吉成真由美のレビュー一覧

  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    知の巨人たちへのインタビュー集。理解の幅を広げるには良い。あと、インタビューを受けた人たちのお勧めの本が出ており、2度のお得感あり。

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    2019年02月09日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    知の巨人たちへのインタビューを中心に、現代のホットトピックスを多面的に切り取ろうと試みたシリーズの第二弾。

    トランプ政権、シンギュラリティ、環境問題。
    知の巨人たちでさえも異なる見解を示し、
    いささか混乱してしまうがその葛藤こそが深い洞察を生む。

    インゲルス氏の章が特に印象深かった。建設という枠組みの中でアートとサイエンス、エンジニアリングが融合していくのだが
    それは建設に限らず、様々な領域で起こっていることだ。
    この本で得られたものを通しあらためて世の中を見てみると、また違った考えをもつきっかけになりそうである。

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    2018年09月05日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    その道を究め、そして広く世界的な問題についても発言をしている著名人に「人類の未来」についてインタビューをしたもの。インタビュワー・編者はNHKの吉成さん。
    インタビューを行ったのは次の五人。

    ・ノーム・チョムスキー「トランプ政権と民主主義のゆくえ」
    ・レイ・カーツワイル「シンギュラリティは本当に近いのか?」
    ・マーティン・ウルフ「グローバリゼーションと世界経済のゆくえ」
    ・ビャルケ・インゲルス「都市とライフスタイルのゆくえ」
    ・フリーマン・ダイソン「気候変動モデル懐疑論」

    面白いのは、各人が結論が出ていない大きな論点に対して明確な意見を持っていることだ。
    特にシンギュラリティや気候変動につ

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    2018年08月19日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    インパク知6・4
    かかった時間140分

    それぞれの分野で先端を行く5人の知識人に、人類の未来について問うたインタビュー集。いくつかの、踏み込みきれなかった質問や、相手に躱された質問があるようだが、各分野の現状を整理して質問を重ねる吉成真由美と、インタビュイーたちのやりとりはエキサイティングで、(ときどきわからないところはあったものの)面白かった。

    チョムスキー
    トランプと民主主義についての話。「正義」は王者が独占する、ということと、シンギュラリティへの楽観的な姿勢(人間の優越性は変わらない)。

    レイ・カーツワイル
    シンギュラリティの話。ポストヒューマン、人間のバックアップ。サイエンスフィ

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    2018年04月04日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    (途中memo・雑考、整理前)

    シンギュラリティ、ニューエイジ、サイバーパンクの夢:
    シンギュラリティの論をすすめると、やたらとバカ扱いのニューエイジの夢がちらつく。


    物理的に足りなくなった大脳新皮質が外側へ拡大していくときに、スマートフォンやインターネットを通じ、点データをつないだネットワーキングやクラスタリングは爆発的に線形を飛び出し、指数関数的に拡張してゆく。
    そして、バラバラの個というよりは、さざ波のようにおしてはかえす、人間、動物、生物の行動パターンや自然を観るとき、これら現象は、先人たちが追い求めた真理(神)の方程式のようなもの、本書にも断片的に述べられたωポイントへ向かう

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    2018年01月30日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    ・「宗教というものは、われわれの知性がまだ黎明期にあったころの残滓であって、われわれが理性とサイエンスをガイドラインとして採用するようになれば、消滅する」(ラッセル)
    ・「私の所属する教会では、神を信じる人もいるし、そうでない人もいます。それはどうでもいい。教会に所属する際、何を信じているかを聞かれることはありません。」(ダイソン)

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    2018年01月28日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    やっと読み終えた。
    2ヶ月かかったんじゃないかな?
    今年最後の読書になりそう(笑)

    すごく良いこと書いてあるし、何かを成し遂げた人の言葉はやっぱり深いなぁ、と思いつつ。。。

    インタビュアの人も、インタビュー受ける人達も頭良すぎ。
    天上人の会話や思考方法を知るにはいい本かも。

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    2017年12月21日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    ノーム・チョムスキー、レイ・カーツワイル、マーティン・ウルフ、ビャルケ・インゲルス、フリーマン・ダイソンの世界を牽引する5人の偉人たちへのインタビュー記事だった。
    近い将来シンギュラリティーに到達してポストヒューマンの時代がやってくると言っているカーツワイルが、AIが囲碁のプロ棋士を破る時期を的確に当てたと、羽生さんの著書「人工知能の核心」で読んだ記憶がある程度で、ほとんど知らない人ばかりだった。
    しかし、世界的に有名な人たちであるだけに、しっかりとした芯を持っており、学ぶことが多かった。
    慣れない分野の知識であるだけに自分で言語化できるレベルにはなっていないが、普段はあまり触れることのない政

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    2017年10月08日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    世界で繁栄した国々は括目すべきことに、すべて民主主義国家であると指摘されていましたが、繁栄した国の筆頭がアメリカであるのなら民主主義の限界が現れてきたような気がします。100年後、200年後は私たちが想像もできないような、新しい主義に基づく国家運営がなされているのでしょうか。

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    2017年09月09日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    インタビューの端々に初めて知ることが満載。ネットで調べながら、ようやく付いていく感じだが、大いに知的な刺激を受けた。たまにはこういったことも考えねばという気になる。。

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    2017年08月16日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    国際関係、グローバル経済、テクノロジーから建築や気候変動モデルまで、ノーム・チョムスキー、レイ・カーツワイルなど5人の識者へのインタビューで構成された現状分析からの未来展望、温暖化やシンギュラリティなどその見解に識者の間でも見解が違うのが興味深いところです。と言いつつもこれで未来の方向性をはっきりと打ち出しているわけでもなく、分かったのは先の見えない不確実性の時代であるということ、努々分かりやすい物語で感情に訴えて来るやつを信用してはいけない、丹念に事実を拾い集めて自分で考えるしかないのだな。

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    2017年07月30日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    ノーム・チョムスキー、レイ・カーツワイル、マーティン・ウルフ、ビャルケ・インゲルス、フリーマン・ダイソン。
    「5人に共通しているのは、複雑な系に対して、それが気候であれ経済であれ政治であれ、各人とても謙虚な姿勢であるということだ。シンプルなわかりやすいストーリーはすぐに熱狂的に広まるけれども、おそらく一つとして真実ではない。アリが象を斜め切りするなどそう簡単にできるものではないことを、とてもよくわかっているからだ。」吉成真由美氏

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    2017年07月23日
  • 人類の未来 AI、経済、民主主義

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    知の逆転、知の英断からの3作目。
    民主主義について-ノーム・チョムスキー
    AIについて-レイ・カーチワイル
    世界経済の行方-マーティン・ウルフ
    都市建築-ビャルケ・インゲルス
    気候変動-フリーマン・ダイソン
    それぞれ読みやすく、興味をひく話でした。
    前作までも含めて、インタビューの吉成氏が
    とてもかっこよいと思います。
    どんな話題にも、内容に対しても質問や応答ができるのが
    信じられないくらいすごいと思います。

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    2017年05月27日
  • 進化とは何か ドーキンス博士の特別講義

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    ドーキンスのレクチャーを書籍化したもの。
    豊富な実験で、レクチャーが分かりやすく説得力のあるものになっています。
    動画で見たいですね。

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    2016年03月13日
  • 進化とは何か ドーキンス博士の特別講義

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    英国王立研究所で、電磁気学・電気化学の研究で有名なマイケル・ファラデーが1825年に始めた“クリスマス・レクチャー”において、現在最も注目される進化生物学者のひとりリチャード・ドーキンスが『宇宙で成長する』と題して、1991年から5回に亘って行ったレクチャーの内容を編集・邦訳したもの。
    ドーキンスは、ダーウィンの思想的後継者とも言われる学者であるが、本レクチャーの中で、様々な実験・実例を使って、進化の問題を考える上で最も重要な以下のようなポイントについて、易しく見事に説明している。
    ◆現存する生物の進化のためには長い時間が必要であったが、人間にその長さがイメージできないだけで、実際にはそれに十

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    2016年01月11日
  • 進化とは何か ドーキンス博士の特別講義

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    「利己的な遺伝子」の著者リチャード・ドーキンスが1991年に英国王立研究所で行った、子どもたちを対象とした「進化」についてのレクチャーと著者へのインタビューをまとめた一冊。進化論と科学への啓発で、分かりやすくて面白い。しかし、「私たちは、DNAがひたすら同じDNAのコピーを作るために組み立てられた機械なのです」というメッセージは、おそらくそれが事実なのだろうが、特に子どもにはショッキングな内容で、レクチャーの中でケアが必要な気がする。

    このメッセージの解釈は人それぞれだと思うが、我々人間は生きる意味や目的を求めてしまう生き物である。しかし、デザイノイド(デザインされたように見える物体)である

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    2015年12月08日
  • 進化とは何か ドーキンス博士の特別講義

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    2015/09/08

    創造説を切る所が面白かった

    目 翼

    単純な目でもないよりは便利

    不可能な山に登る
    ※下れない

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    2018年09月08日
  • 進化とは何か ドーキンス博士の特別講義

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    科学的であることが何よりも重要、そんな著者の思いを込めてダーウィンの進化論をとても分かりやすく(元々子供向けののレクチャーを書籍にした)解説し、返す刀で神秘体験なども切る科学の啓蒙書です。終章のインタビューでAIDSに耐性をもった遺伝子がアフリカで見つかったとの話には驚きました。人類は今も進化している!

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    2015年08月09日
  • 進化とは何か ドーキンス博士の特別講義

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    「利己的な遺伝子」などの著書で知られる世界的な生物学者であり、また徹底した無神論者としても知られる著者が、「宇宙の中で進化すること」をテーマに子供たちのために行った特別レクチャーの内容を収録した講義録。

    ダーウィンの進化論をベースとして、生物の遺伝子が自己複製するために、「自然選択」や「自促型共進化」と呼ばれるプロセスによって、人知を超えた長い年月をかけて、“乗り物”である生物を漸進的に進化させてきたことを、豊富な実演を取り入れた講義によって分かりやすく伝えている。

    そのような進化の産物である人間の脳が、進化の時間軸でみれば“つい最近の出来事”として「目的」をもつようになり、宇宙の謎の解明

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    2015年06月08日
  • 進化とは何か ドーキンス博士の特別講義

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    電磁気学を作ったマイケル・ファラデーは1825年に英国王立研究所で「子供達のためのクリスマスレクチャー」というものを始め、これが伝統化して今日につながる。本書はそのクリスマスレクチャの1991年、「利己的な遺伝子」で有名なリチャード・ドーキンスが担当した回の内容を文字化したものである。

    物質や生命の進化、特に生命の"不可能な山"を漸進的に登っていくメカニズムとその無目的性(本書ではそれを「デザインされた物」と「デザイノイド」との違いで解説している)について、子供でも分かるように多数の実例を用いて解説をしてくれている。

    最終章では、人間と他の生物の違いについて特に詳しく解

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    2015年04月05日