畔柳和代のレビュー一覧

  • 小公女

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    ネタバレ

    小公女セーラ。少女時代にアニメで観て本でも読んだ。インド生まれのセーラ7歳。ロンドンの寄宿舎に入るがインドに戻った父は全財産を失い失意の中亡くなってしまう。孤児となり、寄宿舎で小遣いとしてこき使われる2年間が始まる。苦しくひもじい生活の中でも想像力を駆使し気丈に気高く生きる姿は見知らぬ大人の心を打つ。勉強を続けること、絶望しないこと、今ある環境で楽しさを見つけること。幼き少女に改めて自分を生きることを教えていただいた。小公子はどんなだったっけね?

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    2024年03月20日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あしながおじさんの続編。
    ジュディの友人サリーが孤児院の院長として奮闘する物語。
    あしながおじさん同様、サリーの書く手紙で物語が進んでいく。イラストがとっても可愛い。
    サリーが新米院長として不満タラタラに(!)けれどガッツを持って働く姿、どんな困難にもユーモアを持って立ち向かう姿がかっこいい。
    私は「先生」宛の手紙が一番好き。じれったいなあ、もう!とソワソワしながら読んだ。
    そしてとびきりのハッピーエンドに、にっこりしながら本を閉じた。
    正直、古い偏見に時代を感じる部分もあるけれど、(しっかりあとがきでフォローされていた)やっぱり心躍るハッピーなお話だった。

    ただ、孤児院の子供にあてがわれた

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    2024年02月22日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    この作品は、続あしながおじさん、と銘打ってあるけど該当する人物が話しに関わってるのはほんの一部だけで、原書のタイトルはあくまで『Dear Enemy』であり、そこが最大の焦点ってとこは間違ったらいけないな、と、読後の今に改めて感じる。

    無印では著者のウェブスターが実際に孤児・感化院で観察した人物のあくまでも理想形がジュディというキャラクターに投影されているように見え、続では集団そのものをまとめあげている人物サリーに加えて、その環境を包みこんでいるもう少し大きな社会を映し出そうとする著者の目線として描かれたもの、という意図のように思う。

    これは前作と同じ世界線で書簡体形式というスタイルが同じ

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    2024年01月31日
  • 秘密の花園

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    小学生以来の再読。日中動いてしっかりお腹空かせてご飯を美味しく頂いてしっかり寝るのが健康にいいって分かってるけどできない現代人…悲しい。子供の頃はできてたのにね。

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    2023年12月13日
  • 秘密の花園

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    春が美しいことは知っていたけど、ここまで素晴らしいものだとは。匂い立つような、湧き出でるような。素朴な絢爛さが咲き誇って、土から萌出て空に昇っていく。朝も昼も夜もそれぞれに魔法がかっている。
    子供って素直。環境に対して真っ直ぐで、素直に受け取って自分に映し取っている。

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    2023年08月31日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    DEAR ENEMY、敵へ、つまりマクレイ先生へ。
    今作では、前作の主人公ジュディ宛(他)に、今度は友人のサリーが主人公として手紙を綴ることになる。
    ジュディらのすすめで孤児院の院長となり取り仕切ることになったサリーの日々。マクレイ先生とは馬が合わず、本人を目の前にして"敵"というニックネームで呼ぶなど、これはいかにも特別な関係になるのだろうなと期待した。

    時折登場する、特別愛嬌のあるアレグラを巡る話題が特に面白かった。孤児院に来た経緯から、彼女を引き取りたいと申し出されたものの、彼女を引き取るならその兄2人も一緒でないと、両親を失った家族がさらにバラバラになってしまう、

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    2023年08月17日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    あしながおじさんは子どもの頃に世界名作劇場アニメで見た。ジャービス視点で想像しながら読むと楽しい(*^^*)。
    続あしながおじさんは、ジュディの友達のサリー目線のストーリー。始めはイヤイヤ孤児院を任されたけれど、子どもたちに向き合い孤児院の立て直しに奮闘するうち仕事に愛情が沸き前向きになっていく。好きな仕事を捨ててただの専業主婦になることに疑問を抱き、働きつつ本当に愛する人にも出会うこちらも素敵なストーリー。けれど今の世の中ではかなり引いてしまう思考(当時はそれが当たり前だった優生学)が散りばめられていて驚いた。
    作者のジーンウェブスターは女の子を出産した次の日に亡くなったそうだ。旦那さんはひ

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    2022年07月13日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    前作に続き書簡体でありながら、実にリアルに描かれた仕事と愛情と友情の物語。
    ジュディの推薦で主人公のサリーが嫌々始めた孤児院の院長の仕事、それを手放せなくなるほど愛していく過程の感情豊かな手紙が、本当に一人の人間の生き様を準えているようで、読み終えてからもサリーの人生は続いていくのだと深く感じました。
    著者であるジーンの人生経験がそのまま物語に生かされているようですが、サリーはどうか末永く幸せに暮らせますようにと願うばかりです。

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    2021年12月24日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    あしながおじさんの続編があると知って、購入。
    こちらも胸のすく清々しい話だった。
    あしながおじさんの主人公のジュディの友人、サリーの物語。
    この時代のアメリカで、女性が社会にとってどんな存在で、それが目を覚ました女性にとってどれだけ息苦しいものであるかをサリーが成長しながら抗っていく。
    現代の日本ではまだまだ闘っている女性が多いことを思うと、アメリカと日本では100年の差があるとまでは言わないが、50年は遅れていると思う。
    ハッピーエンドはお約束。

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    2019年08月04日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    100年前に書かれた作品として考えるに、女性の社会進出や仕事に対する価値観を快活な主人公を通して描くことにより、当時の女性達の励みになったであろうと想像する、とても先進的なお話と感じます。それを抜きにしても快活で放らつな主人公が自分の生きる価値観に目覚めていく成長の物語として、恋愛小説としても純粋に面白いです。主人公の人間的魅力、言いたい放題の展開は書簡体を取ることで実現するものと感じました。
    ユーモアも満載です。例えば、ジュディ一家が汽船に乗っているイラストとその解説がシュールで笑えます。イラストは上手でなないにしても味わいがありますね。
    遺伝に関する間違った解釈等、現代では受け入れられない

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    2018年06月22日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    大学卒業後、なんとなく社交生活を送っていたジュディの友人サリーは、ジュディの夫であり孤児院の評議会会長の元あしながおじさんジャービス氏から院長に指名され、孤児院の改革を依頼される。
    あしながおじさんの続編ということだが、主人公は交代し全然違うタイプの物語になっている。サリーは初めはやる気もなく早くクビにしてくれとお願いしており、次が見つかるまでのつなぎのつもりでいたが、次第に仕事にやりがいを持ち、自分らしさを見出していくようになり最後は結婚より仕事を選ぶ。大卒の半人前女子がだんだん仕事ができるようになり一人前の社会人になっていく様子と重なりますね。遊びに来てくれた彼氏が目の前にいると楽しいけど

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    2018年05月10日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とっても素敵な本だった。
    タイトル通り、『あしながおじさん』の続編。
    あとがきにて、原題が「Dear Enemy」と知る。
    読み終わってから知ると、おお洒落てるってなるけど、
    読む前から知ってたらだいぶネタバレかも。

    『あしながおじさん』とは違って、大きく派手で衝撃的な事件が後半に起こるのが印象的。
    おや、これは…?と思い始めてから、ページをめくる手が止まらなくなってしまった。

    『あしながおじさん』はザ児童文学!ってかんじだけど、
    これは児童文学にしては大人向けかも。高校生以上くらいかなあ、面白さが分かるのは、と思った。

    旧訳の感想読むと「差別的すぎて云々〜」っていう意見が目立っていたけ

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    2018年01月20日
  • 秘密の花園

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    私を含むアラフォー世代が子供だったころ、大多数の子供たちにとって、児童文学は読むものではなく、テレビで観るものだった。私たち世代のほぼ全員が、「ハイジ」や「赤毛のアン」や「トム・ソーヤー」について多少の知識を持っているのは、日曜夜のアニメ「世界名作劇場」の功績といっていい。海外の児童文学1作品を1年かけて放映するシリーズである。

    バーネット作品からは『小公女』が取り上げられた。逆境を耐え忍ぶヒロインが最後は幸せになるという、西洋版「おしん」みたいな物語で、私はあまり好きになれなかった。ヒロインが優等生すぎて、共感よりも反発の方がまさってしまったのだ。「こんな子いるわけないじゃん」と突っぱ

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    2022年09月06日
  • 小公女

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    子供ながらに考え方、礼節もしっかりしてるセーラ。どんな逆境だって、持ち前の妄想力もとい空想力で自分を見失わないようにしてて本当に強い子。私もリトル・ミセスを見習わなければ。

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    2017年06月16日
  • 小公女

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    暗い冬の日、ひとりの少女が父親と霧の立ちこめるロンドンの寄宿制女学校にたどり着いた。少女セーラは最愛の父親と離れることを悲しむが、校長のミス・ミンチンは裕福な子女の入学を手放しで喜ぶ。ある日、父親が全財産を失い亡くなったという知らせが入る。孤児となったセーラは、召使いとしてこき使われるようになるが…。苦境に負けない少女を描く永遠の名作。

    読むのは小学生以来ですかね、あらすじは知っているけどなぜか引き込まれるし続きを読みたくなる。やっぱり名作は色褪せない輝きを持っています。新訳は無駄にひらがなが多かったりせず大人でも読みやすい感じ。気に入りました。ただベッキーの口調はどうにも乱暴な感じで少し違

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    2015年01月09日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    孤児院のの院長に挑戦した主人公サリー・マクブライド。社会的正義と逆境にも前向きな行動力が、やがて人を惹きつけ協力者が増えていく。手紙形式でストーリーが進む。子どもに思いやりがあり、口が悪いが本質は優しい。本著が刊行されたのは1915年。日本では大正4年。結婚はほぼ見合いで、女性は家庭を守り社会的地位は低かった。本著では婦人参政権はまだなかったようだが、舞台のアメリカでは女性の自立心ははるかに高いようだ。それが、今読んでも古さを感じない理由と言えそうだ。2026.4.3

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    2026年04月03日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

    購入済み

    あしながおじさんの続編。ジュディの親友サリーの視点から。孤児院の院長になるように頼まれて、100人以上の孤児がいる孤児院を切り盛りしていく様子を手紙の形式で描く物語。

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    2025年10月15日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    前作はジュディからあしながおじさんへのみだったが、今作はサリーが書き手で相手も複数に渡るため、前作程の感動がなかった。前作はジュディはこどもだったけど、今作はサリーも大人になっちゃってるってのも大きいのかも。

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    2024年11月10日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    『あしながおじさん』のジュディのその後を、間接的に知ることができるので、後日談を知れて嬉しい気持ちはある。『続あしながおじさん』は視点がサリー・マクブライドに移り、サリーはジュディの超純粋で超天真爛漫な筆致とは少し違うので、私はドハマりはしなかった。

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    2024年10月13日
  • 秘密の花園

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    小学生のころ毎週テレビで観ていた世界名作劇場の『秘密の花園』だと知らずに読んだ。
    ムーア(湿原)の大自然、庭園が生命力豊かに描かれている。
    メアリーがふわっと草木の香りをまとって家に帰る場面が特に魅力的に感じて、恵まれた自然環境を羨ましく思った。
    やっぱり子どもは自然の中で太陽の光を浴びながら遊ぶのが一番!
    生き物や植物との触れ合い、秘密基地、庭の修復作業、なんて自由で楽しそうなの。
    どんどんメアリーとコリンが心身ともに健康になっていく様子を追うのは楽しかった。2人とも、元がひどくて不憫だったので。

    探してみたら、YouTubeで世界名作劇場の『秘密の花園』がなんと1話からアップされていた。

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    2024年09月11日