小野美由紀のレビュー一覧

  • 傷口から人生。 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった

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    いろいろなエピソードを持っていておもしろいのですが、これだけのエピソードを持っているんだから、もっとおもしろく書けないのかな、とも思いました。

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    2016年03月19日
  • 人生に疲れたらスペイン巡礼~飲み、食べ、歩く800キロの旅~

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    自分も歩いたわけではないですが、電車を使って途中からこの道を巡ったことがあります。そういう意味で、興味を持った本。巡礼の道の魅力が、たっぷり詰まっております。旅のエッセイの部分もありますが、どちらかというと、巡礼の道のハウツー本みたいな感じ。でもハウツー本としては物足りないという、ちょっと中途半端なのが残念。いつか、全部歩いてみたいなー。

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    2016年01月23日
  • 人生に疲れたらスペイン巡礼~飲み、食べ、歩く800キロの旅~

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    小野美由紀さん。ボクがこの著者を知ったのは『傷口から人生』だった。キョウレツ。それが彼女の第一印象。一度、お会いしたいぐらいのインパクトだった。本書が2作目の著作だと思う。

    エピソードとしては1作目と重なる部分はあるが、スペインのキリスト教の巡礼の道、「カミーノ・デ・サンディアゴ」の旅の紹介になっている。小野さんが巡礼炉を歩くことになったのは、あるとき聞いた「この道を歩くということは、どうしても捨てられないものを知るための作業なんですよ」という言葉が胸の中に引っかかっていたからだ。キリスト教の巡礼なんて、大方の日本人には関係ないし、海外旅行をするなら別に巡礼路を選ばなくたっていい。だから、目に留まらない人もいるだろう。だけど、この本、ボクは好きだ。何で好きなんだろうと思うと、それはやはり、小野美由紀さんに興味があるからだろう。就職にうまくいかず、人間関係もなかなか築けない。そんな彼女が巡礼の旅を通して感じたことが綴られる。偉い人の伝記も好きだけど、悩んだり感じたりする人生を綴る本もボクは好き。

    いろいろな国籍の人との夕食とそのあとの飲み会。英語は下手でも通じる。盛り上がってくると、自分が何日間洗っていない靴下を履いているのかの競い合いになる。こんなに腹のそこから声を出して笑い転げたのはいつぶりだろうと思う。日本で偏った価値観と使命感にがんじがらめになっていた心が解れていく。国籍や言葉に関係なく、人は楽しいときには笑うのだ。そして時間を共有できるのだ。

    彼女は頭がいいんだなと随所に感じる。たとえば巡礼という行為を行う分析。「魂の洗濯」「赦し」「エゴの治療」、いろいろな言い方があるけれど、その正体は肉体に没頭する時間がもたらす思考の再構成のことなのかもしれないと分析する。そうだよね。仏教の行にも通じるし。魂は心と体の速さが一致するところにある。現代はとかく偏った中で二つの速度が一致しないことが多い。だからメンタルみたいな話しになる。そして、身体性が議論されるんだろう。

    「足すことだけが、命の向かう、方向性じゃない。欠けるから、生まれるものがある」。まったく同意、その通り。ボクもそう思います。

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    2015年10月25日
  • 傷口から人生。 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった

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    同時期に読んだ「サラバ!」とテーマがダブったが、どちらも家族に問題を抱え、自らも傷つけたり挫折を味わいながら、精神的に自立していく。

    自然体の自分を獲得することが、いかに難しいか。

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    2015年06月27日
  • 傷口から人生。 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった

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    共感できるところが多々あって心が痛い。作者の繊細な心が文章から伝わってくる。親との確執。自分の立ち位置を考えさせられる。ネガティヴなパワーを自分に向けるとしんどくなる。逃げてもいい。失敗から学ぶこともある。

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    2015年06月24日
  • 傷口から人生。 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった

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    メンヘラに当てはまるかどうかはしらんけど、まあ激動の半生な感じはする。境遇も何もかぶらないし、投げ掛けられた文章から掬えるものはあまりなかったが、楽しくは読めた。

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    2015年04月04日
  • 傷口から人生。 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった

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    文章に装飾過多なところもあったが、境遇が似ていることもあり、心の底から共感できる部分が多々あった。
    低すぎる自己肯定感、他人からの承認欲求の強さ、『あたりまえ』という言葉、『普通』という言葉に悩み続けた自分にとって、読み返したい一冊。

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    2015年04月02日
  • 傷口から人生。 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった

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    一気読み。小野さんはポエマーだなぁと思いました。言葉がすんなり入ってきて、だけどただ軽いんじゃない。地に足がついている人の言葉っていう感じがしました。
    「世界の見方は自分自身が更新する」

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    2015年03月03日
  • ピュア

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    ネタバレ

    ディストピアっぽさがいい。
    短篇集で男が虐げられる世界と女が虐げられる世界の話があって、立場違えばこんな見方も変わるのかと、、あえて1つの本に纏まっているのがよかった

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    2026年07月12日
  • ピュア

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    うーん評価がむずかしい。何を言ってもジェンダー警察にしょっぴかれそう。
    素直に感想を綴るなら、主語デカいなぁって気持ちがどうしてもついて回る。いや、この場合の主語をデカくする意味も意図も背景も、それを否定的に捉えることの度し難さも危険性も、頭では分かってるつもりだし、総論を否定するつもりは毛頭ないんだけど。。それだけで正義と正論は向こうの手に渡ってしまって、生殺与奪の権を手放さないといけない感じが苦手だ。そういった感想さえこれまで抑圧されてきた女性性を引き合いに出されて抑えつけられたり。
    たぶん著者がやりたいことはSFという枠組みでそういった言説を提起することだと感じた。であれば試みとしては成功していると思う。読み手としては世界観の構築が甘く入り込めなかった。そもそも「テキ」って誰だよとか。本旨に関係ないとこ指摘してマウントおつ笑とかいわれそう。
    あと時々聞かれる「女子の下ネタはエグいから(笑)」というのは、女子ではなく品性のない人間の下ネタがエグいんだと読んでてふと思いました。

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    2026年05月19日
  • ピュア

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    性と女がテーマのSF短編集。
    エロやグロの描写がこそこそあるので、苦手な方は注意。
    どの話も設定がおもしろかったが、表題作の『ピュア』と、対になる『エイジ』が一番心に残った。

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    2026年05月11日
  • 傷口から人生。 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった

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    2018.4.17

    P179
    私が見ているこの世界は、紙芝居のように何十枚かの層で出きている1番上の私が今見ている絵は大人たちが用意した子供向けの1枚で真相をもっとずっと下に埋まっていて幼い私には決して掘り当てられない。

    ◯茫洋としていた 広々とした様、また目当てがつかない様

    P196
    家族の形と言うのは「こうしたい」と思ってできるものじゃないんだ、なんかよくわからないけどどうにかしてそうなっちゃうものなのだ、家族って

    ◯私はひきこもらざるをえなかった自分を、あのとき自分の中のかすかな走光性にしたがって、玄関でうつむいていた自分を
    自分のスイッチが、ぱちんと切り替わるのを、ただ、待っていた自分を、少しだけ、褒めたい。

    P214
    1日の中の、いっときでも、自分というものを遠くに投げること。その空白の地帯に、いま、ここに生きている現実のゆびさきが、こちらを向いて待っている。、

    P218
    心は時々、頭ん中の欲望に振り回されて、本当に大事にしたいものを忘れる。 本当に大事にしたいもの、、、、

    P221
    ウェブディレクターというのは、本職としてまじめにやっている人にとっては本当に失礼な話ではあるのだけれど、ネットが好きで、ちょっとSNSとか分かれば、安易に名乗れる仕事でもある。、

    P229
    働かないんじゃない。本当は働けないわけでもない。ただ、自分に自信が無い。何かの拍子につまずいて、社会の中に、受け入れてもらえる自信がなくなっちゃったもんだから、そこから動き出せなくなる。

    P233
    私はようやく、ちゃんとやりたいことをやる、ということに向き合ったのだ。

    企画を立てる、営業する、人の話を聞く、誰かと協力する。

    「人生全部、旅にできる。就活も、仕事も、旅だよ」

    社会「ルビンの壺」という有名な絵がある。あの、見る視点によって、壺にも見えるし、向かい合わせの人の顔にも見える、というあれだ。私は、社会もそういうものだと思う。社会は、その人自身を反転させた、外側の形をしている。その人がギザギザであれば、社会もとんがってギザギザになる。その人が丸い形をしていれば、社会の輪郭も、優しい形をして、その人の目に映る。

    世界の見方は自分自身が更新するのだ。あまねく、他人とともに。

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    2025年10月28日
  • 人生に疲れたらスペイン巡礼~飲み、食べ、歩く800キロの旅~

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    ネタバレ

     あまりに有名なカミーノ・デ・サンティアゴ。実際に800km歩いた著者の体験と、ハウツーが詰まった本。長い長い巡礼の道のイメージが立ち上がります。自分も行けそうだな、と思わせてくれます。すでにちょっと古くなったけど、とてもいいガイド本です。

     きついけど、楽しそう。世界中から、何らかの目的を持ってくる巡礼者との交流。800kmも歩く時間は、自分と向き合うしかない時間でもあり、一方で多様な他者から様々な刺激を受ける時間であり、やはりそれは自分を見つめなおす旅になる。

     人生に疲れちゃいないけど、行ってみたいなぁ。

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    2025年07月20日
  • 人生に疲れたらスペイン巡礼~飲み、食べ、歩く800キロの旅~

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    サンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼路のガイド。ちょっと中途半端。フランス人の道800kmを歩いた記録を載せているが、ところどころぬけている。全工程でどうやって宿を見つけて、どこに泊り、どうやって何を食べたか知りたいのだ。細々としたことが疑問。もっとも著者が言うように歩き出せばなんとかなる。情報を集めすぎてもいけないと言うのは本当なのかもしれない。

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    2024年11月11日
  • 人生に疲れたらスペイン巡礼~飲み、食べ、歩く800キロの旅~

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    25歳で人生に疲れるって⁈「自由と安定どっち。もちろん自由」結婚は自由ないの?あまりにステレオタイプ。頭でっかち。もっと柔軟に。「居合わせた人と会話楽しむのが巡礼者の社交」多様であっていいと言いながら、鼻につく押しつけ。「TAKE MY WAY」歩きたくなったから歩こう。深く考える必要ないかな。

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    2024年08月28日
  • ピュア

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    フェミニズム文学ではなかった。
    全体的に何だかモヤモヤするのだけど、解説が上手いことそのモヤりを言語化してくれていました。必ず解説まで読んだほうがいいと思います。
    性を描いたというなら確かにそうなのだけど、抑圧された女性や女性性への怒りが強くてちょっとしんどい。
    まあフェミニズム文学ではないのでね。

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    2024年07月19日
  • ピュア

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    SFと性の差を交えた物語たち。
    女であることで妊娠や、差別、不自由な環境や弱さや辛さが詰め込まれてありえない世界観なのにこんなにも感情を揺さぶられるのかとドキドキしながら読み進めた。
    少々グロテスクな場面もあるけどそれがよりリアルに感じて、「To the Moon」はお互いを好いていることを純粋に感じ合っているんだなって、悲しくも温まる話だった。
    この方は女性を題材とした作品が多いので、また見つけて読んでみよう。

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    2024年05月28日
  • メゾン刻の湯

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    初 小野美由紀著を読んだ。
    始めは、おっ、どんな話になるのか、今どきの若者の話かと思いながら読んだ。
    なかなか、全体的に捉えにくい箇所があって、残念なとこが強く残ったかな。

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    2024年02月25日
  • ピュア

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    性についてのSF短編集。
    バースデーはちょうど良いSF具合でリアルに感じた。身体を売ることは設定が良かった。哀愁漂う雰囲気の中で主人公の力強さが光ってた。
    どの作品も生々しい。

    ※ほんタメ!より

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    2024年01月29日
  • 傷口から人生。 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった

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    激病みしていたところ、
    たまたまネットで見つけた本

    作者の壮絶な体験と共に
    いろんな言葉が紡がれている
    それらにたくさんの元気をもらえた

    『受け入れ方』や『向き合い方』を
    教えてくれる本だと思う

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    2023年04月09日