畔柳和代のレビュー一覧

  • 秘密の花園
    とてもとても良かった。この一言に限る。

    メアリさまが変わっていく過程が丁寧に描かれているのがいい。コリンのかんしゃくを聞いたメアリさまのセリフに笑った。

    ディコンと出逢えて、メアリさまもコリンも人生が大きく(良い方に)変わった。出会いって本当に大切だなあと改めて思った。
  • 小公女
    もう何回読んだかわからない、大好きな作品。いろいろな人の翻訳と挿絵で幼い頃からずっと読んできました。辛い時や苦しい時に思い出したり読み返したりしながら一緒に育ってきた親友のような存在の作品です。
    今回のこの本も丁寧に訳されていて好きです。
  • 小公女
     言わずとしれた海外児童文学の名作。酒井駒子さんの表紙に魅かれて購入。
     
     訳者あとがきによると、旧来の訳が子どもに向けたなだらかな訳だったのに対し、今回は大人が読む『小公女』を意識したのだとか。私には翻訳の良し悪しは分からないけど、翻訳作品独特のクセや、古めかしい表現がなくて違和感なく読めた。 ...続きを読む
  • 秘密の花園
    子どもの頃、この系統のは赤毛のアンにも若草物語にも小公女にもピンとこなかった私が唯一面白く読み返してた記憶があった、ので大人になった今読み返してみたら、今でもやはり面白かった。
  • 小公女
    小公女セーラ。少女時代にアニメで観て本でも読んだ。インド生まれのセーラ7歳。ロンドンの寄宿舎に入るがインドに戻った父は全財産を失い失意の中亡くなってしまう。孤児となり、寄宿舎で小遣いとしてこき使われる2年間が始まる。苦しくひもじい生活の中でも想像力を駆使し気丈に気高く生きる姿は見知らぬ大人の心を打つ...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    孤児院にいたジュディは、あしながおじさんに手紙を書くことを条件に大学への進学ができることに。日々の暮らしや思いを細かくジュディは手紙にする。あしながおじさんが認めるように、ジュディの軽妙で独特な文章表現はとても魅力的。全てがジュディの視点からの物語のため、あしながおじさんの行動の背景に考察しがいがあ...続きを読む
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    あしながおじさんの続編。
    ジュディの友人サリーが孤児院の院長として奮闘する物語。
    あしながおじさん同様、サリーの書く手紙で物語が進んでいく。イラストがとっても可愛い。
    サリーが新米院長として不満タラタラに(!)けれどガッツを持って働く姿、どんな困難にもユーモアを持って立ち向かう姿がかっこいい。
    私は...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    前回福音館の坪井郁美さん訳で読んだのだけど、読書会を機にこちらの訳を。

    まず、表紙がかわいいです。
    手紙の中に添えられていた、ジュディが(作者が)描いたイラストたちが、絶妙なデザインで使われています。

    前回読んだ時はそこまで感動していなかったはず。
    児童文学的だが、深刻さはないと。

    しかし今回...続きを読む
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    この作品は、続あしながおじさん、と銘打ってあるけど該当する人物が話しに関わってるのはほんの一部だけで、原書のタイトルはあくまで『Dear Enemy』であり、そこが最大の焦点ってとこは間違ったらいけないな、と、読後の今に改めて感じる。

    無印では著者のウェブスターが実際に孤児・感化院で観察した人物の...続きを読む
  • 秘密の花園
    小学生以来の再読。日中動いてしっかりお腹空かせてご飯を美味しく頂いてしっかり寝るのが健康にいいって分かってるけどできない現代人…悲しい。子供の頃はできてたのにね。
  • 秘密の花園
    春が美しいことは知っていたけど、ここまで素晴らしいものだとは。匂い立つような、湧き出でるような。素朴な絢爛さが咲き誇って、土から萌出て空に昇っていく。朝も昼も夜もそれぞれに魔法がかっている。
    子供って素直。環境に対して真っ直ぐで、素直に受け取って自分に映し取っている。
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    DEAR ENEMY、敵へ、つまりマクレイ先生へ。
    今作では、前作の主人公ジュディ宛(他)に、今度は友人のサリーが主人公として手紙を綴ることになる。
    ジュディらのすすめで孤児院の院長となり取り仕切ることになったサリーの日々。マクレイ先生とは馬が合わず、本人を目の前にして"敵"というニックネームで呼ぶ...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    ほぼ全編があしながおじさんへの手紙で構成される読みやすくて面白い作品。

    1人の女の子の内面的成長を軸に、貧富が何を産むのか、生きるとは、女性は社会の中でどうあるべきかというテーマに対しても洞察を得る事ができる。それらを等身大の女の子の言葉で語っているから理解しやすいし、世界を壊さない。
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    全て書簡の形式なのに、ひとつの恋愛が進行していくのは不思議な感じがする。ただ、小説としては物足りなさを覚えた。ずっと書簡を読み続けるのは、中々に退屈だからだ。
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    童話なのかと思っていたが、思ったよりも長めの小説で驚いた。読み進めていくうちに、ジュディと一緒にあしながおじさんの正体を想像してしまった。
    途中途中の挿し絵から、まるで本当に少女の手紙の一部を盗み見ているかのようでなかなか面白かった。
    私はあしながおじさんの正体を全く予想できず、さらに面白かったので...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    名作すぎて今さら内容を人に聞けない作品第一弾‼︎

    おびさん♪ありがとうございますm(_ _)m
    楽しく読みました〜‼︎
    なるほどこんな内容でこんな結末だったとは…
    なんて素敵なハッピーエンド‼︎

    ずーっと一方通行の手紙だったんですね(*_*)
    一ヵ月に一度の約束の手紙…三日に開けず出しまくりそし...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    手紙を通して伝わってくる愛が微笑ましい。
    すごく読みやすい本なので、読書が苦手な人も読みやすいと思います
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    なんということか、私はこの小説のエンディングを覚えていなかったのです。確かアニメも観たような、児童文学全集で読んだような。
    孤児院で育った少女ーとういうより18歳かな、大学生になろうという女性ですね。ージュディ。彼女が大学に行けるように援助してくれるという男性が現れる。条件は、毎月手紙を書くこと。
    ...続きを読む
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    あしながおじさんは子どもの頃に世界名作劇場アニメで見た。ジャービス視点で想像しながら読むと楽しい(*^^*)。
    続あしながおじさんは、ジュディの友達のサリー目線のストーリー。始めはイヤイヤ孤児院を任されたけれど、子どもたちに向き合い孤児院の立て直しに奮闘するうち仕事に愛情が沸き前向きになっていく。好...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    孤児院で育ってたジュディと周りの大学の友達の環境があまりに違う中、前向きに勉学やコミュニケーションや教養を身につけていく姿に惹き付けられた。