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歯科医になるはずの俺が、旋盤工に!?
親の仕事を継ぐべく歯学生になっていた剣拳磨は、友人の吾朗とサヨのカップルにまとまった金を渡すために、そして本当にやりたいことを求めて、大学を中退して東京にやってきた。そして、歯学部実習での削りつながりで、飛び込みで下町の金属加工会社に就職する。
削りには自信のあった拳磨だが、金属加工の世界では、大学でやってきたことが全く通用しなかった。しかし、社長の鬼頭は「おまえの切粉(削り屑)はいい匂いがする」と、すぐに褒めてくれた。
いつの間にか、手作業による削りの仕事が自分が打ち込める世界だと気づいた拳磨。仕事に慣れてきた頃、東日本大震災が起こった。拳磨は、先輩の実家にある福島の工場に応援に向かう。福島では、吾朗の求めに応じて、貝の形の金型に挑戦した。
東京に戻った拳磨は、技能五輪全国大会を目指すよう、社長に言われる。
実は、拳磨には中学の頃から立ちはだかってきた男がいた。神無月純也。神無月グループの御曹司だった。そして、技能五輪にも自分の会社から選手を多数送り込んできたのだ。果たして、拳磨は頂点に立てるのか。
Posted by ブクログ 2015年06月28日
代々続く歯科医師の家庭に生まれた剣 拳磨は親の望み通り歯科大に通っていたが、色々あって中退、家を飛び出す。たまたま通りかかった金属加工業に住み込みで働き始めることに。歯科技工が得意の拳磨は旋盤工として自信満々で臨む。この後は、挫折、将来の不安、友情、恋、宿敵の妨害と青春ものの王道ストーリーが展開され...続きを読む
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