鋳物屋なんでもつくれます

鋳物屋なんでもつくれます

792円 (税込)

3pt

3.8

女性鋳物師の奮闘を描く痛快モノづくり小説。

祖父・勇三が起こした下町の町工場「清澄鋳造」で働くルカ(清澄流花)は、営業担当ながら時には自ら流し入れなどの現場作業も行う“鋳物オタク”だ。丁寧なモノづくりを信条に長年培ってきた会社の強味が時代遅れとされ、単価の引き下げや納期の短縮を求められた末に、相次いで発注を打ち切られてしまい、大ピンチに! 瀕死の会社を立て直すため、ルカは大胆な改革を考える。
今までのやり方へのこだわりや、“経験とカン”を誇るベテラン職人たちの反発。困難に立ち向かう中で、亡き祖父だったら……と思い巡らすルカ。特攻隊の生き残りにして、会社を起こし、高度成長期の中で発展させていったその足跡を辿っていくと、これまで知らなかった勇三の人生が浮かび上がってくるのだった。さらに、時代を超えて輝きを放つ、二つの“東京オリンピック”。
変わっていかないと。そう、変わり続けないと。
ルカは、新しい工法や鋳物の概念を超えた新素材の商品や、物語のモノづくりなどに挑戦していく。東京の下町を舞台に、女性鋳物師の奮闘を描き、
鋳物の新しい可能性を見せてくれる痛快モノづくり小説。

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鋳物屋なんでもつくれます のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    20-30代におすすめしたい小説。

    鋳物って正直全然わかってなかった。
    同じく全くピンと来ない人には読んでみてほしい。

    ルカの経営転換ははっとさせられる。

    0
    2024年11月06日

    Posted by ブクログ

    家の中にもたくさんある鋳物。
    なのに、どれが鋳物かなんて、考えたこともない。
    ということもあって、どんな世界かと思い、読んでみた。

    作家さんも今回が初めましての人だ。
    お仕事小説を得意とする人のようだ。

    主人公は女性の鋳物師、清澄流花(ルカ)。
    墨田区の吾嬬町にある実家の鋳造所を継いだ「三世」だ

    0
    2022年10月23日

    Posted by ブクログ

    小さな町工場をどうやって生き残らせるか、
    女性常務の奮闘が描かれている。
    ぶぅぶぅ文句垂れるだけでなく、
    前見て進んでいく姿は素敵。
    自分の仕事が好きなのも羨ましい限り。

    0
    2022年06月05日

    Posted by ブクログ

    主人公のルカさんの生き様は
    私の三十代の生活そのものでした。
    川口で育った私には鋳物屋さんは身近な存在でした。
    と言っても、バブル以前から鋳物屋さんはどんどん消えていくのを目の当たりにしたのも事実です。

    そんな状況で奮闘する主人公の気持ち、行動が手に取るようにわかって最初から最後まで楽しめました。

    0
    2021年03月23日

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