【感想・ネタバレ】傷口から人生。 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなったのレビュー

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Posted by ブクログ 2022年05月23日

パニック障害により就活レースから離脱した主人公が、スペイン巡礼や卒業後の放浪を通して、自分の根底にある精神的弱さに向き合い、自分や周りの人を受け入れて前に進もうとする話。

主人公の家族関係と自分のそれが近く、愛情を渇望している点や、自我を膨張させて見栄をはる点など、主人公と自分が重なり心揺さぶられ...続きを読むた。

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よいなぁ

2022年05月21日

失敗は誰しもあるけど、それにめげずに頑張ること
コンプレックスも飛躍の鍵になることを学びました嫌なことがあるたび読み返したいです

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Posted by ブクログ 2022年05月08日

感想を書くのが難しい。でも、読めてよかったと思った。傷つきながらも自分に向き合っていく様を読み進めるたび、自分自身はどうだろうかと自問させられる。

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恨みがきえた

I
2022年03月10日

気づきがたくさんありました。
綺麗事ではなく、主人公のリアルなドロドロした感情の描写が素晴らしかった。
ストーリーを読むにつれ、私の長い間抱えていた社会に対する恨みが消えました。本当に感謝します。

#感動する #深い

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自分に住むメンヘラ

2021年09月12日

自分にメンヘラな部分があるのは自覚していた。でもどこか自分と違うものだと切り離して考えていた。
こちらの本を読み、メンヘラな自分以外の自分も居て動き出すのにお互いエネルギーになりうることを教えてもらった。

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Posted by ブクログ 2020年06月06日

ちょっとずつ、外の世界に出ていきたい。本当は自分もつながりたいんだよな。
すぐにはできなくても、焦らないで。自分のペースで進んでいけばいい。

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Posted by ブクログ 2016年11月12日

朝帰りの電車の中で少しずつ読んだ。
読む前と読んだ後で世界の見え方が変わる本が良い本で、変わらない本は悪い本だと思っている。
この本は前者だ。
ちょっぴりハッとさせてくれる。

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Posted by ブクログ 2015年04月03日

境遇も考え方もが被っていて、涙が出そうになるくらい感動。
きもい自分と向き合う覚悟ができるかできないかで違ってくる。言い訳をやめて自分と向き合えただけでその人の人生は感動的に美しい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年03月26日

私自身も俗にいうメンヘラなので、気になって読んでみたら私自身と境遇や思考やその他諸々が似ており、自分自身を見ているようで自己嫌悪に陥ってしまった。私は父に認められたい!という一心だったのと私が我慢すれば、家族が円満なんだと思って洗脳が解けるまでずっと生きてきたため、著者の言っている事はとてもよく理解...続きを読むできる。自傷行為に関しても私自身の気持ちを著者が代弁してくれている気がした。一度、頭を空っぽにして旅に出るというのもいいのかもしれないと気づかされた。

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Posted by ブクログ 2024年04月29日

なかなか壮絶な人生。ここまで自分を語れるってことはいまは昇華したんだろうとつくづく思う。
心の内がよく表現されてる。

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Posted by ブクログ 2024年03月01日

私はまだここまでじゃないし、っていう、安全圏からの軽蔑

過去は生き直せる

小さな差異が集まって人やグループを形成している

スペイン巡礼、カミーノデサンティアゴ

スペイン巡礼の話は面白かった。日々に疑問を持って生活できるというのは、すごく大事なことだと思う。決められたレールの上を行かない人に...続きを読むやはり憧れてしまう。自分のやりたいことに正直に生きていきたい。

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Posted by ブクログ 2022年02月12日

作品の中身は筆者の体験談である。筆者という1人の人間の思考の機微が赤裸々に綴られている。
旅をするイメージで人生を過ごすこと、自分の行動の1つ1つが自分の責任下で行われたものであると自覚すること。生きる上で自分の意志を貫くための代償といえる。

あと、海外旅行は自分の現実から逃げているだけという文章...続きを読むにはとても共感した。旅行するならしっかりと目的を掲げてするべきだと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年12月30日

うぉぉ…作者の小野さん、めっちゃ勉強できますやん。
TOEIC950点とか、慶應義塾大学とか……うちの親だったらそんな成績持って帰ったら泣いて喜ぶな。
でも、それでも、小野さんの母は満足しなかったんだねえ。贅沢者だな〜。

途中で、友人(確か)に、「お前は自分の不幸をお母さんと祖母のせいにしている」...続きを読むって言われてたけど、実際そうでは?
確かに、不本意でも人生は自分で選択したことの連続ではあるけれど、小野さんの場合実際そうじゃん…と思うわ。
子供時代に母親からの無関心ってつらいと思うぞ〜。

でもお母さんも祖母も改心してくれて良かったよね。
人間って普通なかなか変われないし、継続しているようですごい。

エリートでもこんなに悩んでるんだな〜って思うと、人生が果てしなく辛く思えて救いがない。
勉強して、いい学校入っても、辛いなら意味ないじゃん!

改めて、人生って「何をするか」よりも、「何を考えるか」で楽しさや辛さが変わるものなんだなと思った。
辛いけど、私も与えられた今の自分の人生の中で「幸せ」だと思いながら生きるしかないんだな。
人生は辛いな。

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Posted by ブクログ 2017年08月27日

少し寂しくなる。
だがとてもスッキリする。
変な感じだ。
こんな感覚は今までにない。
と言うことは、良書ではないかと考える。
読む前と読み終わった後の自分の世界観が変わった。
俯瞰的にものを見ないとなどと良く言いますが、今まで見てた世の中の完全に外側の話だなと。
自らの考え方の枠の小ささを痛感する。...続きを読む

生憎私は両親や祖父母がいる中で育った。
両親の愛を感じれなかった時は祖父母が愛をくれた。
だから心のバランスが取れていて、ここまで来れたんだと思う。当時の僕はそれは当たり前だと思っていた。
普通だと思っていた。
でも今思えば、片親の友達もいたし名字が変わる子もいた。
不登校の子もいたし、不良もいた。
自分の家には愛があったから、そう言う人たちもいていいんだと認めれたし交友関係を続けることが出来ていたんだ。
でもだ。
それは自分の小さな世界観の一方通行な見方だったんだ。
当の本人たちはもっと違ったんだろう。
いや、違ったはずなんだ。
それを37歳の今、感じることが出来たことはとても良かった。
自分では当たり前だと感じていた世界を、そうでもない世界もあると分かってるつもりだったけどなー。
さらにそのむこう側があったんだなー。

TOEIC950点、留学、最高峰の大学、インターン。
最強の履歴を引っさげ大企業に面接。
パニック障害、リストカットに、タンポンを売って小遣いを稼ぐことも僕には分からない世界。
だけどもだ。
負であったことを文字にし伝えるパワー。
色んな人が存在しているんだと今一度感じることが出来たことが、また僕の豊さへ繋がります。
また1人僕の中に生まれました。

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Posted by ブクログ 2016年03月19日

いろいろなエピソードを持っていておもしろいのですが、これだけのエピソードを持っているんだから、もっとおもしろく書けないのかな、とも思いました。

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Posted by ブクログ 2015年06月27日

同時期に読んだ「サラバ!」とテーマがダブったが、どちらも家族に問題を抱え、自らも傷つけたり挫折を味わいながら、精神的に自立していく。

自然体の自分を獲得することが、いかに難しいか。

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Posted by ブクログ 2015年06月24日

共感できるところが多々あって心が痛い。作者の繊細な心が文章から伝わってくる。親との確執。自分の立ち位置を考えさせられる。ネガティヴなパワーを自分に向けるとしんどくなる。逃げてもいい。失敗から学ぶこともある。

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Posted by ブクログ 2015年04月04日

メンヘラに当てはまるかどうかはしらんけど、まあ激動の半生な感じはする。境遇も何もかぶらないし、投げ掛けられた文章から掬えるものはあまりなかったが、楽しくは読めた。

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Posted by ブクログ 2015年04月02日

文章に装飾過多なところもあったが、境遇が似ていることもあり、心の底から共感できる部分が多々あった。
低すぎる自己肯定感、他人からの承認欲求の強さ、『あたりまえ』という言葉、『普通』という言葉に悩み続けた自分にとって、読み返したい一冊。

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Posted by ブクログ 2015年03月03日

一気読み。小野さんはポエマーだなぁと思いました。言葉がすんなり入ってきて、だけどただ軽いんじゃない。地に足がついている人の言葉っていう感じがしました。
「世界の見方は自分自身が更新する」

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Posted by ブクログ 2023年10月27日

「母に抑圧され」なんて書いてあるけど、そんな生易しいものじゃないほどの言葉の暴力の数々。母親からあんな態度を取られ続けたら病んでしまうのも無理はない。著者が精神を病んで自傷行為に至るまでの描写が辛すぎて読むのがキツい。

結末には希望もあるし人生の指針になるようなこともある。でも個人的な経験も重なり...続きを読む私には衝撃の方が大きすぎて、申し訳ないけれどあまり頭に入ってこなかった。

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Posted by ブクログ 2023年04月09日

激病みしていたところ、
たまたまネットで見つけた本

作者の壮絶な体験と共に
いろんな言葉が紡がれている
それらにたくさんの元気をもらえた

『受け入れ方』や『向き合い方』を
教えてくれる本だと思う

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Posted by ブクログ 2021年12月31日

生きづらさに真っ向から対峙して、それを認めたり否定したり。
真っ直ぐな性質で、妥協できない方なんだろあなと思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年12月01日

読みやすくてスラスラ読める。作者に感情移入してしまったり、自分重ねてしまう部分があり、少し読んでいて辛かった。自分の中の色々が思い出されてきて少し泣いた。

以下特に好きな章
‪✩‬特別になりたい?(p28〜34)
書いてあること全て良い。特別になりたいって誰もが少しは思ってることだと思う。他人を馬...続きを読む鹿にして見下して自分の自尊心を守る。

‪✩‬魂の速度(p35〜45)
リタの台詞「大事なのはね」「自分の、魂の速度で生きることなのよ。」社会から振り落とされないように必死に他人と並走して、だけど疲れていつの日か振り落とされる。ずっと他人の目を気にしていたけど、この台詞のおかげで、自分の魂の速度を見直してみようと思えた。他人と並走する必要なんてない。

‪✩‬他人のものさしに傷つかない方法(p69〜75)
他人が話す幸せと自分を比べて、あぁ私は幸せじゃないんだ普通じゃないんだと傷付いたことが私にはたくさんある。他人の目が気になるから他人と違う幸せが怖い。同じじゃないと不安。でも人それぞれ人生があるように、幸せの感じ方も人それぞれなんだと改めて気付いた。

‪✩‬a part of crew(p130〜139)
薄っぺらい人間関係の中でSNSのいいね!だけを気にして生きる。いいね!の数=自分の価値。SNSを開けば友人がいるけどその友人に何かを相談したりできない。上辺だけで綺麗な言葉だけを並べていく。私も魂をぶつけ合う人間関係が欲しい。



他人を馬鹿にしないとか、自分の魂の速度で生きるとか、幸せの感じ方も人それぞれとか、魂をぶつけ合う仲間を作るとか、当たり前のようだけどできない。でもこの作者のように、就活を辞めて旅に出ることができる人なんて、そんなにいないと思う。みんな本当は気付いているのに目を背けて“いい感じの私”を演じている。私もそうだ。きっとこの本を読んでもいい感じの私で社会の中で生きる。だから私からしたら、作者は特別だ。

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Posted by ブクログ 2016年04月21日

 勿体ねー。
 第一声はそれだった。
 第一志望のしかも最終面接まで漕ぎ着けたのに、ぶん投げてメキシコへの旅とか、ほんと、勿体ねー。
 それは筆者も分かりきっているはずだと分かるのだけれももそれでも、思ってしまう。勿体ねー。
 誰もが羨む才能や持ち札の数々。
 留学経験、インターンシップ、その他諸々...続きを読む、みなが喉から手が出るほどに欲しいそれらを持ち、持っていて、だのにパニック障害という存在のために不意にせざるを得なくなる。
 しかもそれを理解しながらも彼女はやはり人を見下しているのだな、と虚しくも思う部分まで多々ある。
 そんな憎まれ口をたたくなら、そもそもはチューターのわけのわからん問いかけなぞ無視しときゃよかったのにそれが出来ず自分にできることはなんだ?とか思い始めてぐるぐるしちまった自分をまず恨む必要があるかなぁとは。
 穿った見方だけれども。
 誰にでも蔑みの心や羨みの心はあるから、それが悪いってわけじゃない。
 ただ、それでも、ねぇ。

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Posted by ブクログ 2016年02月01日

作者は、頭はいい。過剰に教育的な母の元に育てられたから、だけでなく、もともと頭がいいんだと思う。
でも抑圧された生活に耐えられず、中3で自傷、不登校。大学は慶応義塾大学文学部卒業だが、大学には馴染めず仮面浪人。でも他人からイケてる自分でいたくて、1年間交換留学をし、世界一周の一人旅をし、NPOでボラ...続きを読むンティア活動もした。TOEICは950点。
就活なんてチョロいと思っていたけど、どこにも受からない。(大手ばかり受けてたんだろうけど)ある日、面接に向かう途中でパニック障害に陥り、就活をやめた。

副題が「メンヘラが就活で失敗したら生きるのが面白くなった」とある。パニック障害から、作者はどのように心をたてなおしたのか。


頭はいいかもしれないけど、(私には)文章は読みにくかった。
あまりに意識のままに書いていて、読者は置いてけぼりになっているようなかんじ。だけど、不思議に読み進むのは、続きが気になるからなんだろうな。

母との対決。
これがキーになるものが増えてきた気がする。

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Posted by ブクログ 2015年07月31日

こないだビレバンでなにげに選んだ文庫だったが面白かった。ちょうどcakesでコラム連載されてる方だった。

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Posted by ブクログ 2015年07月19日

表紙がかわいい。瞳に愛の文字が映っている。
愛を求めているようにもみえるし、愛を見つけたようにも見える。愛がわかりやすいものなら、苦しむ人も減るのになあ、と思ってしまう、この本にぴったりなイラストです。

アダルトチルドレン的な著者が、「普通の就職」ができなくて、のたうち苦しんで、ちょっと落ち着くと...続きを読むいう話。
この種の苦しみの沼から脱出するのにスペイン巡礼とかシェアハウスとか、こういう本を読むとか、外部にきっかけを求めてもだめで、結局自分のなかで折り合いをつけるしかないという体験談。
著者とは同世代なので、今後も大変そうだけどがんばってほしいなあと思った。

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Posted by ブクログ 2015年07月05日

文章がポエティック。でも恥ずかしくなくて、するりと入ってくる。
自分が新卒として悩むに悩んでいるので、少し前にやった「就活」、そして今眼前にある「仕事」と「社会」、救われたり更にモヤモヤしたり、迫ってくる言葉がちょこちょこありました。

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Posted by ブクログ 2015年05月09日

ところどころ好きなところはあるけど、全体的に、書きすぎかと。読んでいて考えたり感じたり味わったりするような隙間や余韻が無い気がして、それが残念。

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Posted by ブクログ 2015年05月05日

 切なかったことは分かったけれど、どのくらい辛かったかというのは、分からない。ケータイ小説にも似た、読み手が感情移入しないと分からない本であるなぁと思った。私のように距離感を持って読むタイプの人間だと「大変そうだなぁ」という保健室登校のクラスメイトを見守る気持ちになる。
 共有できる、共感できる、感...続きを読む動できる、というのは一つの癒やしの手段であり、彼女はそれをスペイン巡礼の旅で得たのだろうと思う。

 日常生活において、ささやかな幸せを感じることができて、それをともに喜ぶ人が居て、またそれが嬉しい。そういうことが出来れば、きっと楽なんだろうなぁと思った。

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Posted by ブクログ 2015年03月15日

夢見がち、自意識過剰、根拠無き優越感といった痛い思考パターン総覧の体。しかしこのような恥ずかしさを文章にして曝け出す勇気は美しい。誰しもが何か覚えがあるから、その勇気が響く。だから自傷行為や親の圧制に耐えかねての暴力の描写すら瑞々しく感じる。

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Posted by ブクログ 2015年03月12日

寺子屋塾の文庫なので、購読。

著者の文章を、等身大の言葉でつづっている。
POPな表紙と裏腹に、読んでいく中で深く考えさせられる所が何か所かあるはず。

読んでいて気分が悪くなって今う人もいるかもしれないけれど、
著者がそのままさらけ出しているからこそ。
きっと誰もが多かれ少なかれ、こうした問題を...続きを読む抱えながら生きているのだと感じた。

ここまで直球のエッセイはあまり読んだことがなかった。
現代の諸々の事象に興味がある方、
その糸口がこの中で見つかるかも?

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