性格。明るくって楽しくって応援したくなるディズニープリンセスみたいで一気に読み終えてしまった。
    異動や転職など...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    一度読んでみたかった古典文学の1つ。太陽のような心を持ったジュディのユーモアに溢れる書簡が楽しくて一気に読んでしまいました。ときには辛い出来事もありますが持ち前の明るさで前向に乗り越えていく姿は見習いたいと思いました。続編も楽しみです。
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    あしながおじさんを新しい年が始まったときの最初の1冊に選ぶようになり3年目になりました。小学生の時に世界名作劇場「わたしのあしながおじさん」を見て、どうしても原作が読みたくなり買ってもらった「あしながおじさん」。手紙だけで物語が進む形式に最初は慣れませんでしたが、どんどん友達からの手紙が届いたような...続きを読む
  • 秘密の花園
    大学のレポートの題材にしようと思い呼んでみたが、児童文学ってこうだよなと読みやすさを感じつつ、大人になって純粋さを失くした自分には眩しい小説でした。健全に生きたいな……
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    改めて読むと1910年前後に原子や分子などの物理理論、細菌学や組織学がこれだけ発達していることに驚く。それを女学生が履修しているのだから、アメリカの国力をまざまざと思い知った再読だった。
  • 秘密の花園
    子供の頃は村岡花子訳を、10年前は光文社古典新訳文庫の土屋京子訳、今度は新潮文庫の黒柳和代訳。12歳の時からの長い付き合いだけど、何度読んでも奥深さがある。

    両親が亡くなって義理の伯父に引き取られるメアリ。インドとはまるで違う本土イギリスへ。暗鬱で荒涼としたヒースばかりの野中に建つ古いお屋敷へ住む...続きを読む
  • 小公女
    恥ずかしながら世界の名作と知らず、手に取るか最後まで迷い、ついに読み始めたが瞬く間にセーラの虜になり、一気に読み終えてしまった。
    GW中世界の名作を中心に読んでいたが自分の中で1番のヒットがこの「小公女」になった。
    いつまでもポジティブに、どんな逆境をも小さい身体で乗り越えながら、自分が王女の気持ち...続きを読む
  • 秘密の花園
     甘やかされ、勝手気ままに召使いを罵る九歳の少女、メアリー・レノックス。小柄で痩せこけ、誰からも好かれない彼女はコレラによって両親を亡くし、インドから伯父のいるイギリス・ヨークシャーへ連れて来られた。もの寂しい荒野に囲まれた屋敷で退屈を持て余すメアリーだったが、温かい人々と澄んだ空気、美しい草花と動...続きを読む
  • 秘密の花園
    メアリとコリンの成長にとても感動
    自然や、動物たちの様子が豊かな表現で書かれており、本を読むにつれて自分自身も、コリンやディゴン、メアリと一緒に作業してそして豊かな自然を見ているようなとても素敵で心地よい気持ちになれた

  • 秘密の花園
    いや~、いい話だった! 幸せな読後感!
    裕福な家に生まれながらも孤独な環境に育ち、ネガティブでわがままなメアリとコリン。貧しいけれど兄弟や動植物に囲まれてのびのびと育った、ポジティブで明るいディコン。3人の子供の交流と、メアリとコリンが変わっていく様が良い。
    子供たちのいう「魔法」は、ネガティブにな...続きを読む
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    ジュディの級友、サリーが主役となる『あしながおしさん』続編。
    ペンドルトン夫妻により孤児院の院長となったサリー。始めは辞めるのことばかりを考えていた彼女が仕事のやり甲斐、孤児たちへの愛情に芽生え、周りを巻き込んで孤児院の改革に尽力を尽くしていく。
    お嬢様育ちのサリーが段々と逞しい女性へと成長していく...続きを読む
  • 小公女
    父を亡くして孤児になった少女が、生徒だった学園で働きながら暮らしていく様を表現。 手のひらを返すという用語が、ぴったりの学園の対応。 逆境にもめげない主人公。 最後は、父の知人からの遺産の授与で幸せになる物語。 ps. 川端靖成が翻訳にかかわっていることを、角川書店版で知りました。
  • 小公女
    中学生の時、眠たい数学の時間に電子辞書で書見。

    今まで読んできた中で一番好きな本かもしれない。
    たぶん50回は読んだと思う。
    セーラのような人間になりたいと常に思う。
    どんな境遇にあっても拗ねず、腐らず、人に優しい人間である。これがとても難しい。

    この本で教えられたことが私の基礎になっている。
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    少し前に読んだ「あしながおじさん」が良かったので続編も読んでみた。期待以上に面白かった。この続編のほうが好きなくらい。
    主人公サリーは、前作の主人公ジュディの友人である快活な女性。孤児院を改革するため院長として働くことになる。彼女の奮闘と成長、恋を描く。全編がサリーのユーモアあふれる手紙で構成されて...続きを読む
  • 小公女
    小学生の頃、「小公子」と「小公女」を続けて読んで感動し、「小公女」の方が良かったと思ったことだけ覚えていて内容は忘れていた。境遇が反転したのに矜持を持って生活を送る少女に誰もが応援の声をあげたくなる。今なお児童に読んでほしい書である。2018.6.29
  • 秘密の花園
    読んでいる途中で「えっこれいつ書かれたの?」と後ろの解説を読んでしまうくらい(1911年だった)、話が現代的だった。

    ネグレクトを受け、愛情不足で育った子どもはどうすれば救われるのか…という物語だと思うのだが、作中で示される答えの一つひとつが、現代から見てもまったく違和感がない。すごい。
  • 秘密の花園
    この時期にバスに乗りながら、電車で横目に景色を流しながら読めたのは運命なんじゃないかと思います。
    希望と色と幸せな香りが満ち満ちている。花を見て空を見て空気を胸いっぱい吸い込んで、幸せだと実感する。できる、できる、できる、の魔法がある。私にもあなたにも、世界中のみんなのところに魔法はある。
    生きる歓...続きを読む
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    もうとにかく愛しくって大好きな本!
    この読み終わった後のときめきをうまく言葉にできなくて悲しいけれど、とにかく、初めは前作に比べてサリーが主人公なのなんで!ジュディ!って思ってたし、あんまり入り込めなさそうって思ってたけど、いつの間にかサリーが大好きで、どんどん素敵になっていくジョン・グリアー孤児院...続きを読む
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    あしながおじさんで脇役だったサリー マックブライドが、主人公。
    あしながおじさんは少女の頃胸キュンしながら何度も読んだ作品だったので、続編が、あるならもっと早く知りたかった!文庫の表紙も挿絵も可愛い。
    まだ途中ですが、もう一度あしながおじさんも読みたくなってきました。同