鳥取絹子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書はフランスの本の翻訳である。彼の国では、日本の新書に相当するような、専門的な研究等も踏まえながら、一般読者向けに色々な事柄を説くような本が多く出ている。実際、フランスのその種のシリーズを翻訳したシリーズも見受けられる程なのだ。
本書はウクライナやベラルーシを専門とする政治学者が2021年11月に送り出した本を基礎としている。2022年2月以降の事態を踏まえた序章を含め、若干の加筆が在るという。
本書には「独立後30年とロシア侵攻」という副題も添えられている。正しくその「独立後30年とロシア侵攻」という事象を巡って、考える材料を提供するという形になっている一冊であると思う。
中世から現代まで -
Posted by ブクログ
“「私たちの権利を妨害しているものに、名前をつけなければならなかった。それは、私たちが妻や母親としてだけではなく、ひとりの人間として何かをやり遂げるたびに、罪悪感を感じさせる何か……」。”(p.284)
“どんな類人猿の集団でも、その社会の中心で、一握りの個人が他を死ぬまで搾取する構造は生じていない。オス支配が見られる動物集団のあいだでさえ、暴力を使う強制は、きわめてまれである。
男性の暴力は「自然」なのだろうか?
なぜ、わたしたち人間は女性にもっとも暴力をふるうサル種なのだろう? ほかのどの霊長類が、自分の子どもたちの母親まで殺すだろう?”(p.303)
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Posted by ブクログ
書いてあることはすごく納得出来たし、こういう考え方を持つことで母である自分だけに囚われないことが出来ると思った。
一方で、儒教的な良妻賢母が求められる文化でこのような価値観が受け入れられるかは疑問が残った。
同時に、専業主婦でも共働きでも子育てをしていて一人の人としての自分に戻れる場所や時間がどれ程あるのか。
あったとしても、家に属している限り周囲から見て女は誰かの娘であり嫁であり妻であり母であるという接し方をされる。男性に対してわざわざ「子供がいても男であることを忘れない」言わないのに女性だけがそう言われること自体にジェンダーギャップを感じる。 -
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Posted by ブクログ
『資本主義って悪者なの? ジグレール教授が孫娘に語るグローバル経済の未来』ジャン・ジグレール、鳥取絹子訳、2019年、CCCメディアハウス
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今年は脱資本主義の勉強がしたくて、まず新自由主義や資本主義の問題点について知りたいと思っていたところ、ちょうどこちらの本を発見。
著者はスイスの政治家、社会学者で、8年間国連の「食糧に対する権利」の特別報告者を努めた経験もあり。
孫娘との対話形式で描かれているため、最大限わかりやすく説明され -
Posted by ブクログ
『夜と霧』が意識して客観的に書かれていたのに対し、本書はインタビュー形式ということもありかなり主観的な話を聞くことができます。
アウシュビッツの中でも、ガス室や焼却炉という特殊任務に当たっていたゾンダーコマンドの経験です。基本的にこの作業に当たった収容者は秘密保持のために処分されたため、かなり貴重です。
印象的なのは、解放後に人に話をすると頭がおかしいと思われて信じて貰えなかったという点です。
この経験を語ろうとするまでに40年以上かかったそうです。
あんまりにも酷い出来事は、信じないことでなかったことにしたいのかもしれません。
勇気をもって告白してくれて有り難いです。
大切に読むべき本