上野歩のレビュー一覧
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『葬る』…親しい人を見送った経験のある人は、少なからずこの問題に向き合ったことがあるはずだろう。お墓や霊園、納骨堂での埋葬に限らず、樹木葬や散骨、手元供養など、時代とともに葬法の考え方も家族のあり方も移り変わっていく。
主人公の麻依は、鎌倉にある石材店の娘であり、墓石を売るのが仕事だ。彼女が25歳からいまの令和5年に45歳になるまで、様々な葬儀の依頼の中で会社を立ち上げていくのが、いくつかのエピソードで描かれている。
麻衣の会社もそうだが、葬儀会社などの事業者側からは、『散骨』はビジネスになると取組を始めることも多くなったようだ。調べたら2021年に事業者向けガイドラインまで厚生労働省から -
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家の中にもたくさんある鋳物。
なのに、どれが鋳物かなんて、考えたこともない。
ということもあって、どんな世界かと思い、読んでみた。
作家さんも今回が初めましての人だ。
お仕事小説を得意とする人のようだ。
主人公は女性の鋳物師、清澄流花(ルカ)。
墨田区の吾嬬町にある実家の鋳造所を継いだ「三世」だ。
営業をするだけでなく、自身で流し入れもする。
成熟産業で、もはや新しい展開がしにくいと思われている中で、新しい工法を開発したり、作業の仕方を改革したりと、とにかく前向き、ひたむきに努力する。
そんな彼女の成長がまぶしい物語。
が、この話は、そのメインストーリーと絡み合うようにサブストーリーが -
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ネタバレ理容師はお客さんとともに成長し、お客さんの人生を見つめる。
p.91 チーちゃん「会社勤めでも、同じだろ?自分と合わない上司、高飛車な取引先、頭を下げたくない相手はごまんといるよね?」「そんなときは、自分が誇りを持っている仕事、頑張っている仕事に頭を下げるって考えるのさ。そうすれば、自然とお辞儀が出来る。自分の心を卑しくしないで済む。いやだいやだとおもいながら頭を下げても、本心は伝わるもの。自分の仕事に頭を下げると思えば、嫌な気持ちは消える。大抵のことは我慢できるものさね」「あんまり焦るんじゃないよ。明日は明日の風が吹くと運を天におまかせしてしまえば、あとはなんとかなるもんさ」
p.97 -
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散髪屋さんのお仕事小説
比較的類例の少ない散髪屋さんのお仕事小説なのだが、語り口が平易で読みやすい。ストーリー的にもやや平坦すぎることもあるがリアル性があっていいような気もする。何よりも本書の特徴は、理容 散髪の技術に関する、ノウハウ トリビアであり、面白い。
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ベッタベタ、王道のお仕事小説ですね。
何か意外な展開、新しぃ発見はなぃので、
物足りなぃ方も、まぁおられるでそぅが、
ボクは、結構、好きですよ。こぅいうの。
ボクは、大田区蒲田在住で、ご近所には、
こんな感じの町工場も、たくさんあるし、
本作品の主人公と同じ感じの、
まんま、リアルな女性社長もおられるし、
結構、親近感も持って作品を読めたので、
面白さは、2割増しだったかも…?
でも、まぁ、
作品に対して、過度に期待をしなければ、
さくっと読めて、誰でも面白ぃと思ぅ…。
とは言えね、
そこまで、絶賛するほどでもなぃので、
評価は、ふつぅ+★1つぐらぃだな~。 -
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成長お仕事小説。
専門用語の難しさを乗り越えればとんとんと上手くいくから爽快ではある。
でも主人公が好きになれない(詰んだ)。
仕事中の一人称「あたし」な時点でもうあり得ん。
面接で「わたくし」って言ってたのは何やねん。
その丁寧さがあるならせめて「わたし」って言えやって何度思ったか。
リョッペーが素直なのがいいところとある種先手打ってたけど、誰の言葉も素直に受け取りすぎて結果あらぬ誤解を募らせていくのもなんなんだちょっとくらい自分の頭で考えやがれと思った。
ユニークな製品思いつくのは誰の言葉もそのまま受け取るからなのか?関係あるのか?と思いつつ終了〜。